報道写真家から

我々が信じてきた世界の姿は、本当の世界の実像なのか

テント生活

2006年02月20日 19時31分59秒 | ●パキスタン地震

狭く不便なテントだが、中は何とか居住性を良くしようとそれぞれ工夫している。







防水シートの上に布団をひき、荷物や毛布が背もたれになる。居心地はかなりよい。








しかし、3m四方ほどの三角テントの中は狭い。中央部しか立てない。









ジッパーはないので気密性はない。外気も砂埃も舞い込んでくる。だいたい布団の上は常にざらざらである。






















どこも大家族なので、全員がテントに入るとかなり狭い。










日が落ちると急速に気温が下がる。機密性のないテント内は外気と同じ気温になる。






































徐々に電線を張る工事はなされているが、電気のないテントは多い。
























電気が来て、いくら居住性をよくしても、所詮は三角テントである。
いつまでも住みたいと思う人はいない。
ましてや、防水加工もほどこされていない隙間だらけのテントである。
誰もが雨が降ることを恐れている。