kyon's日誌

つれづれに・・・

周知の間柄

2014年03月05日 | 日記
散歩友との待ち合わせの時間まで30分ほど時間があった。
私の思いつくことは直ぐに本屋~(笑)
10分、20分はあっという間に過ぎる。
あれこれ眺めていると、本屋のオカミサンから珍しく声を掛けられた。

実は子供が小学校の同級生で、親同士も周知の間柄。
周知の間柄とはいえ、特別に仲良しな訳じゃない(笑)
PTAを通じて役員になるならないでひと悶着あったような経緯もあって、あまり印象は良いとは言い難いが、それもまぁ、何十年も経つと、細かな記憶なんぞ忘れちゃってさ、こうして笑顔で会えるっつうもので(笑)
時々こうして、立ち寄る本屋ってぇ感じなものだから、互いに互いの子がどんな顔だったかなんて忘れ、どんな親してたんだっけ・・・などという事も忘却し、本屋の名前からかろうじて、あぁ、名字がこれだったという記憶を留める・・・会えば挨拶をしたり世間話をする程度の周知。
ん?
こういうのは周知の間柄・・・とは言わないか?!あはは・・

昨日は・・・
>ねぇ、儲かってるかい?
(などと、ちょっと大阪のオバちゃん風)
>あ~、全然ダメだよ~、儲からないわ~
(ふむ、繁盛してるなんては言わないわな~。けど、この店は開店以来つぶれないからボチボチっつう事だろう・・・と大阪商人風)
聞けば、
本を読む人が減ったんだとか、ネットが普及したせいだとか、立ち読みは増えたが買う人は少ないとか、
決して儲かるほど売れてる訳じゃないっつうのを強調。
駅ビルだから、通る人も多かろうし、立ち読みも多いのは事実だろうけど、
ひどい時にはメモ帳を持ちだしてメモだけ取って帰る人も居るらしく、週刊誌一冊立ち読みして買わないという剛の者もいるらしい(笑)

>昔は立ち読みしてると、パタパタパタとわざと立ち読みしてる人の周りでハタキを掛けて、立ち読みはお止め下さいと態度一杯の忠告を促されたりしてたね~(笑)
>そうそう、あったね~、けど今はそれをすると逆に苦情が来るのよぉ~
(顔は笑っているが、目が笑ってない感じでムカついてる風)
>えっ?苦情が来る?
>そそ、オカシナ時代よね。中にはしっかり子供に買わないから本をめくっちゃダメよと言ってるお母さんもいるけどね。注意すると凄く怖い顔で睨む人も居てさ~怖いわ。あからさまに注意も出来ないのよ。
>ほぉぉ・・・へぇ~・・・

私はただただ感心して彼女の日頃の憂さに聞き入った。
どうやら、これは冗談では無く、本屋事情というものもエライ事やなぁ・・と独りごちる。

調べものなら図書館に行けばいいし、どうしても必要なら買えばいいじゃないか・・・
忠告されて当たり前のようにムカつく態度の客の心理って、
やっぱりちょっとオカシイ。
メモして何が悪い?と怒る客の顔も想像してみたが思い浮かばない。
立ち読みなんてのは、チラチラッと覗く感覚な訳で、買わないを前提にしてる訳だから、気持はちょっと後ろめたい・・・のが普通じゃない?
いや、私はそうだ。
だから欲しかったら買う。
へぇ、逆ギレする客事情・・・う~む・・・変だわ。
私はしっかり本屋のオカミサンに同情した。

で、オカミサンが去った後に、懐かしい題名の本を一冊見つけた。
思わず買うことにした。それはまた次回に(笑)
時間は丁度、散歩友と会う時刻。

レジでオカミサンがにこやかな笑顔で”ありがとうございますっ”と・・・
アハ・・決して同情したから買った訳じゃないと言い訳したかったけど・・・、思わずこちらもニカッと笑うしかないのであったさ・・・(~_~;)
つまりは客としてビジネスライクな周知の間柄・・・(笑)
コメント (6)
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