前回の「準1級」に続きまして、今日は「1級」についてお話しいたします。
基本的な事は「準1級」と同じですが、面接試験の流れが異なりますので、順を追ってご説明いたしましょう。
【1級】受験者2名 座る回数3回
1 面接室に一歩入って立ち止まり、「失礼いたします」と述べて会釈をし、荷物を置いて面接官の前に進みます。
2 《自己紹介と挨拶》 二人揃ったら、面接番号の若い方から述べて30度の敬礼をします。
「○番 ○○ ○○と申します。 どうぞよろしくお願いいたします」
[男性] ズボンの脇の縫い目に指を真っ直ぐ揃え、指先が丸くならないよう気をつけましょう。
[女性] 手を体の前で重ね、親指は隠し、4本の指はピンと伸ばしましょう。
3 「お二人ともお座りください」と言われたら椅子に向かって歩き、面接官に近い方の椅子から、
面接番号順に座りますが、座る前に面接官の方に向き直り、「失礼いたします」と言って会釈をします。(1回目の着席)
このときの「失礼いたします」は自分に聞こえる程度の大きさで構いませんが、必ず言いましょう。
4 面接官の方に向いている体を、一旦正面に向き直り、姿勢を整えてから静かに腰を下ろします。
① 片脚を椅子の前に移動する ② もう片方の脚を引き寄せる ③ 女性はスカートの後ろを整えて座る
NG:椅子をつかんで動かす ガタガタ音を立てる ドカッと座る 何度も座り直す
5 背中と椅子の背もたれの間を少し空け、背もたれに寄り掛からず、背筋を伸ばします。
[男性] 脚は肩幅に開き、膝から下は垂直に、手は太ももの上で軽く握ります。
NG:脚を開き過ぎる 脚を前に投げ出す 手が落ち着きなく動く
[女性] 膝を揃え、脚は床と垂直に、手は立ち姿と同じ形で太ももの上に置きます。
NG:膝が開く 脚を斜めに流す 脚を前に出す 脚を後ろに引く 手が脚の間に入る
6 《報告》 面接官から、「では、○番の方からどうぞ」と呼ばれたら、「はい」と返事をして、
上司役の面接官の斜め1.5メートルまで進んで立ち止まり、報告を行ないます。
7 報告が終わると「どうぞお戻りください」と言われますので、
「失礼いたします」と言って、会釈をしてから席に戻ります。(2回目の着席)
最初の人が終わったら「では、○番の方どうぞ」と呼ばれますので、次の人も同様に行ないます。
8 《応対》 面接官から、「では、○番の方からどうぞ」と呼ばれたら、「はい」と返事をして、
来客役の面接官から1.5メートルほど離れた位置に立ち、応対を行ないます。
ロールプレイングは、途中で打ち切られることが多いようです。
「はい、ここまでにいたします」と言われたら、「失礼いたしました」と言って会釈をして席に戻ります。(3回目の着席)
次の受験者も同様に応対を行ない、席に戻ります。
この後、面接官から審査についてお話を伺ったり、アドバイスを受けるために前に進みますが、
席に戻ることはなく、アドバイスシートを受け取ったら荷物を持って退室します。
さて、準1級とは、歩く距離も座る回数も異なることにお気づきでしょう。
歩くたびに、そして座るたびに、徐々に緊張感が薄らいで振る舞いが粗雑にならないよう、
「立ち方と手の位置」「歩き方」そして「座り方」は、繰り返し練習してきちんと身につけましょう。
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基本的な事は「準1級」と同じですが、面接試験の流れが異なりますので、順を追ってご説明いたしましょう。
【1級】受験者2名 座る回数3回
1 面接室に一歩入って立ち止まり、「失礼いたします」と述べて会釈をし、荷物を置いて面接官の前に進みます。
2 《自己紹介と挨拶》 二人揃ったら、面接番号の若い方から述べて30度の敬礼をします。
「○番 ○○ ○○と申します。 どうぞよろしくお願いいたします」
[男性] ズボンの脇の縫い目に指を真っ直ぐ揃え、指先が丸くならないよう気をつけましょう。
[女性] 手を体の前で重ね、親指は隠し、4本の指はピンと伸ばしましょう。
3 「お二人ともお座りください」と言われたら椅子に向かって歩き、面接官に近い方の椅子から、
面接番号順に座りますが、座る前に面接官の方に向き直り、「失礼いたします」と言って会釈をします。(1回目の着席)
このときの「失礼いたします」は自分に聞こえる程度の大きさで構いませんが、必ず言いましょう。
4 面接官の方に向いている体を、一旦正面に向き直り、姿勢を整えてから静かに腰を下ろします。
① 片脚を椅子の前に移動する ② もう片方の脚を引き寄せる ③ 女性はスカートの後ろを整えて座る
NG:椅子をつかんで動かす ガタガタ音を立てる ドカッと座る 何度も座り直す
5 背中と椅子の背もたれの間を少し空け、背もたれに寄り掛からず、背筋を伸ばします。
[男性] 脚は肩幅に開き、膝から下は垂直に、手は太ももの上で軽く握ります。
NG:脚を開き過ぎる 脚を前に投げ出す 手が落ち着きなく動く
[女性] 膝を揃え、脚は床と垂直に、手は立ち姿と同じ形で太ももの上に置きます。
NG:膝が開く 脚を斜めに流す 脚を前に出す 脚を後ろに引く 手が脚の間に入る
6 《報告》 面接官から、「では、○番の方からどうぞ」と呼ばれたら、「はい」と返事をして、
上司役の面接官の斜め1.5メートルまで進んで立ち止まり、報告を行ないます。
7 報告が終わると「どうぞお戻りください」と言われますので、
「失礼いたします」と言って、会釈をしてから席に戻ります。(2回目の着席)
最初の人が終わったら「では、○番の方どうぞ」と呼ばれますので、次の人も同様に行ないます。
8 《応対》 面接官から、「では、○番の方からどうぞ」と呼ばれたら、「はい」と返事をして、
来客役の面接官から1.5メートルほど離れた位置に立ち、応対を行ないます。
ロールプレイングは、途中で打ち切られることが多いようです。
「はい、ここまでにいたします」と言われたら、「失礼いたしました」と言って会釈をして席に戻ります。(3回目の着席)
次の受験者も同様に応対を行ない、席に戻ります。
この後、面接官から審査についてお話を伺ったり、アドバイスを受けるために前に進みますが、
席に戻ることはなく、アドバイスシートを受け取ったら荷物を持って退室します。
さて、準1級とは、歩く距離も座る回数も異なることにお気づきでしょう。
歩くたびに、そして座るたびに、徐々に緊張感が薄らいで振る舞いが粗雑にならないよう、
「立ち方と手の位置」「歩き方」そして「座り方」は、繰り返し練習してきちんと身につけましょう。
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