楽しみにしていたチャン・ジン監督の韓国映画娯楽講座。
9月8日(土)12:00~14:00
チャン・ジン「舞台と映画の親密な関係」
これまで3回ぐらい参加したシネマート塾のお気軽な雰囲気とは違って、参加者の大半が前日の舞台挨拶に参加しているし(自分も含む)、内容もチャン・ジン監督ご本人、監督の作品、監督のお仲間についての事前知識を前提としていて、とにかく、みなさんの「気合い」が違うような・・・。ふらっと立ち寄った人が聴いても、全然わからないですね、きっと・・・。
小さな会場だったおかげで、監督の反応やしぐさ、表情が良く見えて、密度の濃い内容で楽しかったです。
みなさんの気合いに負けじと、メモ取りしようと思いましたが、途中で挫折。すでに的確なレポがあちこちであがっているようなので、気になったことだけメモ・・・
「映画は監督のもの」
シナリオだけを提供するというような部分的な映画への関わり方は、あまり気が進まないようで、「映画は監督のもの」なので、他の監督にあわせてシナリオを書くのはツライ(イヤ?・笑)とか。
リハーサルの段階での役者などからの提言を採用することはあるけれど、それは、一旦テキストにしてリハーサルを経たものでなければ、撮影現場でのアドリブは一切認めないという方針だそうで、とても緻密な計算に基づいているのですね。
確か、某TV番組で北野武が同じように、「映画は監督のもの」と言い切っていましたが、そのときは、役者は監督に口出しすべきでないという意味でしたが・・・。
顔出し(今回監督が覚えた日本語かもしれない・笑)
監督ご自身が作品に登場する最大の理由は、制作費削減であって、ギャラもないそうです。『拍手する時に去れ』は気に入っていないので、出演する部分をカットして声だけ出演だったそうです。あらま、気に入っていないのですね。
でも『小さな恋のステップ』は好きな作品だそうで、自ら進んで出演したかったそうですが、最初から監督が出るっていうもの考えものだと思ったけれど、それでもオファーした俳優のスケジュールの都合が合わないといいなと期待していたら、上手い具合に合わなくて、めでたくご出演の運びになったとか・・・ そんな、遠まわしに気を遣わなくても、きっと監督が出たがっていることに周囲は気付いていたと思うのですが・・・(笑)
『偉大な系譜』には、カメオ出演がないのは、お気に入りではない作品なのでしょうか~
余談ながら、監督の来日を記念してか、『小さな恋のステップ』は、今月Mnetにて放送予定。
9月16日(日)23:00~25:00
9月19日(水)25:00~27:00
9月20日(木)15:00~17:00
演劇か、映画か
「トンマッコル~」は、当初から映画にしようと思って温めていたものだったそうですが、2002年12月LGセンター公演用の演劇のシナリオがどうしても書けず、タイムリミットが迫り、もう訴訟も覚悟していた頃、江原道に行き、それまで映画用に温めていた「トンマッコル~」を演劇用に書き下ろそうと決めたそうです。演劇で上演されずに映画用に書き下ろされていたら、あの映画は、Directed by チャン・ジンのクレジットだったのでしょうか。その場合のキャスティングは、どういう顔ぶれだったのかとかあれこれ想像してしまいます。
演劇か映画か・・・ この質問に答えるのもうんざりしているかもしれません。そして、やっぱり演劇がお好き。映画監督より、劇作家でありたいのでしょうか・・・。
拍手する時に去る?
確実にあと3作は撮る予定で、その後は演劇に専念される予定だとか。韓国映画界のエースは、地で「拍手する時に去る」つもりなのでしょうか。
作品のすべてに愛着はあるけれど、過去に固執するのはお好きではないようで、ひとたび作品が公開されると、スチール写真やら資料も、一切、手元に置かないそうで、すぐに次の作品に向けて走るという、切り替えの早さもずばぬけています。
ジェヨンとの親密な関係
ファッションセンスゼロで着ている服は協賛服、できる運動は腕立て伏せと縄跳び、長い付き合いの中で食事代をジェヨンが支払った記憶はすべて残るほど数少ない、とさんざんなダメ出しをしておきながら・・・。シナリオでアテ書きはしないが、「アテ書きすると、主演はすべてチョン・ジェヨンになる」そうで、この一言は、ダメ出しのすべてを愛(?)に変えてしまうほどのインパクトがありました。「オファーした俳優からどれだけ断られても、私には最終的にチョン・ジェヨンがいる」と某記事でも公言なさっていましたから、このお2人の絶対的な信頼関係にはだれも割って入る隙間もありません(笑)。
シナリオを書く早さでは誰にも負けない・・・
野球では、イ・スンヨプとキャッチボールをして肩を壊すまではエースだった・・・
ファッションにももちろん気を配っている(韓国で有名なデザイナーもの。アンドレ先生ではないことは確かみたい。チャ・スンウォンのお知り合いデザイナー)・・・
そして、ジャンケンだって自信がある・・・
でも、ジャンケン、勝っちゃっいました @監督vs受講者 4枚のサイン色紙争奪戦
サイン色紙をいただけたこと以上に、ジャンケンに勝ったことが嬉しいワタシ・・・
本気であと3作で映画界から身を引くのかどうかわかりませんが、日本でのこうしたイベントが次にあるのかどうかもわからないし、やっぱり色紙は額にでも入れて飾っておこうと思いました。「撮った映画が好評でシリーズ化されることになったらどうしよう」と、ご心配されていましたが(笑)、引くに引けなくなっても、誰からもブーイングは出ないでしょうし、むしろ歓迎されると思われます。
私はやっぱり一番気になるのが、あと3作で映画界から引退というお話です。うちでも冗談めかして書きましたが、正直言ってチャン・ジン監督のお陰で韓国映画の泥沼にはまり込んだ者としてはかなりショックを受けております。拍手する時に去れ・・・うう。とりあえず、今は考えないようにしたいと思います。
ジェヨンとハギュンペンのunaと申します。
ジェヨンへの愛が溢れるlotusrubyさんの文章がおもしろくて、以前からちょくちょくおジャマさせていただいていました。
「自分はじゃんけん強いよ」と豪語していらっしゃった監督とのじゃんけんに勝ったとの記事を読み、記念に?コメントさせていただきます。
私も舞台挨拶の回とシネマート塾に行きました。
チャンジン監督、集まったファンの空気を読んだのか、ジェヨン&ハギュンら俳優陣の小ネタや、嫁のよいところや子どもが生まれることまで、作品の話以外にもサービス満点でしたね。
詳細なレポありがとうございます。
ジェヨンが服装に無頓着なのは、もとがいいから何を着ても素敵に見えちゃうのよと勝手に好意的に見ていましたが、監督に得意げに言われてしまうほどケチとは、なんとなくショックでした。
蓄えたお金をどこに使っているのか気になります。
子どもの養育費とか家のローンとかで奥さんにがっちり管理されているのでしょうか。。。
それではまたおじゃまさせて下さい。
私も両日行きましたが、もう興奮しきって半分位忘れているような…。自分もレポらしきものを書きましたが、なんだかなぁ~な内容となってしまいました。(恥)
ので、lotusrubyさんのレポを心待ちしてましたョ。
「そう、そう!そんなことを言ってたなぁ~」と、少しずつ思い出せました。 ありがとうございます。
あと3作品で映画界から引退、私はあまり信じてません。演劇をしばらくやられたら、また映画をやりたくなられるのではないかと思っているので~。(どうでしょうね?)
サインGET、おめでとうございます!
あの四人の中のお一人だったんですね。
会場の中をキョロキョロして、どの方かなぁと気にはなっていたのですが、あの四人の中におられたとはビックリしました。
自分のブログにも書きましたが、「カン・チョルジュン」の内容について質問したのは私でした~。 どうしても知りたかったので書きましたが、まさか採用されるとは…。
じゃんけんは一回戦敗退でしたが、質問を答えていただけたのでとても嬉しかったです
それもジェヨンへの愛ゆえか(笑)
私は初ジンさまでしたが、ますますジンさまの映画や、
ジェヨン、ハギュンなどの師団の俳優さんに愛着を感じた1日でした。
韓国でもこれほど時間を割いて話すことはあまりないでしょうから、
あちらのペンの方々も羨ましかったのではないかなー?
>力の抜け具合
確かに、字は体を表すとも言いますし(笑)、何気にバランスに配慮して書かれているところも、ジン様「らしさ」がうかがわれます。
>つまらないところにハラハラしながら
Marioさん、それは恋人を見つめる視線だと思います。やはり愛の深さが違います。私は、ジン様特有のマイクさばきを生で見られてひとりでウケていました。
>かなりショック
・・・ですね。私なぞは遅ればせながらジン様の魅力に気付いたものですから、「最後の」って聞いたときは、そ、そんなー、と置いてきぼりを食らった感じです。まぁ、いつも先へ先へと行かれる方ですからね~。当面、考えないようにしましょう
>もとがいいから何を着ても素敵
まさしく、おっしゃる通り(笑)。たま~にジェヨンがオシャレな姿で登場すると、「おおーーっ」と感慨もひとしおで、盛り上がるので、それはそれでいいのです。
監督も半分本気、半分冗談みたいに話をされるので、話半分としても、まぁ、妻子持ちですからケチでも許してあげてください。
>映画界から引退、私はあまり信じてません
「シリーズ化されたらどうしよう」と、おっしゃってましたから、残られる可能性はあるかもしれませんね。才能のある方ですから、映画界が放っておかないと思うのですが、こればかりは見守るしか・・・
>それもジェヨンへの愛ゆえか
そういうことにしておいてください
あちらでは超人気スター監督ですから、こうしたイベントを企画したとしても、まずこんな小規模ではないだろうし、映画ファンが殺到しますよね。今回のように密着感のあるイベントは満足です。ジン様って凡人じゃないわ~と、あらためて思いました。
内容が充実していて楽しかったですね。
もっと色々お聞きしたかったです。
監督の話し方は、作品のテンポにも似た飄々とした感じでしたが、すごく知的な印象を受けました。
「今後映画を3作撮った後は、演劇に専念するつもり」という話は、ちょっと残念。スローペースでも良いから映画も是非製作して欲しいです!!(台詞が重要な監督の作品、演劇はハードルが高すぎます...)
色紙ゲットおめでとうございます
私は、じゃんけん大会など、慣れていなくてちょっと恥ずかしかったです。2回戦は、結構良いところまで残ってしまって...サインは見てみたかったけど、座れて何だかほっとしました。
確か「神々しき系譜」での監督出演シーンはK監督(KnJのK)にばっさりカットされたと言ってました。
「息子」は出演シーンがなかったと思います(3回も観たから間違いない)。