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土から派生したペスト菌、600年前に猛威!現代もDNA変化せず!

2011年10月15日 | 人類学

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  ペスト菌、600年前から変化せず
 ペスト菌はこの600年間でほとんど変化していないことが、DNA解析で明らかになった。中世ヨーロッパを襲った“黒死病”は、史上最悪のペスト大流行というだけではなかった。現在みられる人間へのペスト感染にも、当時流行した菌が関与しているらしい。

  今回の研究成果は、イギリス、ロンドンにある14世紀半ばの黒死病患者の墓地から掘り出した人骨を調査して判明した。墓地の発掘は、ロンドン博物館考古学部門によって行われた。

 中世の墓から採取した黒死病の病原菌、エルシニア・ペスティス(Yersinia pestis:ペスト菌)は、カナダ、オンタリオ州にあるマックマスター大学のカーステン・I・ボス(Kirsten I. Bos)氏と、ドイツにあるテュービンゲン大学のフェレナ・J・シューネマン(Verena J. Schuenemann)氏が中心となって、ゲノム配列の解析が進められた。

続きはこちら → http://blog.livedoor.jp/liberty7japan/

参考HP Wikipedia ペスト菌 National Geographic ペスト菌、600年前から変化せず

ペスト大流行―ヨーロッパ中世の崩壊 (岩波新書 黄版 225)
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宇宙旅行は民間企業でいかが?スペースシップ・ドリームチェイサー他

2011年10月15日 | 宇宙

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  宇宙旅行は1人1500万円!英ヴァージン・グループ
 民間宇宙旅行の商業化を目指す英ヴァージン・グループは10月14日までに、開発を進める宇宙船「スペースシップ2」を最大で3回、米航空宇宙局(NASA)に貸し出す契約を結んだと発表した。

 NASAは、民間や大学の研究者らにこの宇宙船を使った宇宙実験の機会を提供するという。同グループによると450万ドル(約3億5千万円)で契約した。

 スペースシップ2は航空機につり下げられて離陸後、高度約15キロで分離され宇宙空間まで上昇する。同グループは、乗客らが数分間の無重力を体験できる宇宙旅行の実現を目指しており、米メディアによると来年、ニューメキシコ州の“宇宙空港”から初飛行を計画している。旅行代金は1人約20万ドル(約1500万円)もするが、日本人も含めて既に455人が予約するなど人気は高い。(msn 2011.10.15)

続きはこちら → http://blog.livedoor.jp/liberty7japan/

参考HP Wikipedia X-37 

ディスカバリーチャンネル スペースシップワンの挑戦-夢の宇宙旅行へ- [DVD]
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傾きたがる惑星たち?金星177.4度、天王星97.9度、原因は天体衝突か?

2011年10月14日 | 宇宙

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  自転軸が大きく傾いている天体
 地球の自転軸(地軸)は何度傾いているだろう?自転軸は、惑星が自転する際の軸であり、北極点と南極点を結ぶ直線を指す。地球の自転軸は、公転面に対して、約23.4度傾いている。このため、夏季には日が高く昇り、昼の時間が長く、冬季には日が低く、昼が短くなる。

 ところが、この自転軸が公転面に対して、極端に大きく傾いている惑星がある。それは何だろう?

 金星と天王星である。多くの惑星は公転面に対して、およそ垂直の方向に自転軸が向いてる。だが金星は177.4度傾いており、ほぼ逆さまの形に、天王星は97.9度の傾きでほぼ横倒しの形になっている。これら自転軸の傾きの原因として、大規模な天体衝突が有力な候補として知られている。

続きはこちら → http://blog.livedoor.jp/liberty7japan/ 

参考HP アストロアーツ天王星の自転軸が傾いたのは二回の天体衝突が原因?
Wikipedia 地軸赤道傾斜角金星

それでも地球は回っている―近代以前の天文学史
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フーコーの振り子―科学を勝利に導いた世紀の大実験
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ソマリアの洞窟魚、暗闇で体内時計喪失?遺伝子導入で回復

2011年10月13日 | 人類学

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 ソマリアの洞窟魚
 アフリカ・ソマリアの地下洞窟に生息する目が退化した魚は、約2日間の体内時計を持っているらしい。人間をはじめ生物はふつう1日(24時間)の周期性を持っているが、2倍近い長さ。イタリアやドイツなどの共同チームが米科学誌プロス・バイオロジーに論文を発表した。

 代謝にかかわるホルモンの一種を使った実験で、この魚の細胞が38~47時間の周期性を持っていることを確認。さらにこのに1日1回規則的にエサを与え続けると、1カ月後には、エサがもらえる数時間前になると予知するかのように活発な動きを見せるようになったという。

 生物は光を浴びて睡眠などのリズムを整えている。この魚は数百万年前から暗闇で生きてきたとみられ、目は退化して光には全く反応しないが、体内時計は維持しているという。なぜ2日間なのかはわからないが、研究チームは「エサに反応する『腹時計』を持っていたことで過酷な環境で生き延びられたのではないか」と推測する。(asahi.com 2011年9月17日)

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参考HP Wikipedia 概日リズム

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水素イオン濃度指数「pH(ピーエイチ)」とは何か?河川・酸性雨のpHは?

2011年10月12日 | 人類学

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 水素イオン濃度指数(pH)とは何か?
 水溶液の酸性、アルカリ性の度合いを表す指標。一般に「水素イオン濃度」といわれることもあるが、正確には、水素イオン濃度の逆数の常用対数を示す値。pH試験紙やpH計などで簡易に測定できる。pHが7のときに中性、7を超えるとアルカリ性、7未満では酸性を示す。

 pHの値の範囲が特に存在するわけではない。一方で日本の高等学校の教科書などではpHが0~14の範囲で図表が掲げられ、水溶液のpHは、ほぼ0~14の範囲で変わると記述されている。

 しかし、濃厚な強酸、強塩基水溶液あるいは超酸、超塩基ではpHの値がマイナスの値となる場合や、14を超える場合が存在する。この場合、pHやpOHではあまり意味をなさないため酸度関数によって表現するのが一般的である。

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参考HP Wikipedia水素イオン濃度指数 Gaiapress 環境のpH

酸・塩基とは何か (化学One Point 25)
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化学実験セット:指示薬と酸・塩基
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エコール教材

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夢のスピントロニクス!「スピン流」が絶縁体に流れた!音波を伝えた!

2011年10月10日 | 物理

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 絶縁体に電気信号が流れた?
 2010年3月東北大学金属材料研究所の齊藤 英治 教授らは、電子の自転「スピン」を用いることで絶縁体に電気信号を流す方法を発見した。通常、絶縁体には電気が流れないが、齊藤教授らの研究では最新の方法で電気信号をスピンに変換して磁性ガーネット結晶と呼ばれる絶縁体へ注入、絶縁体中を「スピンの波」として伝送し、再び電気に変換することによって、絶縁体中も電気信号を伝送できることを発見した。この電気信号伝送は、省エネルギー技術へ応用できる。

 通常の金属や半導体を流れる電流は、ジュール熱と呼ばれるエネルギー損失を伴う。これを回避するためには、摂氏マイナス百度以下の非常な低温でのみ発現する超伝導現象を用いるしかなかったが、今回発見された絶縁体中の伝導にはこのジュール熱の発生がなく、かつ室温でも動作することから、新しい省エネルギー情報伝送手法としても注目される。

 この現象は、白金電極中の電流が「スピンホール効果」と呼ばれる固体中の相対論効果によって電子スピンの流れ(スピン流)を生み出し、これが磁性ガーネット中をスピンの波として伝わり、このスピンの波がもう一方の白金電極中でスピンホール効果により電圧に変換されたものと考えられるという。磁性ガーネットなどの磁性を持った絶縁体は、電流は通さないがスピンの波は通す物質であることがポイントだ。

続きはこちら → http://blog.livedoor.jp/liberty7japan/

参考HP Wikipedia スピントロニクス 
科学技術振興機構 絶縁体に電気信号を流すことに成功 音波から磁気の流れを作り出すことに成功

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電子「1個だけ」移動に成功!量子コンピューターの基礎技術

2011年10月09日 | 人類学

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 電子「1個だけ」移動成功!
 半導体の基板上で、電子を1個だけ取り出し、その磁気の向きを維持した状態で別の場所に送ることに、東京大の樽茶(たるちゃ)清悟教授らのチームが成功した。膨大な計算をこなせる「量子コンピューター」の基礎技術につながる可能性がある。世界初の成果で、10月22日の英科学誌ネイチャー電子版で発表する。

 樽茶教授はフランスの研究者らと、半導体の基板に金属で微細な電子の通り道を作った。その一端に電圧をかけ、そこにある電子1個を残してすべて追い出した。次に半導体を振動させて波を起こして、それに電子を乗せて基板の反対側の端に送った。

 実験では、電子が持つ磁気の向きが乱れ始める時間の数十分の1の短時間で電子を送れた。電子の磁気の様々な向きで膨大な情報を表現、これを処理して高速計算を実現しようという量子コンピューター構想がある。周りに電子があると、影響を受けて磁気の向きはすぐに乱れるが、電子1個を制御できる今回の成果で、量子コンピューター実現に一歩近づいた。(asahi.com 2011年9月22日)

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参考HP 東京大学プレスリリース世界で初めて単一電子を周囲の電子から孤立させて移動に成功
NEC技術と人の紹介コラム 量子コンピュータ

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なぜ?世界中にコイやナマズは生息する?祖先は2億5千万年前の海水魚

2011年10月09日 | 動物

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  コイやナマズの祖先は海水魚だった
 世界中の川や湖に生息しているコイやナマズの仲間は、約2億5000万年前に世界の大陸が一つだった時代の海水魚を共通の祖先としていることが、東京大大気海洋研究所の西田睦(むつみ)教授(分子進化生物学)らの研究で明らかになった。

 大陸の分断に伴って淡水域が広がり、多様性を増したらしい。成果は、英国の進化生物学専門誌に掲載された。

 コイやナマズは水中の音を増幅させる器官を持つ「骨鰾(こっぴょう)類」の仲間。約1万2000種類いる淡水魚の3分の2を占めるほど多様性に富み、南極大陸を除く世界中に分布する。なぜ海を渡ることができない淡水魚が大陸を超えて広く生息しているのか謎だった。

続きはこちら → http://blog.livedoor.jp/liberty7japan/ 

参考HP Wikipedia 魚類無顎類・東京大学大気海洋研究所 恐竜時代まで遡るコイやナマズの起源

ダーウィンの箱庭ヴィクトリア湖
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今を生きる古代型魚類―その不思議なサカナの世界 (進化生研ライブラリー)
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東京農業大学出版会

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1944年地震断層の「マッドブレッチャ」を発見!緊急津波速報開発へ!

2011年10月09日 | 地学

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 1944年地震の断層見つけた 紀伊半島沖  
 紀伊半島沖の熊野灘にある海底断層が、1944年の東南海地震時に活動したことを海洋研究開発機構や東京大、高知大のグループが突き止めた。過去の地震の仕組み解明や、将来予測につながる可能性がある。米地質学会誌10月号に発表した。

 熊野灘は、繰り返し発生した東南海地震の震源域で、プレート境界から枝分かれした「分岐断層」が多数ある。このため、どの断層がいつ活動したか、歴史記録や陸上の観測網で突き止めるのは難しかった。グループは、地球深部探査船「ちきゅう」で分岐断層を掘削。柱状に掘り出した地層をX線CTで調べた。

 地震発生時の強い揺れで、泥の層が破砕してできた「マッドブレッチャ」と呼ばれる層を5層見つけた。いちばん上の層の年代が1950年前後とわかり、1944年の東南海地震で活動したことがわかった。

 分岐断層の位置や傾きで、断層の動きに伴って発生する津波の高さが変わる。「今後さらに詳しく調べて、地震の繰り返し間隔や将来の被害の予測に役立てたい」と同機構の坂口有人技術研究主任は話す。(asahi.com 2011.10.3)

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参考HP Wikipedia 東南海地震 ・ JAMSTC 東南海地震津波断層特定

隠された大震災―太平洋戦争史秘録
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東北大学出版会
巨大地震―地域別・震源、規模、被害予測 (ニュートンムック Newton別冊)
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「スピンホール効果」とは何か?磁性体なしで2種類の電子スピンが分離!

2011年10月09日 | 物理

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 スピントロニクス
 スピントロニクス (Spintronics) とは、固体中の電子が持つ電荷とスピンの両方を工学的に利用、応用する分野のこと。  これまでのエレクトロニクスではほとんどの場合電荷の自由度のみが利用されてきたが、この分野においてはそれだけでなくスピンの自由度も利用しこれまでのエレクトロニクスでは実現できなかった機能や性能を持つデバイスが実現されている。この分野における代表的な例としては1988年に発見された巨大磁気抵抗効果があり、現在ハードディスクドライブのヘッドに使われている。

 巨大磁気抵抗効果(GMR)は、外部磁場によって電気抵抗が変化する現象である。1nm程度の強磁性薄膜(F層)と非強磁性薄膜(NF層)を重ねた多層膜には数十%以上の磁気抵抗比を示すものがある。このようにして、磁気抵抗を大きくしたものを巨大気抵抗効果と呼ぶ。1987年にドイツのペーター・グリューンベルク、フランスのアルベール・フェールらによって発見された。 巨大磁気抵抗効果を応用した磁気ヘッドの登場によって、HDDの容量が飛躍的に増大した。 グリューンベルクとフェールはこの発見によって、2007年のノーベル物理学賞を受賞している。

 この現象は、電子スピンが2種類あるから起こる現象である。強磁性体の中では原子の持つ磁石(スピン)の磁界の向きが、同じになっている。電子にも磁石の性質(スピン)があり、強磁性体の中を流れる電子もみな同じ方向を向いている。巨大磁気抵抗効果では、まわりの磁界を変化させることで、電子スピンが力を受けてその動きに変化が起きるので、電気抵抗があらわれる。もし、電子にスピンがなければ、磁界に影響を受けるわけはないから電気抵抗も生じない。

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参考HP Wikipedia スピントロニクス 
理化学研究所
電流の中の電子スピンの方向を選り分ける、スピンホール効果

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2011年ノーベル化学賞「準結晶の発見」は予想外!新分野の研究を評価

2011年10月05日 | 化学

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 化学賞にイスラエルのシェヒトマン氏
 スウェーデン王立科学アカデミーは10月5日、2011年のノーベル化学賞を、結晶でもアモルファス(非晶質)でもない固体の状態である準結晶を発見したイスラエル工科大特別教授のダニエル・シェヒトマン氏に授与すると発表した。

 同アカデミーは授賞理由について、「スペインのアルハンブラ宮殿などアラブ世界の魅惑的なモザイクを原子レベルで再現したともいえる準結晶の発見は、科学者の間で数学と芸術の融合と評されている」と説明している。

 原子配列が周期的な固体が結晶、不規則なものがアモルファスだが、準結晶はそのいずれにも属さず、原子配列に一定の規則性があるにもかかわらず周期性はない。

 シェヒトマン氏は1982年4月、アルミニウムとマンガンの合金を急冷によって作った際に準結晶を発見した。これは、サッカーボールの表面を作るには五角形と六角形が必要なのに六角形だけでできたサッカーボールを見つけたのに等しい。当時の常識からは考えられず、シェヒトマン氏は研究室から退去を求められたという。

 今ではさまざまな物質から準結晶が発見されている。硬くて丈夫な性質を持つことから、フライパンやディーゼルエンジンの素材など日常生活でも広く活用されている。授賞式は12月10日にストックホルムで行われる。賞金1千万クローナ(約1億1千万円)が贈られる。(msn 2011.10.5)

 第3の固体の発見
 今年のノーベル化学賞を射止めたのは、イスラエルのダニエル・シェヒトマン教授の「準結晶の発見」であった。この研究の受賞は大方の予想を覆した。あまり聞いたことのない「準結晶」とは何だろう?

 ひとことでいえば、結晶・アモルファスに続く、第3の固体。これまで固体を構成する原子の構造は、原子が格子状に同じパターンで規則正しく並んでいる結晶か、無秩序なアモルファスのいずれかと考えられてきた。

 例えば、正三角形・正方形・正六角形のタイルは、同一平面に敷き詰めることができる。ところが、正五角形ではどう詰めても隙間が空いてしまい、タイルの敷き詰めは不可能になる。

 ところが1972年から、ロジャー・ペンローズという物理学者が、変わったタイルの敷き詰め方をいくつか考案する。最も有名なのは2種類の菱形から成るタイルパターンで、5回対称という今までにない対称性を持ったが、周期性を持たなかった。つまり一定の形が繰り返し現れることがなく、しかも無限に広くタイル張りが可能という、不思議な紋様であった。

 これが結晶学者の興味を引いた。このような非周期的な詰まり方をした「結晶」がありうるのではないかと考えたからだ。そして1984年、シェヒトマン教授がこのような固体を発見する。

 彼はアルミニウムとマンガンの合金を急速に冷却するとどのような結晶ができるかを研究していたのだが、これをX線結晶解析にかけたところ、10回対称という対称軸を持っていることに気づいた。これは、結晶学の常識をひっくり返す発見であり、当初は容易に信じてもらえなかった。しかし詳しい解析の結果、これはまさにペンローズの予言していた非周期パターンの3次元版であることがはっきりした。

 後にこれは「準結晶」(Quasicrystal)と名づけられることになる。バルクとしての準結晶(安定相)は、その非周期性のためへき開面を形成し難く、このため比較的硬くて強靭(脆くない)である。さらに東北大学の蔡安邦らが安定な準結晶合金を作り出すことに成功し、研究は大きく進展した。

続きはこちら → http://blog.livedoor.jp/liberty7japan/archives/3594262.html 

参考HP Wikipedia

準結晶 有機化学美術館 第3の固体「準結晶」
固体の原子配列秩序と物性 結晶・準結晶・アモルファス Nobelprize.org Daniel shechtman

結晶・準結晶・アモルファス (材料学シリーズ)
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内田老鶴圃
物理学最前線〈19〉
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2011年ノーベル物理学賞「宇宙の加速膨張」 それは予期せぬ発見だった?

2011年10月05日 | 人類学

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2011年ノーベル物理学賞「宇宙の加速膨張」 それは予期せぬ発見だった?

 

 スウェーデン王立科学アカデミーは10月4日、2011年のノーベル物理学賞を、宇宙の膨張が加速していることを超新星の観測で突き止めた米カリフォルニア大バークリー校のソール・パールマッター教授、オーストラリア国立大のブライアン・シュミット教授(44)、米ジョンズホプキンス大のアダム・リース教授(41)の3氏に授与すると発表した。

 同アカデミーは「宇宙の膨張が加速しているというのは彼ら自身の予想を見事に裏切る発見だった」と3氏の業績をたたえた。

 パールマッター氏は1988年から、シュミット、リース両氏は1994年から寿命の最後に大爆発を起こす超新星の観測を開始。宇宙の遠方にある50個の超新星の光が予想に反して弱くなったことから、140億年前に起きたビッグバン(大爆発)による宇宙の膨張が加速していることを突き止めた。

 研究は、通常の物質と宇宙にある見えない物質(暗黒物質)だけでは観測された宇宙膨張の加速を説明できないことから、膨張を加速する力として働く真空の「暗黒エネルギー」の存在を指摘した。全宇宙物質の約4分の3が暗黒エネルギーとされるが、その実体はナゾに包まれている。(msn 2011.10.4)

続きはこちら → http://blog.livedoor.jp/liberty7japan/archives/3591231.html

参考HP Wikipedia「ダークマター」「ダークエネルギー」・
NHKサイエンスZERO「
宇宙の未来を決める暗黒エネルギー」 

膨張宇宙の発見: ハッブルの影に消えた天文学者たち
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地人書館
4%の宇宙 宇宙の96%を支配する“見えない物質”と“見えないエネルギー”の正体に迫る
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2011年ノーベル生理学・医学賞「自然免疫と獲得免疫」!故人が受賞者に?

2011年10月04日 | 科学全般

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2011年ノーベル生理学・医学賞「自然免疫と獲得免疫」!故人が受賞者に?

 2011年のノーベル生理学・医学賞は「免疫」研究の3人に送られた。「免疫」といえば、生体内で病原体やがん細胞を認識して殺滅することにより生体を病気から保護する多種多数の機構である。免疫は最初に病原体に攻撃をしかける「自然免疫」と、自然免疫を突破した病原体に攻撃する「獲得免疫」がある。自然免疫の代表例に「樹状細胞」があり、獲得免疫の代表例には「リンパ球」がある。

 スウェーデンのカロリンスカ研究所が10月3日、2011年のノーベル生理学・医学賞を贈ると発表したのは、死亡していたラルフ・スタインマン・米ロックフェラー大学教授のほか、ブルース・ボイトラー・米スクリプス研究所教授(53)、ジュール・ホフマン・元フランス国立科学アカデミー議長(70)の2人だった。

 授賞理由は、ボイトラー、ホフマン氏が「自然免疫の活性化に関する発見」、スタインマン氏が「樹状細胞と、獲得免疫におけるその役割の発見」だ。賞金は1000万スウェーデン・クローナ(約1億1000万円)で、ボイトラー、ホフマン氏にあわせて半分を、スタインマン氏に半分を贈ると発表した。(2011年10月3日  読売新聞)

続きはこちら → http://blog.livedoor.jp/liberty7japan/archives/3589935.html

参考HP Wikipedia

免疫 樹状細胞 トル様受容体
アイラブサイエンス 日本の優れた免疫研究

がんを狙い撃つ「樹状細胞療法」 (講談社プラスアルファ新書)
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講談社
新しい自然免疫学 -免疫システムの真の主役 (知りたい!サイエンス)
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技術評論社

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骨は日々再生する!「司令塔」は骨細胞!骨の由来は血液? 

2011年10月02日 | ライフサイエンス

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骨は日々再生する!「司令塔」は骨細胞!骨の由来は血液? 

 

 古くなった骨を壊す細胞を増やし、骨の新生サイクルを促すたんぱく質が「骨細胞」という細胞から作られていることを、東京医科歯科大学の高柳広教授らのチームがマウスの実験で特定した。古い骨がたまってもろくなる骨疾患の新たな治療法開発につながる可能性がある。

 骨が作り替えられる時、表面にある破骨細胞が一度古い骨を壊し、骨芽細胞が新しい骨をつくる。骨の深部に埋まっている骨細胞はこうした仕組みを調節すると考えられてきたが、取り出すのが難しいため、詳しく分析されていなかった。

 高柳教授らは、遺伝子操作で骨細胞だけが光るマウスをつくり、光を目印にして骨細胞だけを取り出すことに成功。骨細胞が、破骨細胞を増やすたんぱく質をたくさん作っていることを確認した。骨細胞がこのたんぱく質を作れないようにした遺伝子改変マウスは、古い骨がたまりもろくなる「大理石骨病」になった。

 骨は破壊と新生のバランスが大切。骨粗鬆症やがんの骨転移などは破骨細胞の働きが強すぎ、大理石骨病では弱すぎる。現在は骨を壊す働きを抑える治療薬が開発されているが、今回の発見は骨の破壊を促して大理石骨病などに効く薬の開発に役立つ可能性がある。(asahi.com 2011年9月15日) 

続きはこちら → http://blog.livedoor.jp/liberty7japan/archives/3585138.html

 参考HP Wikipedia 骨細胞 
東京医科歯科大プレスリリース
骨を作りかえる指令細胞の発見

骨博士が教える「老いない体」のつくり方 (WAC BUNKO)
鄭雄一
ワック
ビジュアルブック骨―骨格から探る生き物のふしぎ (NEWTONムック)
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ニュートンプレス

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第4のエコカー、天然ガス(CNG)車の可能性!低燃費・低公害

2011年10月02日 | 環境保護

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第4のエコカー、天然ガス(CNG)車の可能性!低燃費・低公害 

 第3のエコカーとして、マツダの「デミオ」などの低燃費ガソリンカーが注目されている。第1のエコカーはハイブリッドカーで、第2のエコカーは電気自動車だろうか? 

 ハイブリッドカーも電気自動車も、年々低価格化しているが、まだまだ一般庶民には手が出ない。その中でガソリンカーでハイブリッドカー並みの低燃費を実現したマツダの技術はすばらしい。ガソリン車ながら1リットルあたり30キロメートルを走り、ハイブリッド(HV)車と遜色ない走りを見せる。

 しかし、ガソリンは値段が高い。そこで、今注目されているのが第4のエコカーともいうべき天然ガス(CNG)車である。2010年3月現在ではレギュラーガソリンは131.3円、軽油は110.5円となっているが、LPGは85.0円(店頭現金価格)である。しかも、低公害。黒煙はでないし、窒素酸化物も少ない。二酸化炭素の排出量もガソリンと比べて10~35%も少ない。 

続きはこちら → http://blog.livedoor.jp/liberty7japan/archives/3587589.html

参考HP Wikipedia

LPG自動車 ・ 東京ガス 天然ガス自動車
National Geographic トラックを天然ガス車に!実は割安

天然ガスが日本を救う 知られざる資源の政治経済学
石井 彰
日経BP社
トコトンやさしい天然ガスの本 (B&Tブックス―今日からモノ知りシリーズ)
井原 博之,島村 常男,本村 真澄,佐々木 詔雄
日刊工業新聞社

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