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ライアー(竪琴)奏者の三野友子です。ライア-や日常生活のこと、あれこれを気ままに綴ってます♪

オカロランの物語 (その4)

2008年08月20日 | オカロラン物語
(中央でハープを弾くのがオカロラン)

♪ オカロランのキャラクターの巻 ♪

今日も日中暑かったですが、
少しずつ、少しずつ季節が移ろいでいるようです・・・

オカロランの話し、まだ続きます・・・

今まで書いた文章の中に大事なことを書き忘れていました。
それは、オカロランの性格です。

彼は陽気で、社交的で、悪ふざけがだいすきで
おまけに大酒のみ。(女好きだったというウワサも・・・)

アイルランドの上流社会の人気者になったオカロランは
彼の類まれなる作曲と作詞の才能だけでではなく、
その愛すべき、憎めないキャラクターによるところもあったようです。

体の具合が悪くなったオカロランに医者はしばらくの間の禁酒を言い渡します。
その診断にいたく失望した彼は
’Farewell to Whisky'  (ウイスキーとの別れ) という曲を作曲。
(大げさだなぁ)

お酒が飲めなくなった彼は落胆し、
体調もますます悪くなってしまいました。
そのあまりの落胆ぶりを見た医者は仕方なく、
ウイスキーを飲むことを許しました。

それを聞いたとたんにオカロランは元気になり、
’O'caloran's Receipt' という楽しげな曲まで作ってしまう。

なんか、おかしいですね。

彼にまつわる、おもしろおかしな出来事はたっくさんあり
悪ふざけで、人をだましたり、またお返しにだまされたり・・・

いつも酔っぱらって楽しくハープを弾いたり、珍事件を起こしたり。
それを回りの人々は面白がりながらも、暖かく見守っていたのでしょう。

彼の作曲は大半がパトロンなどの実在の人物にささげた曲ですが
その曲と詩が、その人物そのものを見事に表していたとのこと。
その類まれなる才能もあいまって、
オカロランは当時のアイルランドの上流階級の重要な家々からはいつも大歓迎。

もしも彼が失明せずにそのまま鍛冶屋だったら、
音楽とも関わることなく、
上流階級に潜入することもなく、
後世に名を残すこともなかったでしょうから。

「まったく人生何が起こるか、
 何が幸いするのか、わからしまへんなぁ」

タイムマシンに乗って
実物のオカロランを見てみたいものです・・・

・・・まだもう少しつづく・・・
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