kyon's日誌

つれづれに・・・

リプレイというジャンル

2016年09月10日 | 日記
読み終えたばかりの本・・・「ハリー・オーガスト15回目の人生」クレア・ノース著、雨海弘美訳

英語では「The First Fifteen Lives of Harry August」
訳せば、『ハリー・オーガストの最初の15回の人生』・・・となるらしい。


推理小説のようなミステリーのような・・・まぁ、人生を何度も生き直す、繰り返す・・・何度生まれ変わっても記憶だけは継続されて生き続ける・・・・っつう話ではあるのだけど。ちょっと怖いね(笑)

大体、この手のジャンルに「リプレイ」というものがあるとは知らずに読んでしまうワタシなのだけど(笑)
考えてみると、今のアニメやミステリー、推理小説系、映画などにも、この「生まれ変わり」というような話が多いよね・・・と思い当たった。
殆ど有り得ないのだけど、、、有り得ないとは、たま~に、前世の記憶を持っています・・・とかさ、話題になった話を聞いたりすることもあって・・・しかし、実際にはある程度の年齢で消えてしまう記憶とされているので、不思議がられても実際には無い・・・と決めつけてワタシらは暮らしてる。

ただ、物語はまた別ですね、有り得るかもしれない・・・という発想が、凄い想像力を膨らませるしね、ドラマチックな展開があって、物語としてはとても面白いのね・・・

まぁね、古臭い話をするようだけど、「輪廻転生」なんて仏教用語もあるし、キリストは復活する云々など、実際にそういうことは証明は出来ないけど、有り得るかもしれない・・・なんて想像が刷り込まれて育っている訳だから、そういう物語は面白く興味と妄想を掻き立てられて読むんだねぇ・・・(笑)
そういう意味では、面白く読めた。
最初は15回も生まれ変わる・・・というのは、生き直しが出来ることで、怖いような憧れるような気分にさせられる訳ですよ・・・ところが、一つの人生の記憶を全て残したまま繰り返す・・・というのは、どうなんだろう?!という怖いような呆れるような・・・ちょっと冷めていく感覚が来る。
で・・・15回も生まれ変わってやっとやり遂げるのは・・・!?!・・・という結末にう~~む・・・と考えてしまいますね・・・
やはり、ヒトは一度きりの人生だから一生懸命に生きられるのですよ。そんな気持ちに戻りますね(笑)
記憶だけがずっと積み重なり、忘れることが出来ない、死んでもまた必ず生まれ変わる・・・なんてさ、止め止め~!
ワタシャ、この人生でいいや・・・これっきりでいいわ・・・
母は次の人生はもっといいところに生まれるんだ・・・なんて、たまに言ってるのを聞いたりしてても、その時には記憶は無いのだから、まぁ、この世で貴女の娘に生まれたエニシというのも後は無いから・・・なんてクールに思ったりする・・・よ。
だ~って、ワタシはまだこの世で生きてる・・・次なんて有り得ない。要らないもん。(笑)
コメント (4)
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