ライラと仲間たち

いろいろな生き物と暮らす楽しくて大騒ぎな日記です。

絵本出来上がりました

2023-04-12 | 野生動物救護

野生動物救護のための普及啓発活動の一環として進めていた

絵本[にゃ~ちゃんの冒険]が、サントリー世界愛鳥基金からの

助成金を受け、やっと出来上がりました。

 

人間との共存の中で傷つく野生動物(野鳥)、原因は多々あるのだけど

令和3年度の野鳥の保護原因データでも、第2位が、<猫による被害>でした。

(因みに、1位は、窓ガラスなどへの衝突)

過去に遡っても、同じような結果が見られます。

 

生まれながらにハンターの能力を持つ猫、人と生活していても

空腹だからではなく、本能として狩を行ってしまうのです。

そして、猫の鋭い爪で傷ついた野鳥は、保護されても、傷は深く、

回復力、治癒力は極端に低く、命を落としてしまいます。

また、野鳥にとって脅威である猫も、外での生活は過酷なものです。

飢え、乾き、寒さ、暑さなどの他にも、交通事故などの危険性・・・

最近では、心無い人間による虐待も多々報告されています。

私達は、野生動物救護活動の一環として、野鳥を守るだけでなく

猫を守るためにも、猫の室内飼いを提唱してきました。

実は、この活動、17年前に、まだ救護の会が、任意団体として歩き出した頃

この問題を取り上げ、パンフの製作をしたのです。

でも、当時はスタッフも少なく、資金も無く、パンフが精いっぱいだった。

で、いつか、絵本として出したい、と温めてきた企画。

当時から関わっているスタッフは、感無量です

出来上がった絵本は、動物病院をはじめ、環境教育機関などに

無料配布します。

あ、図書館にも、でも、部数に限りがあるので地域は絞られてしまうけど

 

と同時に、パネルとチラシも作成し、普及啓発活動のイベントなどでの

展示も行っていきます。

手始めが、保全センターの<ブナ森展示コーナー>で、3ヶ月間展示されます。

 

一昨年の「野鳥の羽根標本」に続く、第2弾、やっと完成です。

まだ報告書などの面倒くさい仕事が残ってるけど、一段落かな。

で、次は、何やろう? 何作ろう?

色んな意見が出てるので、話し合い、検討し、資金調達し、と

動き出してますよ

 

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