継承の力

昨夜から今朝のテレビ番組で、続けざまに歌舞伎役者の凄さを垣間見てた・・・
凄いね、ホントに凄い。
伝統芸の伝承とか、日本の文化の代表みたいに言われてるけど、こんなんは外国には無いよなぁ～・・・
いや、外人さんにもそういう何かはあるかもしれないが、
あらためて思うわ・・・悪いけど、何でも合理的に物事を処理したがるような民族・・・の心には育てられない”継承の力”の一つのように感じるなぁ。
自然と共生して四季のある国に育ったものと、石と砂と科学にだけ頼ってきた国に育ったものとの違いがあるような気がする。

小さい時からもうその歌舞伎という世界で一身に伝統を背負わされて大きくなって、それが嫌いで仕方なくでは無く、寧ろ段々好きになって行く凄さ、芸の技に磨きが掛かって深さが備わっていく・・・
それを生業として、愛し続けて発信していく強さ・・・
役者も人となりなのだろうけど、自分磨きを怠らない強さはのんべんだらりと生きてる自分には考えられない。
あぁ・・・一生に一度でいいから、あのスーパー歌舞伎を見てみたい。
勧進帳を見てみたい。
故　勘三郎さんの獅子のあの長い毛を振る凄さを見てみたかった。
芸域の深さや詳細は分からないが、
体の使い方が半端じゃない凄さ、鍛え方・・・やっぱり凄いなぁと分かる感動・・・
見てみたいなぁ～(#^.^#)

どんな世界にも、人知れぬ努力や苦労はあるのだろうけど、人を魅了し続けるには、やっぱり一所懸命の誠実で真摯な自分磨きがあるんだろう。
それを怠りなく続けるパワーはどこから生まれるんだろうねぇ・・・
何か一つでも自分に取り入れられそうなモノは無いかと欲張りにその時だけは思うんだが、圧倒されちゃって・・・ウソでも真似は出来ない（笑）
生まれた時からその世界で育てられる凄さは、もう既に次元が違うね（笑）

以前、知り合いがイナバウワ―を起きがけに布団の上で真似して背骨を痛めたというおバカな話を聞いて、自分で体を痛めてしまった訳だから気の毒なことでさ、ホントは笑っちゃいけないと思いながら、ついバカ笑いしてしまった。ま、本人も苦笑しっぱなしだったけどさ。
しっかしねぇ、何でも簡単に出来そうだなんて勘違いも甚だしい訳でさ（笑）
子供じゃあるまいし、分別ありの大人にはあり得ないだろう～（笑）
ま、ま、、バカバカしいけど、やれそうだなんて思ってしまったその気持ち・・・。
ワタシャやらなかったから分別あるかというと、まぁ、人の事は笑えないけどね(^^ゞ（笑）

歌舞伎なんて古臭い伝統だなんて、ちっとも思えない今の歌舞伎役者さん達の若さとパワー・・・
世代交代しつつある今の時代の歌舞伎役者の精進・・・今後も楽しみに垣間見ていきたいな～(^^ゞ
ま、
私は覗き見してるだけだけどね、役者さんのいい顔は何だか癒されるし・・・
体感パワーや目の前で見る感動は本には無いもんね（笑）
継続は力なりの伝統・・・そんなのが日本には沢山あるんじゃなかろうか？
私が知らないだけなんだ・・・
もっと若い人達がそういう文化を見直してくれると日本も活性化するような気もするけど・・
出来ない私が言っても説得力無いね（笑）(^^ゞ