アロンソが雨まじりのＧＰを制す。

今回のヨーロッパグランプリって何かとっても面白かった。スタートしてすぐに大雨のため水のカーテンの中を疾走、タイヤバリアへの激突寸前のマシンが相次ぐ中３台目に止まってしまったハミルトンはちょっと油断している間になぜか復活。しかし周回遅れに近いロスは最後まで回復することなく、マッサとアロンソの争いに加わる事はできなかった。ライコネンは油圧系トラブルのため後半リタイヤ。それでもやっぱりフェラーリとマクラーレンの戦いとなった。５５週目あたりのマッサとアロンソのドッグファイトは手に汗を握る迫力たっぷりの内容だった。しかもその時、追い討ちをかけるように再び雨が降り出すという低気圧の演出もするどくレースを、盛り上げてくれた。レインタイヤへの交換、ピットレーンでのニアミス等見どころの多いヨーロッパＧＰだった。今年はドイツＧＰが行われないようなのでメルセデスの優勝と言う事で現地は盛り上がった事であろう。これでルイス・ハミルトンのデビュー以来の表彰台物語もおしまいとなってしまった。最後の最後でハイドフェルドを捕らえれば連続入賞が・・・という展開だったが、とりあえず９着と言う結果になった。それでもドライバーズポイントはまだトップの座を維持しているたいへんな新人であることには変わりない。予選のクラッシュから始まりとんでもないレースだったが、次からの活躍を期待したい。次のハンガロリンクは８月５日、抜きどころの少ないサーキットだけにいつもの上位にいるチームに有利な展開になりそうだから、また迫力のあるレースをしてもらいたいものだ。そういう訳ですのでプロ野球は火曜日から後半の開始です。