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チェックCD・・あれこれ・・・(再掲載2)

2023年09月20日 | CDの事

チェックCDという・・・

う~~ん。

こう書くと、間違われるな。

メンテナンス後のチェックCDというものがあり、

大雑把に書くと

読み取り能力の判定に使うのは、CDR

ちょっと、傷のあるCD

反射膜(フィルム定着)の悪い?劣る?CD

と、まあ3種類くらいがある。

そして、そのチェックに合格?すると、

いよいよ、

細かな音についてのチェックが入る。

ところが・・・そのCDの中で

最近、めっきり出番がすくなくなったのが、

パイレーツ・オブ・カリビアン。

これは、オーケストラ的な音でもあるが

そのCDでチェックしてきたのは

最初近辺の音。

ちんちろりん、ちんちろりん

という、静かな音が長くつづくのだけど

この音の最初の導入部分がわかるかどうか。

後ろ側の静寂が「無音」であるかどうか。

そして、ずっと先細りになって続いていく音を

きちんと分離しながら、最後まで鳴らせるかどうか。

他、尺八?のような響きが入っているんだけど、

その息遣いがみえるかどうか・・

尺八の胴の太さが見えてくるような響きの的確さ・・・

ところが、どうしたわけか、最近、このCDをあまり使わなくなった。

 

技術があがってきたせいで、

これらはもう当然出る。

と、いう段階になってしまったのかもしれない。

このCDと入れ替わったのが

久石譲のアニメージュ。

何曲目か忘れたけど

波状するような高い音が出る。

このトーンをおとさず、成分をなくさず

波状一歩手前のところで音を作る。

へたなアンプだったりすると

トーンダウンとか、いわゆるフィルター機構(抵抗というか・・・)により、

聴いた感じでは

楽に音を出してしまうように聞こえる。

心地よい高音の切れ味・鋭さがなりをひそめ

歌手でいえば、出しきれないので

オクターブを下げて歌うみたいな

非常に平易な音になってしまう部分がある。

それを高音のまま、波状させず、成分が出てくるようにつくると

奇妙なことに

快感になるwwww

こんな音はめったにないので、

そこまでスポイルする必要はないのだろうけど

実際のところ、普通のCDの中にでも

それはある。

ほんの瞬間、突入してくる音。

例えば、吃音、ざじずぜぞ音、

この音の成分に波状する高音が入っていることがある。

よく、それらが耳につく・・という言い方をされる。

ところが、この吃音やざじずぜぞ音のなかには、

まだ、心地よさをうむ成分も入っている。

それを鋭いままにひきだしていくためにも

やはり、スポイルする必要が出てくる。

 

単純に滑らかに音を通させるのではないで、

鋭さを持ちながら、滑らかに透る・・という矛盾した音が出てくる。

 

この余裕能力のために

アニメ―ジュが必要になっているとも思う(他にもあると思うが・・・)

そして、相変わらず君臨しているのが

マライア・キャリーのクリスマスソング。

これは、臨場感とか、実在感とか、距離感

声の中のビブラート、、バックコーラスの声質の違い(何人いるか、判るとか・・)

これらをきちんと表現できているかのチェックだと思われる。

(むろん、他にもある)

だいたい、アニメージュ・クリスマスソングをこなしきれていたら

あとは、もうどこまでのレベルになっているかのチェックなので、

ある意味、もう完成形なのである。

そして、どこまでのレベルかということになると

桑田君のCD

彼の音楽(楽器・録音)と声質は

かなり深いものがあり

うっかりすると、それらの深さが見えない。

完成形であってさえ、

表現しきれないときがある。

最も、表現しきれているものをきかないと

表現しきれていないことには気が付けない。

表現しきれていなくても、完成形は

かなりの出来栄えになっているから。

それで、頂上だと思ってしまう。

 

逆に言えば、素の状態の機器を

桑田君でチェックすると

その機器の素姓の良しあしが見えてくる。

ある程度、こなしていれば

音質改善などでもっと表現できるようになる。

 

そのせいか?最終形のあとで

逆に、桑田君がかからないことがある。

充分にできている。と思われても

桑田君を縦横無尽に表現できないかもしれないが

それ以上、手を尽くせない。

あるいは、

それ以上をもとめるのなら、

システム全体から変えていくしかない場合。

その機器の個性が十分に引き出せてると判断できる場合。

つまり、桑田君はチェックCDではなく

評価CDに近いものである。

 

あえて、評価にさらさない場合もある。

*****

今回あるCDPで桑田くんをかけてみた。

やはり、6LTD- blueのような深みは出ない。

だが、その機器の個性は十分に出ている。

この違いは、やはり

マルチビットとビットストリームという

根本的な表現形態の違いで

劣るというたぐいではないと思えた。


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