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蛸になれ♪  (再掲載3)

2023年10月17日 | CDの事

B226Sのファーストインプレが届いた。

代理のブログでの前評価はよんでいただいていたようで、

期待感、いっそう、高めたと思う。

だが、その期待感は、

現実にその音を聴くと

「感激」「感動」となり、

まさか、音質改善他で、ここまでの音になるとは

と、言うことだったようだ。

例のごとく、無断借用(ごめんなさい)

*****

B226Sが届き、すぐに電源を入れて、ベスニールセン・チャップマンを聞いたとき、「これ、ほんとに私のルボックス」

と疑いたくなりました。まるで、別物のような音で、一音一音が際立っていて、驚きというか感動というか

とにかく、高橋さんに「感謝」です。

その後、終日、リンダロンシュタットやアーロンネビルなど持っているCDを聞いて感じたことは、オーバーホールに

出してよかったという気持ちと、「高橋様、本当にありがとうございます」という感謝の気持ちだけです。

CDPをオーバーホールと音質改善だけで、これだけ、音が良くなるとは思いませんでした。

 それにしても、ルボックスの音は、何度も言うようですがすごく感動でした。

******

このインプレのあとに、

先日書いたノラ・ジョーンズのハイブリッド版についての話がありました。

それによると、

以前は、ハイブリッド盤が聴けたのに

メンテナンス後に聴けなくなった。

音が出ない。認識しない。と、言うことでしたので、

いろいろな要因はあるとおもうのですが・・・

代理、まず、高橋に質問。

続いて、メンテナンス履歴を読む。

と、原因と思われるものが出てきました。

なんと、CDM-1を無茶苦茶な調整にしてあったのを

正常値に戻していたのです。

 

水道の水で考えていただいても判るのですが

蛇口を上に向けていると考えます。

ここから、一定の定格の水量で、

蛇口の上方に置いたものに(この場合、水がレーザーで、蛇口の上に置いたものがCDです)

水をあてていくと、きれいに水がなでるようにかかっていきます。

ところが、無茶苦茶の水量を一気に出しますと

勢いよく、一点に水がかかります。

敵は(え?)レーザーですから

CDの奥深くまで届くでしょう。

 

つまり、原理(たいそうやわ~~~)としては、

こういう仕組みでハイブリッドの二重構造を読んでいたと思われます。

ところが、これをやると、

タンクにある水が、一気になくなってしまうわけです。

緩やかになぞるような水はトレースの適正量で、

これにより、タンクの水は10年20年ともつわけですが、

一気にだすと、下手すると、1年もしないうちに

ピックアップが壊れます。

そして、他のところへの負荷もかかり、

全体的に壊れる可能性もなきにしもあらず。

 

ハイブリットでもよみとっていただろうし

普通のCDも読み取っていただろうと思いますが

本来、ハイブリットでも、

昔のCDPは、読み取ることができません。

WADIAは、ピックアップの性能がよいということもあり

WADIA で読み取ることができるものと

読み取れないものが出てきますが

このハイブリットを同じCDM-1であるマイクロで確認したところ

読み取れませんでした。

どういう機構なのかわかりませんが

ある時を境にして

ハイブリットでも読めるCDPと読めないCDPがあるように思います。

 

で、実際のSACD当たりの音をきいてみると

作られた音・・

不自然な音というべきか、

距離感も空気感も臨場感も響きもほぼ、なく

音圧とフラット性の良さで

「きれい」に音がなっているだけで

情感に訴えてくるものがないのですね。

おそらく、ルボックスのもともとの音質で

ハイブリットの音を鳴らせていたというところがあり、

今回のメンテナンスで

もっと、すごい活きた音になっているので

それで、ハイブリットを聴いたら

もっと、良いWWW

わくわくしながらかけてみたら、鳴らない。

代理もすでにならないことがあるとハイブリッド?のことは書いていたし

普通のCDであれほどの音を出すのだから

変なことになっているわけではないと思われただろう。

おそらく、

以前に聴けたハイブリッドの音がルボックスのアナログ色?にマッチしていて

かなり良い雰囲気を出していたのではないかと思える。

 

ところが、代理の聴いたのはCDで

変なアレンジにヴォーカル大きすぎという

魅力のないもので、

空気感とか実在感がなにか程遠い。

つまり、CDの音を忠実に表現しだすと

CDの録音技術他がみえてきてしまう。

この結果、ノラはう~~ん、ちょっとね・・

(フアンの皆様、ごめんなさい)

代理も思わず、ひょっとしてハイブリッドで、

6め、が、ストライキ起こしたせいかと思って、

CDを確認した。

原因はCD だった。

 

そのことから考えてしまったのだけど、

良いSACD で聴けば、

ルボックスみたいな?それに近い音が出るのではないかと思われたのではないだろうか?

 

残念なことに、

SACDはいろんな事情があって

(ここは企業秘密)

臨場感やら空気感やら、響きやら、実在感がでない。

非常に緻密で奇麗なフラット性の高い音がでるが、

音の成分がデジタルなのだと思う。

たとえて言えば、アナログのように、いろんな背景・立地を音の中に醸しだしてこない。

 

厳しいことだが、

今のルボックスがもしもハイブリットを読めたとしても

その音にがっがりさせられると思う。

あるCD の中の情報が、そんな程度なのだということを

認めるのは、悲しいことだと思う。

実際、今までの音質改善でも

MCD7000当たりだったと思うが

覚悟していたが、録音の悪いCDは聴けなくなってしまった。

良いCDを探さなきゃならない。

と、おっしゃっていたこともあったし

当方でも、blue化以降

高橋のCD 庫から

代理の甘いシステムに100枚ほどのCDが下げ渡された。

 

いくらCDPが良くなっても

元のCDが、悪いということは、どうしようもない。

これを何とか聞こうと思うのなら

不自然で、臨場感のない

音をきれいにトレースするだけの

SACDあたりに変更するしかない。

 

だが、一度、感動を与えるほどの音

情感を揺さぶる音

自然で空気感がある音をきいてしまうと

SACDあたりの音では、納得できなくなってしまう。

 

どうすればよいか。

良いCDを探す。

いろいろなジャンルを聴いてみる。

自分の触手を広げる。

すると、

良い音のCDはある。

 

100枚ほどなくなったが

逆に良いCDが500枚?(数えたことがない)残っている。

 

そして、新たなCDを探すのも楽しみになる。

むろん、失敗するときもあるが

正確なジャッジができるCDPがあらばこそ

その判定が信じられるものであり、

悪いものは悪いと耳に納得させ

良いものは良いと、「やった!!」という邂逅とともに

納得させられる。

 

ろくでもない録音のものを

良い風に聞かせてしまうだけの能力というのは

逆に言えば、

音の成分、輪郭・響き・艶・・・

いかに緻密な表現であるかを見せてこない。

音は3次元をこえたものを含んでいる。

それを知り得、

2次元的にきれいなものしか知らなかったことを思えば

少々のCDの録音の悪いものなどとの決別より

本当に良い音を知る喜びの方が勝るのだと思う。

 

さあ、触手をのばせ♪

いろんな音を実感していこう♪

さあ、触手を伸ばせ♪

蛸になるんだ~~~~♪


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6 コメント

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B226 (Kontakun)
2018-08-19 11:07:17
こんにちは。

いつも興味深く読ませて頂いております。
時を同じくしてB226のDAC IC換装を終え、私も昨日、偶然にも、リンダ・ロンシュタットの"Don't know much"やダイアナ・ロスの"Endless love"などを聴いていました。
本日は朝から高嶋ちさ子さんのバイオリンを聴いています。
B226って良いですよね。本当に感動します。
聴く人を包み込んで、音楽に引きずり込みますね。
私のB226は、5年前にスイスから購入したもので、Revox workshopでメンテしたものらしいです。
返信する
ですね~~ (代理)
2018-08-19 17:59:04
今回、blue化・LTD 化一部流用により、やっと、
感動する音、納得する音になったと思います。
今までは、どうしても、WADIA6LTD (改)blueにすればよいのに、と、いう伸びしろのなさを見せつけられ、おまけを言えばCDM-1 の入手がおぼつかず、
あきらめていただくことも多少なりにあったのですが、今回、今までの音質改善では出すことができなかった「生っぽさ」「グルーブ感」が出てきており、3日間のエージングの間楽しませていただけました。
もう少し、緻密でクリアで輪郭の立ったうえでの響きも追従していきたいと思っています。
(ここは、W6LBとの比較になりますが・・)
どうしても16ビットという部分と
いろいろ、メーカー側が試行錯誤した部分で
音質とは無関係な回路が音質側回路に入り込むなど、回路事、直さないと取り組めない部分があり
ここが課題になっています。
B226の弱点部分の補修も含め、
いつか、また、今の音を超えられたらと思います。現状、後、2か所ほど、改良点があるとのことですが・・ここもクリアしたのち、
お客様の「思い切りやってくれ」の了解を得られたら新たな取り組みに迎えると思っています。
現在、兄弟機ともいえる、B225
とことんメンテナンス中の高橋です。

返信する
あと何をするかですね。 (Kontakun)
2018-08-20 00:00:30
こんばんは。

私の場合は、オリジナルからこんな事をしました。
https://blog.goo.ne.jp/kontakun_2010/s/TDA1541A
特に今回、TDA1541からTDA1541A-S1(Single Crown)にしたときの変化は大きかったです。
こんなに違うものかと、椅子から転げ落ちそうでした(笑)。
B226はどちらかと言うとダイナミックでグルーブ感のある音がします。ベース音なんか踊り走りますね。馬力があります。
ところで、、、ネット上でTDA1541AはDEMのリクロックをするとさらに改善が見込め、現状ではTDA1541Aの60%の性能しか出せてないなどとの記事がありますが、個人的には、グランド周りの気遣いやパルスのデューティをキッチリしないとノイズの原因となるのではと疑問があり、改造取り組みを躊躇しています。それにそれをやって改善するのであれば、当時の優秀なフィリップスのエンジニアはとっくにやっていると思います。
無理やりクロックを突っ込むのであれば、内部クロック生成用CをICの根元に直付けしたほうが良さそうな気がします。
何か知見をお持ちであればアドバイス頂くと有難いです。
返信する
そうですね (代理)
2018-08-20 03:47:34
システムによるということもあると思います。
当方では、WADIA6LTDの時にオーナー様がOSコンてんこ盛りの電源補強の施工を希望し、オーナー様自ら手配となったのですが、1年後に、まともな低域・響き・深みなどでなくなってしまったのですが(OSコンの整音効果?)これが、オーナー様の真空管アンプではまったくわからない。
トラアンプをおもちの知人宅に機器を持ち込み試聴してもらい、音がおかしいと気が付いてもらえたことがあります。例えば、そのように、真空管アンプで聴いている場合、ダメな状態でも気が付かないということがあります。
もうひとつは、やはり、基本のOH。全基盤の全半田の半田増し。全コンデンサ―を品質の良いものに全交換をおこなう・適材適所でコンデンサーをつかいわける。などで、元の音質が上がってくるのでDAC(ダックチップ)クロックの音質表現・解析する「元」が良くなるということがあります。
実際、グルーブ感や音質はDACやクロックが作るものではないので、音質改善やOHをどこまで進めるか、と、言うことになります。
当方では、DACやクロックは触っておりませんが、情感に沁みる音質に変わるところをみると
DAC/クロック自体が音質を変えるのではないと思います。(表現能力が良くなる)
DACやクロックで表現能力があがるので音が良くなるのは、当然なのですが、もしも、OHや音質改善を行っていないのであれば、もっと良くなることと思います。
先のOSコンの話に戻りますが、これは、ノイズではありません。高周波の発生というのが大きく関与していたと思えます。適度な高周波のフォールダウン現象が音に深みをあたえるのではないかと思いますが、実際、可聴域へのフォールダウンを操るにしても、B226では、できません。
このため、どうしてもWADIA6LTD- buru- と比べると深みがない・音の成分の中の成分に輪郭とか響きとかが薄いと感じます。

このあたりを改善できれば、シングルクラウンの方でかなりの音が見込めると思うのです。
また、クロック効果あたりも音質改善の方でかなりの成果が出ますので、オペアンプをいろいろ、試してみたりされて、検証されるのが良いかと思います。当方blue化でも、雑味が取れクリア(静音・無音状態の時本当に無音です)になると、スピードがあがるということにもなりましたので、コンデンサのチョイスも重要だとおもいます。

細かな選択・工夫については、事業秘密になりますので、お話はできませんが、DAC/クロックの効果がでるように、元の音質をあげる、性能をあげることへのさらなる検証が必要なのではないかと思えます。とは、言うものの好みもあると思うので、ここは、「遊び心」というところですね。


返信する
私も経験有りです。 (Kontakun)
2018-08-20 14:21:31
こんにちは。
とんでもない時間に、しかも詳細に説明を頂きありがとうございます。
冒頭のOSコンですが、確かに何処にでも使えば良いというものではありませんね。
私も経験しましたが、アナログ回路部分の電源にOSコン、同等品を使うと、音が平坦、平面的になり、つまらない音になります。これはアナログの電源ラインにビーズやフェライトコアを入れても同現象になります。
そのため私は、デジタル部分の電源のみにOSコンやPOS cap及びビーズを使っています。
これは電源ブリッジでも同じで、ショットキーダイオードを使うとSWノイズが多くて駄目ですね。ファーストリカバリーの方が良かったです。
やはり適材適所ですね。
先ほど私のB226のメカ部分を眺めていたのですが、ゴム系がかなり劣化していました。ベルトやモーターを固定しているゴムのスペーサー。
いずれ、そちらにお世話になる時が来るかも知れませんが、その時はよろしくお願いします。
何とかして愛機B226を永く使いたいものです。
また、Wadiaにも興味がありますが、価格が価格だけに。。。
細かい選択や工夫については事業秘密--ごもっともです。失礼致しました。
返信する
WADIA・・・・ (代理)
2018-08-20 17:46:56
当方、お勧めはやはり、WADIA6後期型になります。
このDAC部分はほぼWADIA9と同じ(構成が・・)
で、WADIA9(LTD)blueまでもっていったものより
WADIA6LTD-blueにもっていたほうが、音が良い。
つまり、WADIA7とWADIA9のセットと考えて
それよりもW6LBの音の方が良い。
今回も、39L(マークレビンソン)がはいってきていて、そんなものより(失礼)よほど音が良いので
39LをOHくらいまで仕上げた後で
6LBとの聞き比べにきて、WADIAを購入して
blueまで仕上げるか、検討したいとおっしゃっている方がいます。

なかなか、自分の気に入った音があると、まさか?と思われることと思うのですが、
やはり、一聴は百文(文字で読む)にしかず、ですから・・
気が向いたら、聴きに来てくださると良いと思います。

デモ機の貸し出しが不可能になってしまうほど、
追加改善(LTD化・SPIRIT化他)増えてしまい
申し訳なく思っているのですが、
信じてやってみようという方が増えてきて
ありがたく思います。
何やかやでWADIAだけでも100台をこしました。
予算の都合があれば、少しずつ段階に分けて施工可能ですので、いつかは、WADIAを愛機のラインナップに入れてくださるとうれしいですね。

返信する

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