倉野立人のブログです。

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新型コロナウィルスに関する情報「口腔内での感染と予防」

2021-06-29 | 日記

新型コロナウィルスに関する さまざまな情報が聞かれる中、2つの異なる研究がリソースとして供され、いずれも興味深く 私たちの〝コロナ禍の日常〟において「お役立ち情報」となることが実感されました。

 

アメリカのノースカロライナ大学などのチームが「新型コロナウイルスは 口の中で直接感染する」という研究結果を発表したことが報じられたのです。

 

 

 

 

それによると 新型コロナウィルスは、これまで目や鼻 また口の粘膜に付着し、そこからさらに 肺などの細胞に侵入して感染することが判っていましたが、新たに 今回の研究により (ウィルスは)口腔内…頬の内側や歯茎、また舌の細胞にも新型コロナウイルスが直接感染し、そのうえで 口の中で「増殖」してしまうことが明らかになったとのこと。

 

 

 

研究では、たとえ無症状の患者であっても(唾液から)3週間以上に亘って ウイルスが検出され続けた事例や、また 味覚・嗅覚の異常など、口腔内に(コロナ禍の)異常が起きている患者の唾液からは ウイルスが見つかりやすい傾向にあることも判ったとのことでした。

 

 

 

 

この結果から、新型コロナウィルスについては「口腔内(口の中)」自体が いわば〝ウィルスの培養装置〟になっており、その中で溜められた唾液(だえき)が 会話やクシャミなどを通じて飛沫となって拡散し、結果 他人に移す悪しき要因となっているとのことです。

 

 

 

この結果から、私たちは 今まで以上に口腔内を清潔に保つことが重要であると指摘されていました。

特に、口の中に汚れがある人ほど ウイルスが直接口腔内の細胞にくっつきやすくなるので、そうならないためには 日頃の歯磨きやうがいの励行により 口の中を清潔にしておくことが改めて強く推奨されています

 

 

 

また「マスク」の効用についても、口腔内からの飛沫を防ぐ「蓋(ふた)」という役割において、改めて必携すべきことが述べられていました。

 

 

一方、やや類(たぐい)は異なりますが「口腔内のコロナウィルスを不活性化させる」との効用として「緑茶」の存在が改めて注目されていることが伝えられています。

京都府立医大のM教授によると、お茶の中に含まれるカテキン(特に緑茶の中に高濃度に含まれるピガロカテキンガレート)なる成分が、新型コロナウイルスを不活化することが分かったとのこと。

 

 

 

M教授は 新型コロナウイルスの性質について「唾液の中に存在することで飛沫を通じて感染を広める」とし さらに「人がお茶を飲むと 唾液中のウイルスが低下する可能性がある。多くの人がお茶を飲むことで感染拡大を抑制するという効果が見込めることから、予防や治療といった「自分のため」に併せて、やむを得ず発生する飛沫内のウィルスの感染力を弱めるため、いわゆる「周囲の人ため」にお茶を飲むことが非常に有効ではないかと推察している。」と述べていました。

 

このことについて 報道の中では「例えば どうしても会話の必要性があるときは、その前に 各自がお茶を〝含み飲み(口の中で転がしてから飲む)〟をした後で会話に臨めば 口腔内のコロナウィルスが不活性化して感染リスクが抑えられることが期待できるし、また例えば 接客の際にはどうしてもマスクを外さなければならない理美容院やエステサロンにおいては、作業の前 お客様の方(ほう)にお茶を含み飲みしていただくことで、店内での感染リスクを抑える効果が期待されるのではないでしょうか。」とレポートされていました。

 

 

 

 

〝見えざる敵〟たる新型コロナウィルス。コイツの感染拡大予防には「これで万全」との 100%対策は難しいところがありますが、今回の「口腔」に纏(まつ)わるコロナ情報は大いに参考になるところであり、今後は 日頃の社会行動に併せて、かかる「うがい・歯磨き・緑茶の含み飲み」を〝新たなツール〟として用いることも一考の余地アリと思ったところでありました。