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A727・・・プロト作成  2021-08-22

2023年08月17日 | ルボックス・スチューダ関連

今回、A727、フルヴァージョンということで、

まず、自分のA727で試作をしている高橋です。

いろいろ、事業秘密があり、詳しいことを書けないのが

歯がゆいところですが、

第一段階で、まず、お呼びがかかり

かなり、良くなっているのですが・・・

やはり、音がにじむ。

切れ味が悪い・・・

と、文句を垂れますと・・・

やはり、クロックをいれてないからなあ・・・

と、ぽつり・・・

ーところで、これ、16ビット?ー

ーうん。なんで?ー

やはり、16ビットで、メーカーそのままで、OHもしてない、当然音質改善ー準Blue化

クロック他エトセトラもない。

それでも、巷では、音が良いと定評があるわけだ。

ちょこちょこ、書いているけど、

なぜ、そう聴こえるかと、いうと

ようは、緻密な音でなくても、

緻密な音が 1000色の細い糸で編み上げた紐だとすると

緻密でない音というのは、

例えば5色くらいの太い糸?で編み上げた糸という事になる。

グラデーションによる陰影など出てきてないわけだけど

くっきりした太い糸が、耳を惹く。

なので、緻密さを知っている耳だと、解像度うすい・・とか判ってくる。

つまり、逆エージングといっていいか・・・

耳は、雑踏の中でも、知人の声を聴き分けられる。

それは、言い換えれば、「好意」というか「贔屓」といっていい。

こういう耳の特性が育つ(エージング)

なので、緻密さ、音の輪郭の薄さなどより

「太くて、くっきり」が、「心地よい音」として

その音を特化して聴くことが出来る。

音という「大勢の人」の中から「太くて・くっきり」さんを識別して

「太くて・くっきり」さんの近くに(世界感)にはまることが出来る。

なので、

ある程度のところまでは、A727の持ち味である「太くて・くっきり」は、

持ち味になるのだが

これをある段階まで改造していくと、

緻密になった、音色も増えた、

けど、切れ味が悪い。

と、いう風に、

メーカー由来の状態が、悪さを仕掛けてくる。

で、その切れ味の悪さ、音が引っ付く、立ち上がりの悪さを

解決するために、クロックを付ける。

 

そこで、また、呼ばれる。

見事。音質改善などしたゆえもあるが、

その良さが、クロック装着前とは、比べ物にならない。

 

「う~~ん。ぶれないねえ」

前の段階だったら、ステイックの音がカチンでなく、

にじんでいたし、弾ける余韻がどこかに隠れていた。

むつかしいかもしれない・・と思うところも

ちゃんと、音を拾い、表現している。

つくづく、6LBを基準機にしていることがありがたいと思う。

このCDには、「これだけの音がある」と、6LBで、判っているから

A727の(途中だが)仕上がり具合が見える。

逆に足りなさも見えてくる。

**********

16ビットと考えたら

とても、16ビットではないが(それ以上であるという意味)

16ビットの良さも存分に出ている。

「良いと思うけど・・(ごめん)6LBさえ、きかなけりゃ・・だね」

もうすこし、むつかしい曲面があると思うのだが

「もうちょっと、伸びやかさが・・・」

と、言い終わらないうちに

「まだ、もう少し、追加する場所がある(まだ、これをつけてない・・と現物指示ww)」

それに・・

「うちのA727・・とりあえず、鳴るようにしただけで(ピックアップ部分)

ちょっと、難あると思う」

つうことは・・・

「と、いう事は、依頼者さまのA727だったら、もっと良い音で鳴る、ということ?」

う~~む。

追加改善のしあがりも聞いておきたい。

オーナー様へのトライと、どれほど違うか・・・

難ありで聴いていたって、正しい評価ではないだろう。

でも、それでさえ、ずいぶん、垢ぬけて、洗練されている。

********

WADIA6のプロトも

試作でだいぶ、こき使ったけど

こういう「大工夫」をするとき、

もう1台あるというのは、助かる。


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