倉野立人のブログです。

日々の思いを、訥々と。

出没注意

2022-04-24 | 日記

季節は春爛漫。

長野エリアは 桜の時期(時季)も駆け足で過ぎましたが、さまざまな面で活動が活発化する時期でもあります。

先日 本ブログに登場したNさん、実は建設業の傍ら「マタギ(狩人)」でもあり、時期がくる(解禁になる)と 猟銃を担って山中へと入っておられるのです。

そんなNさん、4月も下旬になったこの時期「そろそろクマ(熊)が目を覚ます頃だから気をつけなきゃいかん。」と警鐘を鳴らしておられました。

ご案内のとおり、本州に広く分布する「ツキノワグマ」は、冬の間 洞(うろ)の中で冬眠し、春になると再び活動を開始します。

で、そろそろ その(目覚めの)時期になるというのです。

 

Nさんの〝警鐘〟に時期を合わせるように、4月に入ってから 全国では 北海道・岩手県・宮城県・石川県・神奈川県・岐阜県・福島県、それに東京都に位置する秩父多摩甲斐国立公園などで目撃情報が寄せられており、列島全域でクマが活動を再開したことが報じられています。

長野県域においては 4月2日に安曇野市・4月8日に南木曽町で目撃情報が寄せられているほか、長野市域においては 1月12日に鬼無里で目撃されたとのこと(この個体は いわゆる〝寝そびれ熊〟のようですが)

 

〔参考〕クマ出没情報ブログ

       ↓

 

クマ出没情報ブログ

ツキノワグマ・ヒグマの出没目撃情報一覧。都道府県別に紹介

 

 

 

直近では、4/22の朝、岩手県紫波町(しわちょう)で 1mのクマ成獣の目撃情報が寄せられたことが報じられ、余所事(よそごと)では済まされないことを実感させられたところです。

 

 

 

前掲のNさん曰(いわ)く「冬眠明けのクマは とにかく腹が減っていて、食いもんの匂いがすれば どこにでも出てくるから気をつけなきゃいかん。あと、昨秋~春にかけて生まれた子熊は 娑婆(しゃば)の怖さを知らなくて、どちらかといえば好奇心旺盛なので どこへでも出てくる。」そのうえで「子熊だと思って油断すんな。子熊の後ろには必ず母熊がいる。で、コイツ(母熊)は 子を守ろうと殺気立っているから、これがイチバン怖い。」とのことでありました。

 

 

 

折りしも今は 山菜採りのシーズンです。

山へお出かけの方々におかれては 音の出るラジオや鈴を携行するなど自己防衛に徹していただき、よもやの〝出会い頭〟にならないよう 充分にお気をつけいただきたいと存じます。

 

 

 

また一方〝平地〟でも さまざまな「出没注意」の喚起が聞かれました。

東和田エリアの公共施設(公園)では「マイマイガ注意」と「カラス注意」が呼びかけられています。

「マイマイガ」といえば、確か5~6年前に大発生し 卵塊の除去などで難儀した記憶がありますが、あれから時を経て 再び発生の気配があるようなのです。

それが 大発生になるかどうかは未詳ではありますが、いずれにしても市域内の一定エリアで あの厄介な卵塊や幼虫が現認されているようなので、私も含めて注意してゆきたいところです。

 

(あ~やだ の卵塊/過去の参考画像)

 

 

また、市域内 それも市街地においては「カラス」に注意が呼びかけられています。

特に ここ(公園)においては、人が置いた荷物をかっさらう〝盗っとカラス〟が暗躍しているので注意してクダサイ、と声かけされていました

関係者によると、公園などで休むときに 不用意に菓子や弁当などを置きっ放しにすると、どこからともなくカラスが飛来し それらを咥(くわ)えて飛び去ってっちゃうとのこと。

で 此奴(こやつ)は、かっさらったモノを人の手の届かない場所まで運んで ゆっくり開封してご相伴(しょうばん)に預かるらしいのです。

そもそもアタマのいいカラスは、いわば人智を上回るカラス知恵?で私たちを翻弄しているみたい…油断は禁物といったところでありましょう。

 

 

 

マ、連中も 生きてゆくのに必死というものなのでしょうが、春の訪れと共に さまざまな生命体が活発化する中、私たち人間も 自己防衛に徹しなければならないと 思いを新たにさせられたところです。

 

 

 

 

 

 

◆長野市コロナ報告

4月23(土)、長野市内で新たに130人(市14235~14364例/他1人は東京都で届出)のコロナ陽性感染者の発生が報告されています。

 

4/20(水) 長野市におけるコロナ感染症の発生について [PDFファイル]

                ↓

https://www.city.nagano.nagano.jp/uploaded/attachment/746336.pdf