京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 ようやく再開

2014年11月27日 | JessicaとTylerの日本滞在記

雨模様のッキリしない二日間がつづいたが、ようやく気温も上がりはじめ日差しに恵まれた。散歩に出て公園で一休み。ひときわ華やかさで目を引く銀杏落葉、なんとも美しかった。

インフルエンザA型と診断されて登校停止状態だったJessie。ひやひやして見守ったが、基礎体力がものをいったか、おかげさまでそれほどひどくならずに落ち着き、今日から再び学校へ。Tylerも珍しく朝から幼稚園に行く気満々、「マミちゃん、早く行こう」と母親を促していた。毎朝、別れ際には涙を見せるものの、ものの5分もしないで泣きやむとのこと。給食もしっかりいただける。トイレも自分でいける。問題は母親とのバイバイだった。「ちょっと泣いておこうか」、今日は親の顔を見てひとグズリして入っていったというからおかしい。
「ひよこ」組、2歳児もいるというクラスで、12月初旬の発表会に向けて歌やダンスを練習中。さぞやてんでんばらばらなステージになるのではなどと勝手に想像している。「♪しあわせなら手をたたこ」、Tylerは「し。。を。。。て。かた。。。。こっ」??と、歌詞を満足には発音できず、しっかり聞きとれるのは出だしの「し」と最後の「こっ」だけ。振りのかわいさで家族の笑いを誘う。ま、それでよいのだ~。一応は練習の成果を楽しみにして…。


病み上がりとは思えないJessie。帰宅後、池の鯉に「ジェシとマミちゃんとパンをあげにいく」希望をかなえたTyler。元気が、健康が何より。私たち大人のペースも彼ら次第といえそう…。
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 おかげさまで順調でした

2014年11月22日 | JessicaとTylerの日本滞在記

10月6日、成田国際空港着で来日した「御一行様」。皆で一緒にディズニーランドを楽しんだあとは、友人と会ったり浅草などを観光したりと別行動が多かったようです。10日、京都へ向かうにあたっては「渋谷駅東口集合」。ただ、すんなりいかない前後の諸事情があったらしく、新幹線で京都駅着は午後7時過ぎに。関西空港から一人リムジンバスでやってくる叔母さんを迎えるのに、出直す手間を省こうと全員で待機。疲れ切ったような彼らの京都初日はこれで終わることになります。

 
  
足並みがそろわず、気の向くまま。たえず後ろを振り返っては顔ぶれをチェックし、一人いなければそろうのを待つ。さあ、やっとこさ出発かという間際になって、また一人がトイレにと消える。そこで再び長い待ち時間が生まれてしまいます。と、その間にまた誰かがコーヒーのテイクアウトに店に入っていくし…。あっら~!! 言葉はなくても思わず顔を見合わせたギャビンさんとは、この状況をわかり合えたようで、彼の目が笑っていました。
土産物店をのぞいたり、足を止めて興味を示されるまま、写真をとっているのも嬉しいことだから、個々の時間を大切に尊重?? 従って、無理なくゆったり過ごそうとたてたプランの消化さえままならない超スローペースでの移動でしたが、東京にはない美しい風景を堪能された御一行でした。


Jessieは17日より小学校へ通いだしました。クラス分けされた新しいクラスで早速新しい友人もでき楽しげです。Tylerも19日から近隣の幼稚園に短期通園させていただくことになりました。園長先生からプレゼントされたブルーのバスケットを提げて…。ひよこ組のTylerは母親との別れ際に涙がこぼれるようです。今朝など「ターくん、ようちえんいきたくないー」「こうえんにいきたいのー」って。この3連休明けはさぞや大泣き、かな?  
英語でしゃべることが多いTyler。やんちゃ坊主は英語で突っかかってきますが、日本語でも一生懸命に思いを伝えようとする姿は、幼かった頃のJessieと重なります。声までもよく似ていて。笑顔よしです。今日は母親と二人で外出中。

Jessieは、私と図書館へ寄ってからショッピングの予定を組んでいたのですが、残念なことに昨夜から様子がおかしく病院へ。インフルエンザだと診断されました。同じクラスの大の仲良しがインフルエンザで欠席し出していたので…。「頭がくらくらする」彼女の看護が今日のお役目でした。大丈夫かしら、わたし…。
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 御一行様は…

2014年11月07日 | 日々の暮らしの中で
きのう6日、無事成田到着。…しているはずです。Hall家の4人とそこに3名が同行です。

「着いた」とひと言連絡してくれればよいものを、何を考えているのかさっぱりです。
彼らのスマートフォンは日本国内で使用できず、娘も帰国の度に不自由しています。私の携帯電話でさえ、オーストラリアへ行けば海外仕様に切り替えて通話もメールも可能だというのに。ただこれは、彼らのスマホの性能が悪いという問題では全くありません。

公衆電話だってあることです。今日になって未だに音沙汰なしとは、なんか気分がムッ!! ではありますが、今はまあまあ流しておきましょう。
彼らは明日は息子と合流予定です。土日にかけて東京まで出て来れないかと、息子からのメールが入りました。そりゃあいけるものなら行きたいけれど、無理でしょ! 新幹線代だけでも出すよと言ってくれますからありがたい?こと。でもやはり無理。10日に一緒に京都まで戻っては、受け入れ準備が進みません。この日にはもう一人が、関空着で京都までやってきます。

さて、子供二人を含む8名、ちょっとした団体様をどこへご案内しましょう。Jayが伏見稲荷大社へ行ってみたいというのを聞いて、意外に思っていました。ところが、世界最大手の口コミサイト「トリップアドバイザー」の「外国人に人気の日本観光スポット」では今年、伏見稲荷大社が1位になったそうです。朱塗りの千本鳥居は映えます。金閣寺、清水寺はもちろんランク上位。「京都国際マンガミュージアム」の来館者が年間26万人を超え、市内の訪問地ベスト25に入っていて、「嵐山モンキーパークいわたやま」も人気あるようです…。

こんなことを考えながら10日を待つ者の身になってみれば、電話ぐらいしたってバチはあたらんでしょうに? あかん! 言わんとこ…。
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 Nanaおばあちゃん永眠

2014年11月04日 | 日々の暮らしの中で

Tylerが生まれた2011年、82歳のNanaおばあちゃんとお会いしました。たくさんの子供たちや孫、ひ孫は皆近隣に住んでいるようで、一族のゴッドグランマ的な存在感あるおばあちゃんでした。外見も…。けれど、ちょっと太り過ぎの感あり。

脳卒中で倒れ入院。その後は24時間体制での介護が必要となり、老人ホームに入居。聞き取りにくいながらも、おしゃべりをしていたと聞きました。次第に食事が取れないようになってきて、延命治療をすることなく、11月2日に亡くなりました。ピンクの服を着て(着なくてもいい)、故人が好きだった色を見につけて、会葬するのだそうです。
私の腕に手を乗せ、トントンして笑っていました。その手の柔らかで温かかったこと。

Nanaの孫になるJay一家プラス4人は、葬儀を済ませてから予定通りに日本にやってくるようです。
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 一笑すれば

2014年11月02日 | 日々の暮らしの中で

待ってました。左京区にある知恩寺で秋の古本まつりが始まり出向きました。先月30日、初日のこの日は帽子を持たずに出たことを後悔するほど強い日差しでした。日焼け止め対策だけはしていたものの、暑くてたまりません。テントの蔭に入ってはホッとしながら3時間弱、手にとっては覗き見ばかりでしたが、もう充分というほどを立ち読みしてきました。

日野原重明氏と瀬戸内寂聴さんとの対談の中に「笑顔施」ということばを見つけ、これひとつをインプット。この日の収穫でした。「えげん(がん?)せ」、笑顔は布施の一つとイメージがわく言葉です。「和顔施」に通じる「笑顔施」でしょう、か。
今日11月1日は古典の日でした。予定されていた寂聴さんが体調悪く講演を辞退されるのを知って申し込まずに終わった今年。寂聴さんの笑顔に代わる友人の心づかいをいただき、何やら笑みがこぼれました。
ジェイアール京都伊勢丹の7Fには美術館「えき」KYOTOが入っています。開催中の浮世絵師・歌川国芳の世界を見てきたと、3枚のポストカードが届きました。


その中の1枚の「坂田怪童丸」。躍動感あふれる鯉の瀧登りと、たくましい金太郎の姿に、間もなくやってくるTylerを重ねてくださったのかも。きっとそう…。封を開け、友人のクスッとした笑顔が飛び出して、心に花が咲きました~。一笑が百笑にと…。
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