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京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

小さな花見、春は平等に

2008年03月26日 | 今日も生かされて
細く、背丈の低い木だが、花が咲いている。池のはたの、小屋の脇で。

深泥が池。決して多くの人で賑わう場所ではない。池沿いの歩道には、よく数台の車が縦列に駐車している。
休憩しているのか、昼寝しているのか...。小さな公園がある。光もあまり届かないような、人目からも遠ざかったような所で、好きにはなれない場所だが。
静かな水面に、周囲の山の姿さえ映す池で、天然記念物の生息地。
池の西側の一般道から道沿いに南側へ少しばかり入った所に、その小さな細い木はある。

ここにも平等に春は訪れ、可憐な命を咲かせているのだ。

ポツン、ポツンと花開くものを見つけ、こんなところに桜かと、後戻りして確かめた。
あれから2回目、今日様子を見に立ち寄った。この可憐さがなんとも素敵だ。心に残る。
人知れず咲く花。あなたはかしこいね。
あなたの姿に心を温める人がいる。

今年はこの池畔の雪景色が美しかったが、今はこの可憐な生命が、春に色を添えている。





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