「昨日、ランドスライドがあったよ」
16才のジャファーが情報を届けてくれた。
ランドスライドと聞いて、道路沿いの崖が崩れたのだと思った。
山岳部へ通じる幹線路には無数の危険箇所がある。
崖道を車で走っていると、いまにも頭の上に崩れ落ちてきそうな地層に恐怖を感じる。
しかし、ランドスライドがあったのは、誰も予想もしなかった場所だった。
ムザファラバード市内だ。
1月31日、ムザファラバード市内のSama Bandi地区の斜面がゆっくり移動し20家屋を呑み込んだ。
強い余震があったわけではない。
雨が降ったわけでもない。
現場を訪れると、特に急な斜面でもなかった。
そんなところが、突然移動しはじめたのだ。
大地はゆっくり移動し、3日かけて家屋を飲み込んでいった。
異常を感じた住民は事前に避難していた。
おなじような危険地域は他にもあるに違いない。
しかし、どこがスライドするかは誰にも予測できないだろう。
ムザファラバード市や山岳部の村の再建の困難さを感じてしまう。

ランドスライドの基点部。幅約100m、長さ約300mに渡って大地が移動し、すり鉢状に窪んでしまった。


斜面は窪み、波打ち、ひび割れ、元がどのような状態だったのか想像できない。
もはやまともに歩くことができない。
雨が染み込むと大地は重みを増し、さらに下流へ押し流されるのではないだろうか。




画面左端がスライドの先端部。ひとまずここで停止したが、安心はできない。
ランドスライドの先端部によって押しつぶされたファルーク氏の家屋。
ランドスライドの境界線。
隣家は倒壊。かろうじて難を逃れたものの恐怖が去ったわけではない。
この地域一体は危険地帯とされている。さらなるスライドの恐怖を抱えたまま住み続けるしかないハジさん。
ランドスライドで家屋を失った人々。20家屋が押しつぶされた。

かろうじて難を逃れたテント。
しかし、この地域一体150戸がスライドの危険を抱えている。
16才のジャファーが情報を届けてくれた。
ランドスライドと聞いて、道路沿いの崖が崩れたのだと思った。
山岳部へ通じる幹線路には無数の危険箇所がある。
崖道を車で走っていると、いまにも頭の上に崩れ落ちてきそうな地層に恐怖を感じる。
しかし、ランドスライドがあったのは、誰も予想もしなかった場所だった。
ムザファラバード市内だ。
1月31日、ムザファラバード市内のSama Bandi地区の斜面がゆっくり移動し20家屋を呑み込んだ。
強い余震があったわけではない。
雨が降ったわけでもない。
現場を訪れると、特に急な斜面でもなかった。
そんなところが、突然移動しはじめたのだ。
大地はゆっくり移動し、3日かけて家屋を飲み込んでいった。
異常を感じた住民は事前に避難していた。
おなじような危険地域は他にもあるに違いない。
しかし、どこがスライドするかは誰にも予測できないだろう。
ムザファラバード市や山岳部の村の再建の困難さを感じてしまう。





雨が染み込むと大地は重みを増し、さらに下流へ押し流されるのではないだろうか。






隣家は倒壊。かろうじて難を逃れたものの恐怖が去ったわけではない。



しかし、この地域一体150戸がスライドの危険を抱えている。