kyon's日誌

つれづれに・・・

焦る

2014年03月09日 | 日記
焦る焦る・・・焦った~
昨日のブログ更新し終えたところに母から朝一電話。
私が受話器を取った。
母が素っとん狂な声を出して、ほぼ叱られるが如く、ひと言も無く黙って帰ったのか、そういう事をしてはならない、今日帰るはずじゃなかったのか・・・およ・・・
へ?!
一瞬何が起こったか分からない。なんで叱り口調なのかも分からん。

今日は土曜で私は昨日帰る日で、ちゃんと帰るよって言って、気を付けて行けって言ったじゃない?
む~~~~なんもだ。覚えがないってが?

朝七時になっても起きて来ないし、私の名前を何度も呼んだ(ここで母は涙声)が、返事も無い。
玄関を開けたら雪寄せもしてある。私が始末したんだろう(これは隣のオジサンがやってくれてる)。
これはよっぽど疲れて寝ているか具合が悪いかと二階に這うように上がったが荷物も無い。
イヨイヨ通う事に我が亭主が痺れを切らして怒っているのか、或いは家に何事かあったのか、
ナイショで朝一のバスで黙って帰ってしまったのか。
何があっても黙って帰ったらダメだよ。
いや、もしや秋田に電話したら、亭主か孫が出るに違いない・・・
だのに、私が出たものだから益々自説を確信した・・・みたいな。。。

もう、完全に曜日を勘違いしているようだというのは分かった。
私が一日早く帰ってしまったことにショックを受けたようになっているというのも分かった。
しかし、私は母に黙って帰ろうはずも無いし、亭主が切れて・・・ではないし、家に何事か突然悪しきことが起こった訳でもない・・・等々と一つづつ昨日の状況を丁寧に説明。

しかし、私が帰った姿をどうしても記憶の中から引き出せないと。

あちゃぁ・・・こりゃ、いよいよ来るべき状態が来てしまったのか?!
本当に焦った。
一瞬、これから起こり得る総ての事が過った。
いつそういう状態が来てもオカシクは無い年代な訳で、ちとまずいんでないか?ヤバイ。

この冬の間、時間の感覚が狂って、朝晩を間違えた事もあった。
昨日の記憶をスッカリ忘却した事もあった。
確かに徐々に緩やかに進行しているのかもしれないが、まぁ、勘違い程度のことで済ませていた。
こんなに明確に勘違いが現れたことは無かった。
これははじまりか?!

夕方、こちらから電話した。
>分かるか?
>ん。わがる。
>昨日の勘違いしたことを思い出したかい?
>ん。思い出した。大丈夫だ。してもあんたが出て行った時の姿が思い出せない。
>え~?(笑)
けど、やれやれ・・・なんとか曜日の勘違いは分かったらしい。

人の人格が壊れていくような扉がどの辺から開かれているのやら。
認知症というは其々にある一点の座標軸からはじまるのかもしれない。
こういう曜日の勘違いなどは、母ならずもちょいちょい我らにもある。
けれど記憶が失念してしまうようなことは無かった。
かれこれ一年近くも母の元に通う日々の中で、母を多面的に見て来たつもりだが・・・
用意していた想定は、総てあり得ることとして受け入れる準備もしてたつもり。
出来るなら、彼女の人格を壊さぬように逝かせてやりたいとも思っている。
ただ、いつか限界が来るかもしれないという危機感もある。
きっとなるべくようになるのだろうとも楽観しないでもないが。

どこまでも彼女の生ある限り、私の様子見は続く。
今がどの段階か・・・これからは少しスケールを細かに改めなければならぬかもしれないと感じた出来事であった。
人は思わぬことに遭遇するように出来てるねぇ・・・(笑)
母より自分の揺れ方に実は驚いているよ・・・(~_~;)
コメント (5)
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