ラブラドール・トリプルスター昨日、今日、明日

ラブラドールブリーダーの気侭な「雑記帳」へようこそ。

☆☆☆ 猛暑でしたねぇ~金曜日・・・

2011年06月24日 | トリプルスターの日常

   
今日、熊谷地方気象台の気温は39.8度を記録しました。
特に午前中早い時間は、蒸し蒸しと湿度が高く活動後のWan達の息はなかなか静まらなかったのです。
成犬達はざっと遊ばせた(リラックスさせた)だけで犬舎に収納。全ての窓を開放し、エアコンと扇風機を稼働させました。
マリア、ルーシー、ロジャーの兄妹達とタイガーだけは通常の運動をこなして相当に息を荒げていましたから、別棟に収納しエアコンを
強めに掛けて、扇風機の風も効率良くあたる様に設定してクールダウンを促しました。
      
      9時頃から30分程サリー親子を遊ばせてあげました。
      サークル内に日陰を作り、大型扇風機の風が強めにあたるようにしておいたのですが、子犬達は早々にバテ気味になって
      いて心配になりましたので、遊びは早々に切り上げて、夕方の時間に期待をかけることにしました。
      
      未だ体温調節の出来ない子犬達にとっては、今日のように異常に湿度の高い日は要注意なのです。
      油断していると、あっと言う間に熱中症特有の症状をみせるのは決まってこう云う日なのだと思います。
      何年か前に相談を受けた子犬は、すぐに熱中症特有の症状を見せるタイプの子犬でした。
      落ち着きが無く、ハアハアと普通以上にパンチングをする子犬でしたが、他の子犬が平気な時でも異常なくらいのパンチング
      をする結果、かえって息が苦しくなって熱中症に至ってしまうタイプの子犬でした。
      活発過ぎる子犬や、屋外飼育のWan達には特に注意しなければならない時期到来と言って良いでしょうね。
      朝方だからと言って油断は禁物です。朝方は意外に湿度が高く、犬達の息をする地上60センチ位の高さでは、おそらくむせ
      かえる様な空気の状態(高温多湿)になっているのではないでしょうか。
      こう云う日は、朝の散歩も考えなくてはならないかもしれませんね。
      どうしても散歩しなくては満足できないWanの飼主さんは、普段より短くサッと遊んで切り上げてみては如何でしょうか。
      意外に愛犬の方でも、蒸し暑い朝はそんな散歩を望んでいるかもしれませんよ。
      
      午前中の我が家の面々。
      それぞれが、思う存分にリラックスして、熟睡されておりました、、、、
      
      こうなると、ケージの扉を開けて撮影しようが、、、ピカッとフラッシュが光ろうが、、まったく気にはならないようですね。
      ケージ(個室)の中でなくては本当の意味の熟睡ができないとしたら、一日の内に例え数時間でもケージに入れて休ませる
      方法は、犬の健康維持の為には大いに目的に叶ったことなのですね、、、。
      
      身体の不自由な犬の管理も、こう云う日には特に注意しなくてはなりません。
      体力が異常に弱ってしまっている犬は、他の犬達と同じ環境で過ごさせるのは厳しいものがあります。
      活動も減って体力の弱っている犬は、例え成犬であっても子犬のように体温調節が出来にくくなっているからです。
      温度変化の余り無い、湿度の低い場所で過ごさせるのが良い方法なのですね。(但し、冷えは禁物です)
      只今介護中のハルちゃんには、与える水分の量でも気を使います。
      一日四回の導尿回数はあくまでも平均値で、尿が濁ったり色が濃くなったら水分を多目に与えて、必然的に導尿の回数も
      増やさなくてはなりません。
      ハルちゃんと同じ様に「神経因性膀胱障害」のWanを抱える飼主さんも多い事と思いますが、どうぞ頑張って下さいね。
      愛犬の導尿に関して不安を抱える飼主さんは、人間の導尿の方法を参考にすると良いかもしれません。
      1.一回の導尿が200cc以下になるようにする。 尿を貯めすぎると失禁や細菌感染が起こり易くなる。
      2.尿に細菌が感染すると混濁・血尿・悪臭が起こり失禁し易くなるので、導尿のたびに尿の性状を確認する。
      3.尿が濁ったら普段以上に水分を与えて必ず2~3時間以内に早めに導尿する。
      4.導尿に使うカテーテルは、その度ごとにアルコールで消毒し、挿入にあたっては清潔な医療用潤滑剤を使用すること。
      5.導尿後使用済みのカテーテルやシュリンジは速やかに消毒洗浄すること。(アストップ希釈液の使用が好ましい)
      6.洗浄後のカテーテルやシュリンジは、ペットシーツなどにくるんで空気の綺麗な場所で乾燥させる。
 ◇この介護にあたっている飼主さんは、Wanから一時も目が時離せず大変でしょうが、ぜひ頑張って大変な夏を乗り切って下さい。
      
      午後四時。
      馬尾神経障害で手術をしたWanの相談がありました。
      年齢11歳、♂、去勢済み。手術後数年が経っています。
      歩行障害と、その後起きた頚部の障害についての相談内容でした。
      
      三枚の写真に凝縮されたものが多くあります。
      
      障害犬は、固いアスファルトの路面をゆっくり歩いて、僅か数センチの段差を慎重に乗り越え、柔らかで心地の良い目的地
      の芝生に到達、思わずホッと安心して座り込みました。
      
      患犬にとって手術の後のケア(リハビリ)はとても重要です。
      専門的手術にあたる獣医師(専門医)は、術後のリハビリ指導が上手に出来るか否かで術後の犬の回復が大きくかわること
      を知っている筈ですが、上手く飼主に伝達されていないこともあるようです。
      また飼主さんの方では、リハビリの具体的手法や重要性を正しく認識せずに、折角手術したのにも拘らず愛犬を今迄の
      飼育環境に放置してしまう事態が多く、必然的に患犬の回復は思わしく無く、大変残念な結果に至っているケースを見掛け
      ます。
      
      夕方5時半。風向きが変わって、乾いた北東風が吹くようになった時を見計らって広場の草を刈りました。
      茫々に限界近く伸びてしまった草を、むずかるジョンディアをだましだまし刈って行くのは骨が折れる作業でした。
      暗くなり始めた午後七時、Wan達を載せて家に帰りました。
      今日も限界を乗り越えられたようで、気分は上々です。
      明日は土曜日。牡の子犬のお引き渡しがります。そして、問題行動の若犬の相談が一件。
      気温はぐっと下がりそうで、何とか普通に息が付けるかもしれません。人も犬も、、、、。

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今年も昨年同様に、ポンコツ犬舎に起こる様々な出来事を中心に書いてまいりたいと思っております。
ブリーダーと言う立場上、書かれる記事の中に一般の皆さまには理解できない内容もたまには有るかと思いますが、長い目で
読まれ、温かな目でブログの主旨を正しくご理解いただければ幸いに存じます。
ブリーダーの毎日は、みなさんが思っている以上に遥かに過酷なもので、ついつい言動も顔付も険しくなる時があります。
しかしブリーダーの元に暮らす沢山のラブラドール達は、毎日変わらず皆一様に幸せに満ちた顔付きをしています。
そんな笑顔のラブラドール達に学び励まされ、動けなくなるまでラブラドールと共に歩んで、好い顔つきになれたらいいなぁと思う
毎日です。四季折々、日々犬舎に巻き起こるドタバタを、拙い文章でこれからものんびりと綴ってまいりますので偏屈な作者(ブリ
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2 コメント

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Unknown (京都 アビィ)
2011-06-25 21:38:19
本当に暑い一日でした。が、小さな歯を見せて寝ている子犬の姿に、マウスを動かす右手が思わず止まりました。
かわいい~ なつかしい~ 
仕事の疲れも癒されました。
我が家にも3才のイエローの怪獣がおりまして、今日の術後のケア、勉強になりました。
良い獣医さんにかかる事も大切ですが、先生との連携の大切さも改めて感じました。
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こんにちは (Ponkotsu)
2011-06-26 02:00:45
コメント有難うございます。
どんな手術でも、術後のケアは大切なんですね。
獣医さんとのコンセンサスを十分にとって、最適なリハビリを辛抱強く行う事が
愛犬の将来を明るいものに変えててくれます。
大事なリハビリを怠ってしまったばかりに、折角の手術の意味が失われてしまっ
たのでは、執刀して戴いた先生にも、頑張ったWanこにも申しわけがたたなく
なってしまいますね。
獣医さんも、患者さんも、お互いを補うようなほんの少しの気働きが大事なんで
すね。
全ては愛犬のためですから、、、ね。
過去の経験を忘れず、明日を見つめて生きるWan達の行動には、見習うところが多
々ありますね。
いつもご愛読有難うございます。
時節柄、ご愛犬ともども、どうぞご自愛下さいませ、、、。
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