倉野立人のブログです。

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長野市議会R4年6月議会「総務委員会」発言要旨

2022-06-23 | 日記

さきの21(火)に行なわれた、6月長野市議会「総務委員会」での「所管事項調査」における 私の発言内容(要旨)についてご報告します。

「所管事項調査」とは、議案とは別に 市政に関する諸課題について、この際に(委員会審査の際に)所属する委員会(部局)に関連する案件について 各委員の裁量に基づき発言するものです。

実は この「所管事項調査」、われわれ議員にとって あだやおろそかにできない貴重な場なのです。

と いうのも、議員の行動(発言)には「議事録」の残る場で何を為(な)したか(発言したか)が非常に重要なのです。

市政課題について市の対応を質(ただ)すときは、直接 職員に電話等で問い合わせるのが手っ取り早いのですが、それが ひいては市政の全体論にかかるような案件の場合は、敢えて公式(委員会)の場で発言するべきと 私自身は考えています。

そのため、日常活動の中で 市民の方々から問題提起や相談を受けた際には、私なりに咀嚼(そしゃく)したうえでメモに留(とど)め、その場で(職員に)訊(き)くべきか否かを判断し 案件によっては委員会(所管事項調査)の場で発言を求めるところです。

以下、主な発言の抜粋です。

 

〔地域市民生活部 所管事項〕

Q,住民自治協議会の会長等の役員報酬の金額について、市はどの程度関与しているか。

A,住自協活動そのものを(住自協に)委ねているので、役員報酬についても関与していない。

このことについては、住自協の活動資金の多くが公金(税金)で支弁されており そこから拠出される役員報酬について市が関与せず いわば住自協に〝お任せ状態〟にあることに疑問を感ずることから、今後 改めて検証してゆくこととします。

 

〔企画部 所管〕

Q,婚活事業として 新たに「長野市マリッジサポートデスク」を開設し、オンラインによる事業展開を行なうとのこと。この事業自体は評価するものの、長野市における婚活事業については 地域で地道に活動を行ない「結婚相談員事業」が礎(いしずえ)としてあることから、かかる先人たる関係者の方々へも丁寧な(新事業の)説明を行ない、必要において連携すべき。

このことについては、後日に(結婚相談員さんへの)説明の場を設け ご理解とご協力をいただけるよう計らってゆくこととします。

 

Q,市の情報(広報)施策について同僚議員が質問した。市の情報については 外に向けての発信の一方、長野市民のみなさんに対してこそ 市の有様(ありよう)についてご理解いただけるよ広報公聴に力を入れるべき

A,「広報ながの」をリニューアルした。また市のホームページもリニューアルの予定なので、今後も市民に分かりやすい広報に努めてゆく。

このことについては、その情報伝達の如何が 市民生活の「質(しつ)」に直結することから、今後も不断の努力を重ねるよう 改めて具申しました。

 

〔総務部 所管〕

Q,市の公共施設マネジメントに関連し「長野市こども館」の〝福祉トイレ問題〟について同僚議員が本会議で質問した。既存施設の改修のため、現状の居ぬきでは トイレが手狭で障がい者の利用に不便を生じる恐れがあるが (居ぬきのため)改善には限界があるとの答弁だったが、今後 長期に亘って市民利用をいただくことから、今のうちに適切に対応すべきでは。

A,所管(こども未来部)とも改めて相談し 検討を促してゆきたい。

このことについては、会派として設計図面を照会するなどして いわば〝手遅れ〟にならないよう 推移を見守ってゆくこととします。

 

Q,市職員の定年後の「二次就職(いわゆる天下り)」について、職場の選択などについて基準等はあるか。

A,市内の団体等から いわゆる募集があることは開示するが、市が行き先をリードすることは斡旋行為になるので行なっていない。当該団体と当人との話しの上で決まっていると承知している。

このことについては、当人(退職者)の〝単なる腰掛け〟になっている帰来(きらい)があり、諸課題(問題)の温床の一因となっている現状を側聞しているので、今後 さらに検証し、改めて質(ただ)してまいります。

 

Q,放課後こども総合プランについて、新たに「一般財団法人」化することとなったが、公共施設の新たな形態での運営という点で 例えば今後の運営の際に発生が予見される、課題発生時の「責任問題」などについて 市はどのように関与してゆくのか。

A,今回の一般財団法人化は、市から丸投げするのではなく いわば委託の形で運営することから、課題発生時には(市が)責任をもって当たってゆく。

このことについては、例えば障がい者支援団体において 本来の目的(障がい者支援)ではなく、そこに居る職員にとって都合のイイ組織に変質している悪しき実態などが散見されることから、かかる新法人については あくまで「チルドレンファースト」の視点に立って健全運営が為(な)されるよう強く具申し、今後の推移を見守ってゆくこととします。

 

Q,職員の「あいさつ」について、相変わらず(朝の)庁内ですれ違う際の〝他人行儀〟が続いているが、改善されるよう取り組みはされているか。

A,職員研修などで励行している。今後も努力を重ねたい。

「あいさつ」については、言われて行なうのではなく 自然発生的に口(くち)をつくのが本来の形でありますが、ことさら 市民を相手とする市役所・支所などにおいては、気持ちの良い接遇を行なうことが(市職員の)責務でもあることから、引き続きあいさつの励行について徹底するよう改めて具申しました。

 

〔財政部 所管〕

Q,同額入札の「くじ入札」について、書類不備の社に対し市(契約課)がフォローすることになっているが、厳しい社会状況下の同額入札について、市が疑義を抱かれることの無いよう適切に対応すべき。

A,今の対応で問題ないと考えている。

このことについて 各社は、まさに血の滲(にじ)む企業努力のうえで入札に参加するも、同額の際には「くじ」による まさに〝運任せ〟で悲喜を味わっている。

市においては かかる事業者の状況を十分に斟酌し、事業者の(入札)参加意欲を削(そ)ぐことの無いよう適切に対応すべきことを強く具申しました。

 

 

これらは 私の発言の一部でありますが、引き続き課題の摘出や 市民の方々からの「声」を拝聴し、然るべき公(おおやけ)の場で検証するよう不断の取り組みを行なってゆく所存であります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆長野市コロナ報告

6月21(火)・22日(水)、長野市内で新たなコロナ陽性感染者の発生が報告されています。

 

6/21(火) 長野市におけるコロナ感染症の発生(17人/市18012~18028例)について

                            [PDFファイル]

                ↓

https://www.city.nagano.nagano.jp/uploaded/attachment/750151.pdf

 

 

 

6/22(水) 長野市におけるコロナ感染症の発生(20人/市18029~18048例)について

                            [PDFファイル]

                ↓

https://www.city.nagano.nagano.jp/uploaded/attachment/750268.pdf