2年前、5歳だったJessieはプレップスクールに通っていました。クロスカントリー大会の朝、母親はカツドンをつくって娘が起きてくるのを待っていました。
「おはようごんざえもん、ジェシー」
「おはよう。なにかようかここのかとおか」
「カツドンつくっておいたからね。しっかり食べて今日はがんばってよ」
「おっとガッテンしょうちのすけぇ。カツドン食べてがんばるよ~!!」 …と、これは言ったかどうか…。
女の子50人ほどで500mを競走しました。練習ではいつも1番というJessieはファイト満々でしたが、油断大敵! 並んで走っていた級友の猛烈なラストスパートに追いつけず、負けてしまったのでした。
失敗は成功のもとよと、小学校1年生となった昨年の大会にのぞみました。が、両親の声援もむなしくやっぱり2位でした。
今年こそ、三度目の正直です! 先日、両親と弟とで駆けつけ大声援を送ったとか。外側からのスタート、やがて1位を確保したまま、ゴールまでもうあと30mといった地点にダントツの1位で戻ってきたのだそうです。これでようやく晴れて!?
このまま走り抜けてはドラマがありません。なんだ、孫が1位の自慢話か!と言われそうです。見せ場がなくてはちっとも面白くないのでしょう。ハラハラドキドキのレース展開こそ期待されるお話です。
だから、ではありませんが、Jessieはあと30mを残して、そこから先ゴールまでのコースがわからなくなってしまったのだそうです。ラインが引いてはありません。なのに、紛らわしいポールがいくつか立っていて、瞬間、どちらへ進むのかハタと考え込んだのでしょうか。朝の雨で、若干のコース変更がなされたにもかかわらず、きっちりコースを誘導する先生もいなかった…。Jessieは立ち止まってしまったのだそうで、結果は4位で終わりました。
本人より父親の落ち込みようが激しかったと笑う娘です。残念でした。意気込み十分、何でも意欲的なJessieではありますが、拍子抜けということもしばしば。これが今の姿なのか、愉快な話題には事欠きません。
【Holiday fun at Shomcliffe Pier. Sofia Morgan of Michelton, Jessica Hall of Waner, Sophia and Ashia Dyball of Sandgate: Calleja Mark】
浜辺で遊んでいた時の写真がローカルの新聞に掲載されたのだそうです。