kyon's日誌

つれづれに・・・

悼む

2015年11月16日 | 日記
雨が止んだのかな?けれど雨空風なのは変わらない。
暗い・・・障子が遮る光もかなりのもんだなぁ・・・と、寝坊した。

昨日は驚いた・・・
あのフランスで凄まじい事が起こったニュースは衝撃だった。
事件が起きた後も日本のTVはフィギアスケートのライブから録画などに切り替えて放送する・・・それを途中まで見た。それ以上見る気が無くなった。
途中までとは、フランス選手の間から申し合わせた訳でもないのに、フランス国歌が歌いだされた場面まで。

ハタと思った・・・
もし、もしもワタシがあの場面にいたなら、果たして国歌が歌えるような愛国心を持てているだろうか?・・・と。
死者を悼む思いが黙祷の中で伝わる・・・そこまではワタシもする。自然な成り行きで人として当たり前の感情だ。悼む気持ちだけはある。
けど、あの青年が歌いだしたように、国歌は・・・多分、出来ないだろう自分を想像してしまう。
何だかそういう自分にガッカリしてしまった。
ニュースはその後も様々に経過を伝えるが、ショックは続く。
テロ集団が難民の中に紛れてた・・・とか、フランス国籍の若者が居たとか・・・
何だかね・・・悪しき思想にかぶれた若者が痛ましい・・・気がする。
若者を導けない国家の「澱」も、その中にあるのだろう・・それが痛ましい。
若者は未来じゃないか・・・
だのに、あの青年は放心したように国歌を歌いだした・・・
あれは見ていても辛くなる。
青年は国を信じたい・・死者を悼みながら、進むべき道を国に託している・・・
少なくてもワタシにはそう見える。
まっすぐな感情が伝わる。

今のワタシには多分・・・そういうまっすぐさが無くなっているんだなぁ・・・やりきれなくなる自分だけは認識できた気がする。
歪んだ自分の性根が恥ずかしい気がしてそれ以上見る気を無くした。

世界が平和でありますよう・・・と、
やっぱり部外者のキレイごとしか言えないワタシなのである。
そして、こんな哀しい場面が増えないように祈りたい。
コメント (8)
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