goo blog サービス終了のお知らせ 

倉野立人のブログです。

日々の思いを、訥々と。

長野市が「マリッジサポートデスク」設置 ~地域の地道な婚活支援事業を礎に~

2022-06-29 | 日記

長野市が、県と連携し 新たな婚活(結婚相談)事業を緒に就けています。

その報告を受けた際には、かつて(私たちが)市に倣(なら)うことを勧めた 地域の地道な婚活支援事業に思いをいたしたものでありました。

 

今回 長野市がスタートさせたのが、県が基幹となる『ながの結婚支援ネットワーク』において 自治体など関係機関が運営する「ながの婚活マッチングシステム」への登録を手伝う「長野市マリッジサポートデスク」です。

 

 

長野県においては、長野市などの自治体や社会福祉協議会などが募集(登録)した方々を対象に AIなどを活用した「マッチング」を行ない、最終的に成婚をめざすとしています。

 

 

 

このマッチングシステムへの登録に向け「長野市マリッジサポートデスク」が、登録に必要な本人確認の手続きや 情報の入力などを手伝うものです。

 

 

 

 

長野市の人口は、平成12年の38.8万人をピークに 令和2年では37.2万人と減少傾向にあり、国立社会保障・人口問題研究所による将来推計人口に準拠すると 令和42年には27万人を割り込むとされ、本格的な人口減少局面に突入しています。

このような状況下、長野市では少子化対策として「長野市子ども・子育て支援事業計画(R2~6年度)」を策定し「妊娠・出産包括支援事業(ながの版ネウボラ)」の実施など、主に子育て支援に重点を置いた施策を行なってきました

少子化問題については、人口減少問題の他 未婚率の上昇・晩婚化に伴う出産年齢の上昇・男性の家事育児への未参画など、さまざまな要因が複雑に絡み合っていることから それらを踏まえたうえでキメ細かい施策を行なうことが重要です。

このため長野市では 平成26年度から「結婚支援事業」に取り組み、結婚・妊娠・出産・子育て等の切れ目ない支援を行なっています。

長野市が平成30年に実施した「結婚などに関する市民意識アンケート」では、独身者のうち 結婚に前向きな者が7割を超える一方、実際に交際している者は21.8%と低く、さらに「積極的に婚活をしていない」と答えた者が80%にも上りました。

これらの結果から、市内の独身者は「結婚に対して前向きであるものの、積極的に結婚に向けた取り組みはしていない」という傾向が浮き彫りとなり、また 独身である理由として「異性と知り合う機会がない」または「理想の相手にまだめぐり会わない」という回答が全体の1/4を占めていることから、長野市は 結婚を希望する人に対し、婚活に必要な知識の習得など 結婚に向けた「自分磨き」の場としての各種セミナーを開催すると共に、結婚機運の醸成を図るため 結婚を希望する若者を応援する市民ボランティア(ふれ愛ながの婚活「夢先案内人」)の養成に取り組み、市内の結婚を希望する人や それを支援する方々に対し必要な情報提供などを実施しています。

そのうえで今回、県が 各界各層を交えた婚活事業に乗り出したことから、長野市としてもこの事業を積極的にサポートし、一人でも多くの成婚者(カップル)が誕生するよう努(務)めているところです。

今回の このマッチング事業は、SNS世代の方々にとっては対応(登録)し易いシステムと思いますので、多くの人に登録してもらい 佳き出会いの場となることを期待するばかりです。

 

[参考 1]長野県の取り組み

   ↓

結婚マッチングシステムについて|ながの結婚支援ネットワーク

 

[参考 2]長野市の取り組み

   ↓

ながの結婚マッチングシステム「NAGANO ai MATCH」で婚活を応援します! - 長野市ホームページ

 

 

ところで、かかる前衛的な事業(婚活支援)ですが、その陰(かげ)には、地域で脈々と継続的に行なわれてきた(きている)取組みを忘れてはならないと、それを知る者の一人として強く認識するところです。

と いうのも、今 長野市で盛んに行なわれている婚活支援事業のルーツ(手本)は、なにいう私の住む地域での地道な取り組みが礎(いしずえ)になっていると言っても過言ではないのです。

遡(さかのぼ)ること平成26年、長野市は少子化対策を初め 子育てから結婚に至る課題を一元的に担う「こども未来部」を新たに設置しました。

その際、同部に婚活に取り組む「マリッジマッチング」の部署を初めて開設することになったのですが、その際 私の方から、地域で継続的に行なわれている「結婚相談事業」を参考にするようにと、就任間もない女性部長(M部長)に具申したのです。

地域における結婚相談事業は、当時 地区社会福祉協議会が主体となり、地区内から「結婚相談員」なる人材を選出、その方々が イイ意味でのお節介(せっかい)おじいちゃん・おばあちゃんとなり、ときに親代わりとして男女を引き合わせてくださいます。

そこには 発足当初から厳格な個人情報保護の体制・当事者の心情に寄り添った 思いやりのある丁寧な対応が徹底されており、相談に来た当事者やご家族は いずれも感謝と信頼の心を寄せながら相談しておられるのです。

私の勧めで 結婚相談員が集った会議に出席されたM新部長は、結婚相談員さんの(前掲の)適切な対応を直(じか)に聞き、この精神(意識)を (当時)新たに取り組むマリッジマッチング事業の基本姿勢として活かしてゆきたい旨を表明されていたことを 今でも鮮明に覚えております。

 

あれから長い年月が経過し、時代の趨勢(すうせい)と共に 例えば この結婚相談事業も〝マッチングアプリ〟なる最新鋭のアイテムを駆使することになりましたが、その通底にある〝当事者を思いやる精神(意識)〟は何ら変わることなく、いや IT化が進むからこそ「人の心」に配慮し、利用者が信頼を寄せ 真に頼りになるツールとして活用されることを期待するところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆長野市コロナ報告

6月26日(日)~29(水)、長野市内で新たなコロナ陽性感染者の発生が報告されています。

 

6/26(日) 長野市におけるコロナ感染症の発生(10人/市18078~18087例)について

                            [PDFファイル]

                 ↓

https://www.city.nagano.nagano.jp/uploaded/attachment/750566.pdf

 

 

6/27(月) 長野市におけるコロナ感染症の発生(2人/市18088~18089例)について

                            [PDFファイル]

                 ↓

https://www.city.nagano.nagano.jp/uploaded/attachment/750610.pdf

 

 

6/28(火) 長野市におけるコロナ感染症の発生(11人/市18090~18100例・他に1名が東京都で届出)について

                            [PDFファイル]

                 ↓

https://www.city.nagano.nagano.jp/uploaded/attachment/750706.pdf

 

 

6/29(水) 長野市におけるコロナ感染症の発生(4人/市18101~18104例)について

                            [PDFファイル]

                 ↓

https://www.city.nagano.nagano.jp/uploaded/attachment/750745.pdf

 

 

 

 

 

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 意外なところに食中毒リスク... | トップ | スポーツコミッション with ... »