資産1000億を目指すブログ

2065年までに1000億目標。株式投資についてつらつらと。誤字脱字錯誤に計算間違い多数。補正・修正は読み手側でして。

流動性の低い設備に利益を突っ込む(成長)企業は割り引いて考えるべき

2012-01-21 16:48:31 | 投資日記
劣化率の激しい固定系資本に投資をせざるを得ない企業はそうじゃない企業に比べてやっぱりグレード落ちるよねと思う。成長するに設備投資がいらないってのは言いすぎだと思うけど、やっぱ流動性の低い固定資産はいやだ。特に耐久年数が長くて特定用途に特化してて、この先安定的にその設備がキャッシュに変わると言うかなり高い角度が無い限りは。だからそういう意味で、積極的にそういうリスクの高い設備に投資を行っている企業は利益を割り引いて考えるべきじゃないかと思う。これはある種の保険に匹敵するのではないかと。

成長するのに設備投資がいらない事業なんて俺はないと思ってる。と言うか、そういう企業もある葉あるんだけど、えてして利益率が高くなるだけの事で、大した意味合いはない。それよりも設備投資の質に目をもっと向けたいと思う。

生産系資本に利殖系資本が利潤的に勝てない理由

2012-01-21 16:38:28 | 投資日記
利潤は富であり生産者の行動による成果物である。故に事業者(生産系資本)は富(利益、利潤)を得やすい(アクセスしやすい)。逆に生産の現場から遠のけばそれだけ富(利益、利潤)にアク得にくい(セスしにくい)。既存の富をどこかから持ってこれれば利殖系資本(例えば国債)は短期的には生産系資本よりも高い利回りを得る事が出来る。ただし、それは既存の富の安定感や大きさ、利殖系資本の規模なんかも影響してくる。いずれにせよ有限的であり長続きはしない。

例えば国債(利殖系資本)が長期的に生産系資本の利回りを上回り続ける事は出来ない。国債の利回りが高ければ、生産系資本は生産をやめ、国債に振り向けられるから。また国債の利回り自体も過去に生産系資本が生産した富(に対する徴税権)によりどころをおいている為、それが尽きたら高い利回り(@実質ベース)は維持できない。

別に国債だけじゃなくて、これは定期預金なんかにも当てはまる。定期預金の利回りが株式投資よりも低いのは当たり前の事。なぜかと言うと、定期預金の利益は生産者からの分け前(と言うか残りカス)だから。事業者(生産系資本)が銀行から資本を借りるのは金利コスト(銀行への分け前、残りカス)よりも高い利益率を事業から得られるからこそ銀行から資金を借りているわけ。だから必然的に事業者(生産系資本)の方が利回りは高くなる。具体的に言えば、ROAが金利コストよりも低かったら普通、お金を借りないでしょ。そうでなければ負のレバレッジがかかってしまう。さらに、定期預金はさらにだ、銀行を通すので事務費用を支払う必要がある。だからさらに利回りが低下する。まぁこんな理由で株式投資(生産系資本への投資)が債権投資(利殖系資本への投資)に勝つ。と、とりあえず説明をする事が出来る。

ただ例外もあって、利殖系利潤が長期的に生産系資本に勝つ方法と言うのもある。例えば、生産系資本を確実な支配下において搾取する体制を取ると言う事とか、税務的に生産系資本が弱者に追いやられているとか、そういうの。結構例外は沢山ありそうな気がする。。


でもま、基本は生産系資本への投資が利殖系資本への投資よりも勝ちますと言う事で良いんじゃないかと思う。
ただし、長期的、安定的、合理的に経済が回ってる事が前提になるけど。


それにしても日本語下手だな。

割安株/割高株の株価変化と配当利回りの変化

2012-01-21 16:02:10 | 投資日記
割安株では1%の株価上昇(下落)が配当金の低下(上昇)に大きく影響する。
逆に割高株は1%の株価上昇(下落)はあんまり影響が無い。

相対的な変化率は同じなんだけど、絶対的な変化率が違う。

割安株@配当5%の株価が2倍に上昇すれば配当は2.5%まで落ちる。
成長株@配当1%の株価が2倍に上昇すれば配当は0.5%まで落ちる。

結構な差がある。だからなんだと言う話なんですけどね。
配当狙いで割安株を購入するなら、さっさと株を買って配当利回りを固定した方が良いですよって事かな。

為替と外国株のPER

2012-01-21 15:47:55 | 投資日記
円高に振れれば低PERも高PERに豹変します。

$1=\100の時に米国のPER10倍株を買ったとしましょう。
その場合の利益は10セント、日本円換算で10円です。

その後、$1=\50まで円高になったとしましょう。
そうすると、10セントは日本円換算で5円になります。

買った時の為替レートとその後の為替レートによって株の割安性もずいぶんと変わってきます。
今後、円高になるか円安になるか考え、それを踏まえてバリュー投資すると良いかもしれません。
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我々に大した予測能力は無い

2012-01-08 20:31:51 | 投資日記
株を買うに当たって殆ど全ての人が何か確信に近いものを持っていると思う。私もそうだし皆さんもそうだろう。

こんな事を言うのは失礼かもしれないが、我々に大した予測能力は無い、さらに、我々は忘れやすい。

嘘だと思うのであればバックテストを行ってみると良い。昔購入した銘柄に関して購入時にどんな事を言って購入し、数日~数年後に、何を理由に売却したかを考えてみてほしい。大抵の場合、購入当初の期待は裏切られ、売却時にはその期待すらも語られずに切り捨てられているのではないだろうかと想像する。勿論、市場価格が上がったから売却したと言う理由もあるだろうが。。

株を購入する際、その企業の繁栄した姿とそれに対する市場の歓喜による株価上昇を想像している事だと思うが、今一度、その“偉大なる結果”に結びつく仮定を列記し、その確度を検証してみる必要がある。別に厳密にやる必要はない。大雑把でもいいから把握する事に意味がある。そして、多数の不確実性がそこに内蔵されている事を再認識する必要がある。

我々が投資において最もやらなければならない事は、偉大なる結果を考える事では無く、むしろ、因果の過程にある不確実性の把握とその排除が肝心だろう。過程を分析する上で過去のデータが取れるのであればどんどんとって流用して分析の精度を上げていけばいいと思う。歴史書やビジネス書、統計情報等も有効だろう。とにかくあらゆるアクセス出来る情報を総動員して地を固めるべき。その上で、最頻値を計算し、自らの必要リターンと比べて妥当かどうかを判断する。これを数回、数十回繰り返し、ポートフォリオを固める。後は、過程した状況と実績が乖離しすぎていないか監視をしていく。

みたいな感じでしょうか。私はこういう形で投資をしていきたいと思います。が、なかなか難しいんですけどね。

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投資家の定常分析の無謀さ。

2012-01-08 20:24:21 | 投資日記
私が個別企業の定常分析をサイトに乗せないのは素人には企業査定は不可能だと思うから。だからなかば放棄してしまっている。

やろうと思えば出来ると思う。財務諸表をひっくり返して有価証券報告書を読みあさりIRに電話して情報を収集し、業界に勤めている知合いに聞き込みを行う事は可能だろうし、バリュー投資家の方々でやっている方は結構いる。時間が許せば、理論的にまとめれば週刊誌の記事並に色々書く事も出来るだろう。でも、その精度は求めるゴールに対して本当に高いのだろうか?私は高いようには思えない。

精度が高いとは何を意味するか。例えば、精度を測る尺度として企業利益を使う事が出来る。そして、それは通常、資産に対して数%だ。競合との差はさらに小さい。その数%の利益は、売上と原価と言う絶妙のバランスの上に成り立っている。販売数量が1%落ちれば利益はその数倍落ちる。販売価格が1%落ちれば下手をすれば十数倍の下落になる。そして売上は不特定多数の消費者の動向に依存している。全国、世界中の老若男女の嗜好が売上を左右する。競合も打ち負かす為に様々な商品を投入し、販売促進キャンペーンを張ってくる。動的に常に動いている。

将棋で言えば、プロ棋士4人が縦横36マスの盤で入り乱れて打っているような状態だ。そんな中で、将棋のルールを熟知していない素人が的確に勝敗を分析する事が出来るだろうか?無謀だろう。本当に無謀だとしか言えない。
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60歳は夏休み最終日。

2012-01-08 09:12:34 | 投資日記
老後の為に資産を蓄えると言う事は本当に良い事なのかどうか、ちょっと疑問に思えてきた。60歳と言うのはある意味夏休み最終日みたいなところがある。

60歳と言うと人生の最終局面であり、死ぬまでの残り20-30年と言うのは、良く言えば人生の余興であり、悪く言えば残りカスと言える。時間の密度も以前とは考えられない程薄く、心身のケイパビリティも途方もなく限られてくる。

この老後と言う消化試合の為に、相当の時間を費やして資産を形成する事は本当に合理的なのだろうかと。夏休みという貴重なレジャータイムを夏休み最終日の成果物の為にささげると言う行為はなんか本質的に間違っているような気がしてならない。じゃあどうすればいいのか?って話になるんだけど、具体的な解決策とかソリューションはいまだなく…無いんだけど、多分すぐ見つかると思う。


何銘柄持ってればいいのか?

2012-01-05 22:01:09 | 投資日記
何銘柄持ってればいいのか?

原則として多ければ多いほどいい。銘柄の分散だけではなくて、事業分野の分散しかり、地理的(地域レベル~国レベル)な分散もしかり。管理するのは煩雑になるけど、一括管理できるシステムを作ってしまえば別に苦にならないんじゃないかと思う(作ってないけど…)。投資コスト(手数料)も集中投資に比べて大して違わない。一発大きく集中投資するのも、細かく分散投資するのも、往復手数料は投入金額の0.1-0.2%程度の違いしかない。

大事なのは自分の投資基準の範疇で許容レベル以上の銘柄を数多く揃える事かと思う。投資はどちらかと言うと保険に近い。自分のやってるのは劣化版のアクチュアリみたいなものに思える。想定に次ぐ想定。得られたコスト(リスク)以上にリターンを取る。大数の法則を実現すべく分散投資する。ただ残念ながら企業の生き死には人のそれに比べてとても不規則であるのが玉にきずだけど。

おみくじに書いてあった投資予想

2012-01-04 10:28:41 | 投資日記


相場:大丈夫 売れ

え?ええええ?そこは「買え」だろうよ。

買った時より売った時のが勉強になる。

2012-01-03 21:51:02 | 投資日記
でも我々が実際にしている事はこれとは程遠い。

買う時は慎重ながら楽観的に状況を判断し、買う。
売る時は慎重さをうしない。駄目だと言って悲観してすぐに売る。

特に自分の判断ミスで損失を出した場合、それは顕著に出る。
買う理由を長々と饒舌に話すが、いざ損切りした時は鮮やかに何も触れない場合が多い。

でも本当に貴重なのはその失敗体験。そこから学べる事は買う時に学んだ事の何倍もある。
テストで言えば、株を買うのは解答欄を埋める事であり、売るのは誤りの部分を認める事になる。
であれば、その誤りの部分を復習する事こそが長期的にリターンを底上げする原動力になるんじゃないかと思う。

と偉そうに言ってみる。

因みに俺は70点取れてればいいと思ってる。30点はミス。
その位の気持ちの持ちようのが気楽でいい。間違ったら復習すればいいだけだし。