***吉井和哉的日常生活***

アリ地獄に嵌って14年半 吉井和哉のない生活は、たぶん考えられない

絶景@黒斑山

2013-10-29 23:20:18 | 美味しい話とか旅の話とか

 

 

本日は日帰りで山登り。

登ったのは群馬県と長野県の境に位置する浅間山、

が見渡せる黒斑(くろふ)山です(笑)

 


黒斑山は浅間の真西なので、朝は浅間が陰になってしまうため
出発は遅めの午前6時。


上信越の小諸インターを降りて軽井沢方面に向かい、北上。

 

行く路の風景は少し秋色といった感じ。

 

鮮やかな楓は菱野温泉のあたり。

 

 

高度を上げると落葉松(からまつ)の黄葉が見頃になってました。

 

落葉松の斜面、とってもキレイです。

 

8時20分 黒坂峠到着。
車は高峰高原ビジターセンターに駐車。
若者グループが準備運動ののち記念写真を撮ってました。なんか可愛い。
若いと何やっても可愛いのよね(笑)


お天気はこの時点で薄曇り。
午前9時から12時までは晴れという予報が当たることを期待して出発。

 

登山口。
コースは表、中、裏の3コースがありまして、往きは展望が良いという表コースを歩きます。

 

石の間を埋めるように積もっているのは落葉松の葉っぱ。
フカフカで気持ちいいです。

 

シラタマの木の実がたくさん。
この実が生っているところは微かにハッカの香りがします。
色もハッカっぽいですね。

 

マイヅルソウの実。
秋の山道ではお馴染みになりました。

 

黄葉がキレイです。小さめの松ぼっくりも可愛い。

青空も見えてきました(嬉)

 

 

後ろを振り返ると、山肌にはアサマ2000スキー場、その奥に東篭ノ登山、右は水ノ塔山、
遠くにうっすら北アルプスが見えます。

 

ズーム

左から(たぶん)爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳。
違ってたらゴメンナサイ(汗)

 

これ、ちょっと熊に見えません?名付けて『みどりだモン』(笑)

 

初めて使ってみたハイドレーションは、歩みを止めることなくスムーズに給水できて、
かなりの優れもの。

でも、そのため小休憩なしの登りとなり、これが私には結構キツイ(汗)

 

そんな時、



斜面の向こうに浅間山が見え、「おおっ浅間だーーー!」

浅間は雲に隠れちゃってるかもと思ってたので、見えたときはめっちゃ嬉しかった~。

俄然、足取りが軽くなります(笑)

 

こちらは槍ヶ鞘のシェルター。
浅間山は活火山ですもんね。
シェルターが必要になったら怖いだろうな~。


登山道は中盤以降、霜が融けてぬかるんでいるところが多かったです。

 

シェルターから少し行くと、急に視界が開け、

 

浅間山がズォーーーーーーーーーン!

『赤ゾレの頭』到着です!


いやぁ、なんていうんでしょうか、この景色は。


見た瞬間鳥肌が立ちました。

 

 

少し右に視点をずらすと

 

こんな感じ。

浅間山の威容と広がり、荒々しさが半端無い。

ホントにもう、写真で表現できないのが悔しい!

超広角レンズが欲しい!←そういう問題じゃないと思うw

 


移動するのがもったいないように感じて、
登ってきた人達の歓声を聞きながら、この場所には20分くらいいたでしょうか。

 

※正面に見えるのは、正確には前掛山なんですけど、
 浅間山の一部という捉え方で、浅間山と書かせてもらいます。

 

 

左の登山道を上りきったところが『トーミの頭』

トーミというのは遠見から来てるんでしょうかね。
ちょっと『トーマの心臓』っぽいと思ったのは私だけ、だろうな(汗)

先の赤ゾレは、ゾレは崩壊地用語の1つで、赤っぽく崩壊した土地、
ということかと思われます。

 

トーミの頭までは、上を見れば立木と青空のコントラストがとても綺麗で、

 

下を覗き込めば、日だまりの落葉松林が溜息が出るほど美しい。

 

トーミの頭到着。

この時、浅間山はガスで覆われてしまいましたが、足元から300m下に広がる湯の平高原が、
これまた素晴らしい眺め。

落葉松の黄葉が最盛期の時は、金色と緑のさぞや美しい光景を見せてくれるんでしょうね。

左に連なるのは外輪山の蛇骨岳、仙人岳、鋸岳。
この黒斑山は外輪山の最高峰(2404m)になります。

 

大好物のスポットライト。たまらんです(笑)

 

ガスがかかる風景もまた綺麗だわ~。

 

 

黒斑山山頂に行く前に、湯の平へ繋がる草すべりの道を下ります。

 

草すべりの途中から。
ちょっと下から見上げる浅間はますます雄大で本当に素晴らしい。

この草すべりからの風景は山渓に出ていたものでして、
記事ではもっと下からの、それはそれは美しい写真が出ていたんですが、
登りを考えてここまでにした軟弱ものです(汗)


ちなみに、ワタクシ今日は山スカート風なものを穿きまして、
ちょっと山ガール気分でいたのですが、ダンナはその山スカートを見て、
「丁稚小僧の前掛けみたいだ」なんて言いやがりました(怒)


しっかし、山で行き会う女性って(男性もだけど)、みんなお肉がついてないんですよね。
私みたいなズングリ体型は滅多にいません。

20年前の体重(今より10kg少)に戻れたら、登りもずいぶん楽になるだろうな~
と虚しい妄想をしたりして。


 

 

これはノコンギクの綿毛、かな。まん丸で可愛いの。

 

 

お昼は山頂の少し手前で。

結構な寒さの中で食べたのは、辛いスープにおにぎり投入というお手軽ランチ。
これがやたら美味しかったです。

コーヒーも飲みたかったけど、ハイドレーションで調子こいて水分をとりすぎ、
トイレがやばそうだったので断念。
この時季は汗もかかないですしね、次回は水分控えめにしようと思いましたです(汗)

 

お昼を食べた場所では、

クロマメの木と、

 

コケモモ、どちらも実がた~くさん生っていました。
ガスが出て展望は良くなかったですが、こんな可愛い実を眺めながらのお山ランチ、
最高ッス♪

 

 

しばしの休憩後、山頂へ。

浅間山もガスで覆われていたし、人もたくさんいたので、

 

色づいたクロマメの木越しに湯の平を眺めただけで、下山。

 
復路は、トーミの頭と赤ゾレの頭の中間地点から分岐している中コースを歩きました。

 

中コースは、途中、平たく割れた石が浮き石になっている箇所も有りもありましたが
全般になだらかで、歩きやすかったです。

 

あまり良くないと言われる景色も、

 

 

こんなカンジでなかなかgoodです。

ただ、あの赤ゾレの頭の感動が味わえないので、往きはやっぱり表コースかなと。

 

本当にあの景色は感動的でした。

結構長く生きてるけど、感動しちゃう風景がまだまだあるもんなんだなって
嬉しくなりましたわ。


 

 

帰り道、往きに見かけた菱野温泉の常盤館という旅館で日帰り入浴@1,000円

 

なんと、敷地内に私設登山電車有り。
これに乗って展望露天風呂に行くんです。凄くないですか?
最初1,000円はちょっと高くない?と思ったけど納得(笑)

乗車時間1分半の登山電車旅。あっという間だけど楽しいです(笑)

 

こちらが展望露天風呂の『雲の助』

天気が良ければ八ヶ岳の山並みが見渡せるそうです。


ぬるめのお湯が歩き疲れたカラダに心地よかった~。

 

 

湯上がりにジュース@300円


なんてことないジュースが、何故こんなに美味しいか(笑)

 


いい1日でありました。