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B226 2019-05-23

2024年03月29日 | ルボックス・スチューダ関連

今回 B226・B225と多く依頼が入ってきており

さらに、リピーター機器が追い打ちをかけてくれる。

リピーター機器のほうは、

84歳のオーナー様。

どういう素姓のものか判らないけど

内部は錆などもあり、

湿気をおびたか?

過去、FUSIONの水没機を

完全復活させたことがあるが、

その技術をもってしても、完全に復活しない。

回路的な問題もあり、

どちらかというと、電源部分が弱い。

(ここは、細かく書けないので、この説明・・曖昧模糊~~~♪)

当方、60Hz地域。

オーナー様、50Hz地域。

こちらでは、なんともないものなのだが

トランスをひとつ、設置してもらうことになった。

が、またもや・・

アクシデント。

最後の手段に相なった。

基盤一新。

本来は、徹底的に不具合特定したいところなのだが、

オーナー様の年齢が気になって仕方がない。

トレーの動きも悪く、これが、電源部に負荷をかけるのか?

別途、トレー開閉の電源?とか、作った方が良いのかもしれない。

(と、代理が思うだけで、実際のところは不詳)

ルボックスの制御方法は簡単に言えば古い形のようで

これが、あちこちで悪さを起こす。

細かな部品ももう、耐久年数を超えているのだろう。

なんとなく音がさえないと思っていたら

部品も半分壊れている。

(壊れかけているという状態で、音がなるから、面倒)

これは、世の中のB226の大半が

この部品が劣化している。と、考えてよい。

この音を良い音だと聴いているとなると、

残念なことだけど・・

壊れるまで、気が付かないのが宿命なのかもしれない。

しかし、これが、壊れるか。という高橋に

もう40年近くになる機器ではないのか?無理なかろう・・

と、言い放ったが・・・

待てよ・・40年?

で、調べてきた。

1987年発売・・・え~と

31年選手・・

へたったコンデンサとへたった半田とへたった部品

よぼよぼ状態で・・なんとかなっていただけ。

これが、半田・コンデンサを新品状態にするわけだから、

部品がへたっていたら、持たなくなる。

抵抗などは、通常劣化しないものなので、

部品も劣化しないと勝手に考えていたが

そうはいかないようだ。

劣化させてしまう回路構成といってよいか。

劣化させてしまう、その部分を特定するということと手当。

それを調べている時間が惜しい・・いや、心配だ。

 

ここまで、状態の悪い機器ははじめてだが、

良いことなのだろう。

おかげで、高橋のスキルはあがる。

特定できなかったというものの

それまでにその機器のいくつもの不具合を特定し、なおしてきている。

 

どういういきさつで手に入れた機器か判らないことだけど

水をかぶったか?

湿気が多い場所か?

寒暖差が激しいところも問題が多い。

じつは、AUDIOルームなどといって、

専用の部屋を持っていると

常日頃いないと、寒暖の差が最も激しくなる場所でもあろう。

当方、ほぼ24時間、システムのある部屋にいるし

居間とつながっているので、寒暖差も起きにくく

おまけに、常時運転・・

電源を切るということがない。

筐体の中・外・・ほぼ同じ温度でいる。

 

オークションでFUSIONを手に入れたのは

確か、東北地震だったかのあと・・

台風のあと?

なにかの水害のあとに、突如AUDIO機器の手放しが

茨木だったか?神奈川だったか?

大量発生。

水没した可能性があると思っていたが

売り手側はいっさい触れてなかった。

で、開けてみれば案の定、水没機器・・

なんでも、水没後すぐだったら水洗いして

(高圧洗浄機のようなもの?)

思い切り乾燥させたら、大丈夫なものは大丈夫‥ということらしく

そういう設備があるところが着手したりすることもあるそうで・・・

ただ、水没後、すぐ・・というのが、まず、無理。

あと、当然ながら、海水の場合はほぼ無理。

 

今回の山手町冠水で娘の車がタイヤより上

ドアの半分くらいの高さまで浸水してしまい

なにもかもはぐって、水洗いし

コンピューター制御のボックス?も分解して

専用の洗浄スプレーで清掃して、事なきをえたが

シートは2週間以上干してもまだ、座ったら中から水が出てきた。

(おしり、びちょびちょ)

おまけに、泥水・・生活排水とか・・ひどいと肥溜めとか?

いろんなものがまじっていて・・臭い。

納得するまで水洗いして、水をふくむため、シートなど重たくてもてなかった。

そして、ドアの中・・乾燥していたが、泥がうすくこびりついていた。

 

このことから考えてもAUDIOでも

たとえ、奇麗な水であっても

機器内部の汚れがうすめられて、付着して乾燥する。

そのときは大丈夫でも、後の環境により

湿潤ができれば、乾燥した部分が溶けてきて

機器を痛める可能性が大きい。

 

ただでさえ、環境の悪い機器はとんでもないことになる。

水没機は、もっと、悪くなることだってある。

そんな機器を修復し

それが、すばらしい音になっていたし、

今は嫁にいってしまったが

嫁ぎ先でも

艶と色気のある良い嫁だとwww

手放しでほめてもらえてるから

そこも環境がよいのもあるだろうけど

高橋の手の尽くしようが良かった。と、言える。

 

時に、こういう機器がオークションででまわり・・

渡り歩くうちに

売り手さえ、知らない「秘密」になっていることがある。

開けてみれば、判ることだけど・・

時に細部に至らないと判らないほど、奇麗に洗浄している場合もある。

 

古い機器の怖いところはこういうところにある、と、思う。

おまけに、まともなOHをしていないのがほとんどで

すでに音がへたっているのだけど気が付かない。

さらに言えば、OHのうえに、音質改善をしないので

メーカー由来ののびしろを引き出していない音であるのだが

これで、すばらしいと思いこまされている。

 

小手先だけ、ちょっと変えても、どうにもならないので、

まずは、完全なOHをおすすめして、

音質改善に持ち込める基礎能力をつける。

音質改善だけだと、へたりコンデンサーへたり半田と

これまた、ろくでもない音になる。

 

だから、何度か不具合が発生しても

当方にリピートされるわけで、

これが、OHで

なるほどという音になってなかったら

さっさと、他のところに行ってしまうかもしれない。

そして、OHでずいぶん、良くなると判ると

もっと、音質改善でよくなるとなれば

音質改善をして、

さら、そこでアクシデントが起きても、

この音質改善・OHの音を出せるところが他に居ない。

かつ、直せるところもない。

そこが、わかっているから、

時に、修理不可能という場合でも、

お客様の方が

高橋さんにダメだ(修理不可能)といわれたならあきらめがつきました。

と、言うことになる。

最初の時点で修理不可能となった機器は何台かあるけれど

今のところ、OH(修理もしている機器が多い)以上して

新たなアクシデントがおきて、

治せませんと返したことはない。

1件、アンプで依頼者さまとの意思の疎通ができず

返却したことがあったが・・www

これも、直せないわけでなかったが

こちらへの信頼がなく、

見積と違うとか・・

(実際の着手にならなければわからないところもあるし、

出しなおした見積もりでゴーをかけてきたのに

前にこう言った。と、値切るような、難癖をつけるような真似をするので

ほとほと、あいそがつきた、と、いうのが真相なので、

治せなかったというのでなく

治さなかったという、ところ)

*いろいろ、誤解されていたことが後で判明*

 

どこかにも、書いたが

やはり、金をはらうから客だ。というのではなく

AUDIO・メンテナンスのうしろに、「人間」がいるわけで

一番は

機器に対する愛情ではあるけれど

人としての礼儀とか、こういうものが欠けていると

お断りすることになる。

 

これも、前に書いたけど、

当方、OHは、かなり安くしているが

それをまけてくれ・・と言ってくる。

どうも、技術的なことやら

どれほど、手間暇をかけているか

など、判らずに居るせいだろう。

普通なところで直している経験のある方は

「え?そんなに、安くていいのですか?」

と、びっくりされ

その音を聴いて、さらにびっくり。

この値段で、この音・・。

と、なるのだが・・・。

負けてくれ、と、言えば、いい得だと思うのだろう。

だが、それは、逆にこっちがききたい。

お宅の子供が手術しないと助からないとなって、

提示された金額に負けろというのか?と

何としてでも、金を集めてくるだろう。

それは、医者の技術とか認める故だろうし

子供への愛情故だろう。

同じ言い方はできないたとえだが、

こちらの技術を認めない。

機器への愛情が薄い。

これが最初から言われれば、さっさと断る。

他に行ってくれ。と・・

ところが、施工し終わった後で負けてくれと言い出す。

 

どれほどのことをしてもらったか、判らない。

上に

金が惜しい機器を直させたのか・・

と、おもえてくるし(代理が、ね)

おまけに音を聴きもせず・・

金・金・金・・

 

お金の算段が付かない人はいくらでもいる。

それでも、精いっぱい、愛機につぎ込んでやりたいと

予算いくらですが、できる限りしてやりたいと依頼してくださり

予想外の不具合がでていて

予算オーバーになってしまうこともある。

だけど、この先ずっと使い続けたいので

フルメンテナンスでお願いします。

と、丁寧にお願いしてくださる。

こうなってくると、もう、ここは、いくらいくらほしいとこだけど

予算オーバーの上、さらなる不具合・・

それでも、してやりたいと思う機器への思い。

高橋への信頼と期待と、痛いほど入ってくる。

ここは、サービスしておこう・・と

少しだけでも、負担を軽くしてあげたいと思う。

 

そういうのが、人の思い。

 

そこらへんをね・・

先に金になってしまうと

指の間からいろんなものがこぼれおちてしまう・・・

 

古いことわざに

損をして「とく」をとれ。

と、いうんだけど、

損もしたくないし「得」をしたい。

今どきはそんなものなのだろうけど・・・。

おまけをいえば、

損をして「徳」をとれ。

と、言うのが本当で

予算オーバーという「損」をしながら

その裏側で「人としての徳」の有るさまを見せていただける。

その「徳」をかけていただける高橋であることもありがたく思う。

 

すると、その逆は・・

残念な気持ちになる。と、いうことは想像の範疇だろう。

 

B226の入手経路・素姓の想像から話がずれてしまったが

素姓の良い機器の入手のむつかしさを見せられた思いだった。

 


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