kyon's日誌

つれづれに・・・

千鳥舞う

2015年04月06日 | 日記
読み掛けの本を5時半頃に目が覚めたので、そのまま小一時間読みながら・・・
妙に感激しちゃって(^^ゞ
年がいもなく、これがさ、泣けちゃうんだなぁ~・・・
ずず~っと鼻をかんで、起きがけに目が赤くなってるのは変だな・・・などと、
結局、朝起きの爆発してる頭とかヨダレで汚れたような顔なんか家人の誰も気にすることは無いのは分かり切っているのにね・・(笑)
何故かウソブイタリする気分に似てるのは変だなぁ・・・と苦笑してしまう。

久々にまた葉室鱗さん(笑)、も~、泣かせてくれますわ・・・。
「千鳥舞う」・・・ちょっと読み淀んでいたのだけど、読んでみるとこれがねぇ・・・
どうして葉室さんにはこういう視点が描けるのだろうかと反って不思議な気分になっちゃって・・・(^^ゞ恐れ入りましたっつう・・
彼は作家であるから文章には長けてるのは当たり前だけどさぁ・・、
絵を描く側の気持ちやら切迫感やら、緊張感やら・・・女心やら・・
どうしてあんな風に書けるんだろうかねぇ・・・
元々絵心もかなりお有りの方とお見受けする。
思えば全ての文章が絵になっていた気がする。
少し気持ちを整えないと・・・と思いながらブログを綴ってしまってる(笑)
ワタシ、何故か少し高揚しております(笑)

ワタシは絵描きでは無いから、本業の方がどんな気持ちで絵を描いてしまうのか、そこに向かわざるを得ないのか・・・ましてや江戸時代の女絵師の話だし・・・
その突き動かされるような思いを本当の意味では分かっていないと思うのだけど、
少なくてもワタシは止まっていた気持ち・・・例えば何かを描きたい気持ちに誘われた感じがする・・・っつう・・・
いや、大した筆力・・・
恐れ入りました。

ちょっとね、ちょっと気持ちが浄化された気分になった。
きっかけが必要な時だったのかもしれない・・・とも思う。

絵なんて、所詮は見て貰って何かを感じてナンボや・・・なんて思うところもある訳で、それ以上の意味を持たせてはイケないもののようにも思うし・・・
つまり、政治的な思惑とかなんて以ての外的な感覚があるのだけど・・・
何よりも心の奥底からの思いが優先するのが、たまたま絵描きは何かを描く、モノ作りの職人は工夫が生まれる・・・とか、なんだよねぇ・・・
それが葉室さんにとっては文章であり、自分を表す何かであり・・・

人って、其々に思いを託したいとか表したいとか、そういう要求が体内に眠っているんだね・・・直ぐに形に出せる人も居るだろうけど、出せない大半の人々は、きっと何かの思いを拾いたがっている・・・
ワタシもその一人・・・

眠りの中にいたワタシがちょっとお目覚め気味なので、
もう少し熟成させてまた画用紙に向かえる時間を待とう・・・
そんな気にさせた今朝の読書だった。

心まで死なせちゃイケない・・・だな。。。
コメント (12)
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