ビタミンKの発見
ビタミンというと、A,B,Cを思い出すが「ビタミンK」というものがある。ビタミンは5大栄養素の一つなので、人類にとって必須、なければ命にもかかわる。「ビタミンK」とは何だろうか?
「ビタミンK」は、油脂に溶ける脂溶性ビタミンのひとつ。私たちの体では食品から摂取するビタミンKと、体内の腸内細菌や組織でつくられたビタミンKとの両方を利用している。ビタミンKは納豆に非常に多く、1パック(40g)には348μgも含まれている。その他には、こまつ菜やほうれん草などの緑黄色野菜にも多く含まれている。
ビタミンKは、出血した時に血液を固めて止血する因子を活性化する。また、骨の健康維持にも不可欠で、骨にあるたんぱく質を活性化し、骨の形成をうながすことも知られている。このため、ビタミンKは骨粗しょう症の治療薬としても使われている。さらに、血管(動脈)の健康にも役立っている。
第43回ノーベル生理学・医学賞は、このビタミンKの発見、その構造や働きをあきらかにした研究が選ばれた。受賞したのはデンマークの生化学者カール・ピーター・ヘンリク・ダムと、アメリカの生化学者エドワード・アダルバート・ドイジーである。受賞理由は「ビタミンKの化学的本性の発見」。
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参考 Wikipedia:ビタミンK カール・ピーター・ヘンリク・ダム エドワード・アダルバート・ドイジー グリコ栄養成分百科:ビタミンK 日外アソシエーツ:ノーベル賞受賞者業績事典 新訂第3版 全部門855人
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