焼き芋

近頃では、スーパーのお惣菜売り場にもよく見かける石焼き芋・・・妙に食べたくなって、つい買い込んだりするが・・・（笑）
そう言えば・・・寒い季節なのに・・・石焼き芋屋さんの、あのピィーッ・・・っという、かん高い笛の音が最近聞こえない。。。（笑）
「美味しく焼けてるぞ～～～っ」
と、私には聞こえるから・・・ついつい外に飛び出してしまうのだけど・・・（笑）
車の止まった辺りのお宅では、少々音が高く迷惑なようですが。。

今朝の新聞の「生活欄」の小さな投稿記事を見て、ふと気が付いた。。
投稿者は神奈川の方らしいが・・・あらら、・・秋田市でも私の住む所では、そう言えば聞こえないぞ・・・。
まさか同じ石焼き芋屋さんであるはずはないけど・・・（笑）・・う～～ん・・季節の代名詞のような、石焼き芋～～～～が無いなぁ。。。(゜-゜)
無い・・・そう思うと、またこれが妙に食べたくなるものでして・・・（笑）
とかくに女性に焼芋はつきもの・・・などと言われたりするのはあんまり嬉しくも無いけど（笑）・・ビタミンＥと繊維食物のたっぷり入ったあの焼いた香ばしさ・・・喉につっかえたりするくらいのホクホク感のあるものが、美味しい焼き芋とされているらしいが・・

昔はリヤカーでゆっくりと、おじさんの「い～～しやき～～いもっ♪」という、のどかな節回しの声が聞こえたものだったけど・・・

そう言えば、「どん」とかいう・・お米を少し持っていって、爆発音のような大きな音で、駄菓子屋さんでも買える　さもないお菓子とか・・綿菓子屋さん、紙芝居の水あめ・・・どれも私が小学校の低学年頃までは普通に街の中を回っていた楽しみだったな。。。

どれもみ～～んな　あったかい匂いがする石焼き芋と同じ懐かしさ。。。（=＾ー＾=）

訪問

久しぶりに離れている友人宅を訪問した。。
陶芸家のご主人が蕎麦に凝り、何年かしたのだが、工房の傍らに、窯食堂なるものをしつらえて、得意の手打ち蕎麦を食べられるようにしたらしい。。
元々、塩釉をうわぐすりとして使っており、象潟の海まで出かけて自然海塩も作っていて、そこから美味しい水と蕎麦粉、自然塩とが揃って、趣味で蕎麦打ちに凝り出したらしい。。
予約を取って、蕎麦のコースを出し、２０００円程で食べられるらしい。。
お知らせを貰ってはいたが、中々行く機会が無く、一度は訪ねたいと思っていた。。
たまたま、知り合いのお子さんが結婚したので、友人の窯場で、何か贈り物になるものをと、探しがてら出かけたのでした。。

若い二人への贈り物ならば、他のきらびやかでもっとお洒落なものの方が良くはないか、何もわざわざ地味な器などと・・友人に笑われた。。。（＾＾ゞ
贈る側の気持ちを分かってくれそうな若いご夫婦なれば、私なりの思いを伝えるものでいいでしょ・・・と、屁理屈をこねて、使い勝手の良さそうなカップと少し大きめの丼型の器を選んだ。。
色もわりあい、白っぽいものを選び、私の手作りのパッチワークでランチマットやカップ敷きのようなものを作って添えることにした。。

かれこれ１５年以上になる工房の展示物を何度も見ているが、何度見ても手作りの器というのは飽きないものだな・・と。

その器の独特な丸みやふくよかさは、きっと奥様である彼女への思いなのだろう・・・とか、話す程に味わい深い彼女の心の豊かさや柔らかさへの憧憬のように思われる。。

芸術を志す方には、独特の癖のようなこだわりがあるように思えるが、彼女が人知れずそのこだわりに苦悩し、はぐくみ支えてきた積み重ねが、どっしりと腰を据えている。。
気兼ねない会話は疲れを知らず、彼女の素のまま、ありのままの今であり、近頃少しばかり日常に窮屈な思いの私には、とても心地好いリフレッシュでもあった。。
さて・・
贈り物のパッチワークでも始めましょうか・・・ね。（=＾ー＾=）

引退

今年に入ってから、新聞の紙面の楽しみな事が増えた。。
一つは大江健三郎さんの土曜連載が始まったこと。。
二つはイチローさんの対談記事が連載されていること。。

などと思っていたら・・あらら・・・
横綱貴乃花関が引退したニュース。。。
３０歳で引退とは・・・本当に早い選手生命だなぁと・・・。。
相撲は小さい頃から、わりとよく見ていたから、若貴フィーバーなども楽しく見ていたのは・・・ついこの間のことのようだ。。

横綱大鵬関が全盛時代の頃は外国人力士は居なかったけど・・ＴＶのスポーツ観戦と言えば、相撲と（故）力道山やジャイアント馬場さんのプロレス・・・その位しか記憶が無い。。

野球さえもあまり見た記憶が無いから・・・
ＴＶで観戦出来るスポーツの楽しみが増えた最近というのは、面白いことだと思っていたが、・・相撲の楽しみは・・少し減ったかな（笑）。。

あの怪我を押して、鬼の形相でとったいちばん・・・その上、優勝した去年の貴乃花の姿は忘れられない記憶だ。。

自分も膝の半月板を手術しているので、貴乃花の気力と気迫には、どんなに辛かったろうかと一寸涙がこぼれたっけ。。

ＴＶの記者会見や新聞の写真を見ていると・・普段はあんなに穏かな顔なのになぁ・・・と、鬼気迫るあの形相が想像だに出来ないけれど・・・まさしくあれは、阿吽の仁王像の顔であった。。不惜身命・・の言葉のままに相撲道を歩き続けた真摯な相撲だった。。
現役ではなくなっただろうが、・・・これからどんな活躍をするのか、それも少しの楽しみとして・・見ていよう（=＾ー＾=）。。。

芋がら

サトイモのくきの皮ををむいて乾燥させたものを、別名”ずいき”とも言う。。。
見た目にはとても食べられるとは思えないが・・・
実は食べられる。。。

夫が幼い頃は、乾燥させずに生で煮付けたりして食べたらしいが・・・私は先だってはじめて口にした。。
乾燥した”芋がら”をデパートで見つけたからだ・・・。

なになに・・１０分ほど水で戻して、一度、５分くらいゆでてエゴミを取る・・・ふむふむ・・。。その後冷水にさらしてからしぼる。。んん・・・煮物、きんぴら、酢味噌あえ・・・なるほど・・・

他にまいたけや、竹の子、こんにゃく、ニンジンなどと合わせ、きんぴら風の炒め煮をしてみた。。

あらまっ・・♪
なかなかいけますのぉ～～(^.^)♪

今まで食べた事が無かったけれど・・食わず嫌いと言う訳ではなく、結局、機会が無かっただけだなぁ。。
食べられるとは聞いていたけれど、実際に料理したことは無かったしね。。
う～～ん・・・
昔の人は、つくづく・・・偉い。。
あらゆる食材がある中で、食べたことが無い食材が、意外に多いのは・・・チャンスが無かったというだけでなく、食材自体を知らないということもあるのだから・・・
案外狭い範囲の食べ物でこの　ん～十年　を過ごしてきた訳か・・・
なんともったいないことだったか・・・（笑）
人も食材も・・・新しい発見をする楽しみ・・・
忘れないでおこうっと。。。（=∪ー∪=）

喫茶店

先だって町に出かけ、午後までかかる予定の用事が午前中に終わったので、そのまま帰ればいいのだけれど・・・
その足で本屋に寄り、そのまま、ひょいとランチを取りながら美味しいコーヒーでも・・・と、近場のホテル内の喫茶店に入った。

普通の喫茶店なら、コーヒー付きランチがお手頃値段だろうけど・・・食後も暫くゆっくり・・・とはいかない気もして・・あまり気にせずにゆったりしたい時はホテル内の喫茶店がいいかな・・・と。。（笑）

ランチ時はコーヒーは何杯でもＯＫだし・・オバサン一人でも気兼ねしなくていいし・・・うるさい音楽はかからないから、少しは本も読めそうだし・・・（笑）
行儀は悪いが、食事をしながら本を読むなんて・・・ちょっとした贅沢な気もするし。。

案外、一人でゆっくり休んでいるオバサン客も多いから・・・妙に安心したりしながら、長靴を履いてなくて良かったぁ・・なんて。（笑）

買ったばかりの本の表紙をめくり、わくわくしている自分がちょっと嬉しい（笑）。。

そう言えば・・・パートに出ている時も、お昼は社内食堂はめったに利用しなかった。。
職場近くの喫茶店の日替わりランチを食べながら、主婦でありながら、独身気分のお気軽を楽しんだものだった。。
ようするに・・・贅沢なようだが、お金に窮して働いた訳ではなかったから、こんな時にしか、外の空気は吸えないだろうという経験をしたかったこともパートに出た理由の一つだったっけ。。。
結局、パート代金の三分の一はランチ代だったなぁ・・・(苦笑）。。

ホテルの喫茶店で広げた本はきりの良いところで閉じて、ゆるゆると家路に着いたけど・・・
たまにはそんな贅沢な一人の時間も悪くは無いよね。。。
自分への小さなご褒美さっ（=＾ー＾=）（笑）