二条河原の楽書

京都サンガF.C.を中心にJリーグを楽な感じで綴るサッカー忘備録(予定)

2016順位予想〈明治安田生命J2リーグ編〉

2016-02-23 | 蹴球
ここは実在しないきょうえもんスポーツ編集部。
引き続き脳内座談会が行われているようです…

■昇格の本命は?
デスク「さていよいよJ2の予想だ。戦力的にはC大阪と清水が抜けているとの下馬評だ」
記者C「そうは問屋が卸さないのがJ2魔境」
記者A「セレッソの前線の戦力は確かに凄いが、バランスがいいとは言えない」
記者B「監督後任人事でも迷走して、結局大熊監督続投。FC東京の時は苦しんで昇格したが、個の能力頼み大味なサッカーになりそうだ」
記者C「J2は年々個頼みへの対策進んでますからね。2013年のガンバ・神戸くらい圧倒的なら別ですが」
記者A「大熊監督のチームはそもそも守備が安定する印象がない」
デスク「セレッソには死角あり…か。清水はウタカが抜けたが陣容はほぼ去年のままだ」
記者B「チームを変えていないのに、監督を代えたのは気になる。新監督を迎えたのに小林色が薄い」
記者C「言ってみれは大榎仕様のチームを、田坂、小林で使い回している感じですね。サッカー王国静岡のカラーと、現実路線の小林監督は折り合うんでしょうかね?」
記者A「ここに来て角田と鄭大世がケガで開幕アウト。小林監督も去年徳島で序盤つまづいただけに視界良好とはいえない」
記者D「攻守のエースがバルスされた訳ですね。エースバルス!」
デスク「去年の大宮はまとまりのある組織力で序盤から勝ちまくった。組織力のあるチームはどこだ?」
記者A「それなら北九州と愛媛だろう」
記者B「両者とも監督続投、去年の主力を残しつつ、きっちり戦力も積み上げている」
記者C「北九州には地元のレジェンド・本山が加入。新スタジアムの完成を控え、いよいよ昇格も可能。モチベーションは高いはずです」
記者A「小松塁と原一樹のトップも点が取れそうだ。ヘッドコーチには美濃部氏が就任。柱谷-美濃部体制は2005年に京都で独走昇格したタッグです」
デスク「…思いだすなぁ(遠い目)」
記者B「愛媛の木山監督は、現時点のJ2で最も優秀な監督ではないか」
記者C「去年のプレーオフ進出は誰も予想できなかった。しかし今年はマークもキツいかもね」
記者A「清水からのレンタル組の引き留めに成功し、CFの阪野など不足箇所を補強したフロントの手腕も的確。去年以上の躍進もありえる」
記者D「サクセスストーリーはまだ未完成ですね。みかんだけに」
デスク「…。降格組はどうだ?清水以外の、松本と山形」
記者C「山形はキムボムヨン、宮阪ら主力も抜けて、かなりメンバーが入れ替わりました。オフには社長交代の件ですったもんだもありました」
記者B「とはいえディエゴを中心とするチームの骨格は残っている。もうひとりのディエゴ、ローザ次第かな」
記者A「松本も岩上、前田ら主力が抜けました。ただ、GK村山の代わりにシュミットダニエルを確保したのは大きい。近年いい守護神がいることが昇格の条件のようになっている」
記者C「ですが、誰が点獲るのかな…ロングボールにオビナ?」
記者B「宮阪のFKからのセットプレーは強そうだ」
デスク「反町監督のことだ。最低でもPO圏内以上のチームは作るだろうな」
記者D「結果が出ずにとてもごめんね、Sorry Muchってことにはならないかな~」

■カオスと書いてJ2と読む
デスク「J1もそうだが、今年はJ2も主力が引き抜かれたチームが多いな」
記者B「話題をさらったのが千葉」
記者A「血液型が変わるくらいに血を入れ替えた。だが関塚監督はそのまま」
デスク「それでもプレシーズンマッチでは結果が出ているようだな」
記者C「アランダが相当堅いとの評判です。富澤とか近藤直とかがガチ守りしてエウトン・船山にブッ込むガテン系サッカーになるのかしら?ん~、もう」
記者D「現役パラグアイ代表が期待外れなら、あら、なんだ?の声が聞こえそうですが」
記者B「データ主義でならした高橋GMは成績次第で容赦なく関塚監督を切るんじゃないか?むしろ切ったら切ったで面白そうだ」
記者A「どんな手を使ってでもJ2で繰り返す流れを断ち切りたいところだ」
記者C「同じことは京都にも言えますねぇ」
デスク「京都は千葉より半年早く体制を変えて、一斉処分した感じだな。エース大黒を切り捨てたのは決意の表れだろう」
記者B「それにしても駒井、宮吉の流失は痛い」
記者A「ただ、最終ラインはいい面子を揃えた。特にGK菅野はJ1トップクラスだ」
記者D「菅野はすげぇーのぅ」
記者B「松本同様、あとは得点力がどうなるか」
記者C「ところがまさかのエスクデロ競飛王獲得」
記者D「エロデスク大変です!」
デスク「誰がエロデスクだ。…徳島はどうだ?」
記者D「待ってました!」
デスク「どうした?」
記者D「徳島のことを言いたくてウズウズしてたんです」
デスク「……。」
記者B「徳島は小林監督が退任してヘッドコーチから長島監督が昇格。無理な路線変更をせずに抜けたところにピンポイント補強と理にかなった編成をやっている」
記者A「J2奪取王・岩尾とパスを出せるカルリーニョス。ボランチのところぱJ2屈指かもしれない」
記者D「…全部言われた」
記者C「前線には佐藤、長谷川、山崎とタワー系パワー系を揃えた。山崎くんは相当イケメンだし♡」
記者A「パワー系といえば、札幌はパウロンを切って増川を補強。そして新外国人が3人」
デスク「ヘイス、マセード、ジュリーニョ…か。当たりはいるのかな?」
記者B「オランダでやっていたヘイスは大物とのことですが、問題児だった過去もあるようで」
記者C「エメルソンとか、ときどき性格難ありの大物引き当てますからねー」
記者A「ベテラン勢含め、個の強い集団を四方田監督が操縦できるかどうか」
デスク「去年プレーオフに入った長崎は?」
記者D「ヴィヴィくんがかわいい!」
記者C「去年のふんどし…良かったですねぇ(ぽっ)」
記者A「…。刀根、黒木、イヨンジェなど攻守の主力が抜けました」
記者B「だが永井龍は面白そうだ。アジアの大砲・高木監督の現役時代に近い雰囲気がある。セレッソは彼を出したことを後悔するかもしれないな」
デスク「あと去年上位といえばヴェルディか」
記者A「基本的には去年のままだが、GK佐藤と三竿が移籍したのは地味に痛い」
記者D「富樫監督のマイブームは“真田丸鑑賞”ですって。こりや謀略を駆使しますぜ」
デスク「たとえば?」
記者D「秘技!味の素フィールド・空城の計!西が丘と思って攻めたらアミノバイタルフィールドだった…的な」
記者A「勝手にやってろ」

■躍進or残留争い?
デスク「去年、我々はいろいろ外したが、金沢の躍進を見事に当てた。今年はどうだ?」
記者B「今年の金沢はさすがに苦しい。清原・佐藤ら主軸が抜けて積み上げてきた組織力もやり直し。山崎や熊谷アンドリューなど面白い素材が生きる組織まで成熟できるかどうか」
記者C「去年も後半全然勝てませんでしたもんね。あら、古田くん金沢なんだ。ふーん。やっぱりイケメンね」
記者A「今年の昇格組は山口と町田。特に山口の爆発的な得点力がJ2で通用するかどうかは興味深い」
記者C「ですがカテゴリーが上がると守備のレベルも格段に上がりますからね。前がかりに人数かけてカウンターの餌食になる怖れもある」
デスク「去年終盤安い失点が多かったのも気になるな」
記者B「計算が立つのはむしろ町田の方。相馬監督がきっちり作ったチーム力の高さは、入替戦でも証明した」
記者A「身の丈に合わせた戦い方ができる。そこに中島や谷澤、ヨンアピンのような個人能力のある選手が加入。面白い存在になりそうだ」
デスク「躍進といえば、讃岐は去年最少失点タイだった」
記者B「割り切って守りに入れる、キャラの立ったサッカーだ。上位陣からすればまるで蟻地獄。北野監督は10位を目標に掲げるが、不可能でもない」
記者D「その粘り、讃岐うどんのようなコシの強さ!」
デスク「それ去年も散々聞いた。そういえば岡山の名前が出ていない」
記者A「川又が抜けて以来ずっとFWの決定力に悩んできましたが、赤嶺が加入。エース押谷や五輪予選でブレイクした豊川など、攻撃のカードは充実している」
デスク「だが女子マネみさっきー退団は痛手だな。実に痛い。J2全体の損失だ」
記者C「それはさておき去年はホームであまり勝ててませんねー。コーチに布・牧内が揃ったのと関係あるのかしら?」
記者B「そこには触れない方がいい」
デスク「あとはどこだ?熊本、横浜FC、群馬、岐阜、水戸…」
記者A「その中で面白そうなのは岐阜。新外国人レオナルドロシャの出来次第ですが、ボランチ秋葉はいい補強」
記者D「ロシャがもうひとりいて、エヴァンドロ、レオミネイロ、ブルーノ、パウロに、ラモス…カタカナだらけ」
デスク「最後の3人は日本国籍だから」
記者C「熊本はシュミットや齊藤和樹など、結構奪われちゃいましたねー…」
記者B「小野監督はパワハラ事件があり、スッキリしない形で退任。後任の清川監督も目立った実績がない」
記者A「台所事情は苦しいね。同じく群馬も主力を抜かれて苦しい」
デスク「千葉ばかり目立つがここも相当入れ替わってるな…」
記者C「ボクの江坂くんがいなくなっちゃった!でもアタシの常磐様が加入よーー!」
デスク「……」
記者D「群馬はブラジル人総入れ替えでガラガラポン。アタリが出ればびっくりぽん!」
デスク「ぴっくりぽんと言えば横浜FCのルス監督が戻ってきたのは驚いた」
記者D「不連続テレビ小説・るすがきた♪」
記者A「本当に休養で留守にしてたんだ…みたいな。中田TDはその人脈を生かして津田などを補強しましたが、さてはて」
記者B「ルス監督はカズに点を獲らせられる貴重な監督。今年も最年長ゴールを更新するだろう」
記者C「水戸も岩尾や馬場などいろいろ抜けてますねー。でも三島の男っぽいプレーは好き♥」
記者A「軸になるのは兵働なのか、ロメロフランクなのか」
記者D「いやいややっぱり本間でしょ。ホンマ、これだけは譲れへんよ~」
デスク「で、結局順位予想は?ホンマに今年のJ2は難しいなぁ」
記者D「ほな、下に書いとくさかい、ミトくれやす」




〈明治安田生命J2リーグ予想順位〉


1位予想 ギラヴァンツ北九州

→昇格を視野に入れた体制が整った。…はず。


2位予想 松本山雅FC

→得点力は気がかりだが、相手に応じて勝ち点を拾えるしたたかさ。


3位予想 愛媛FC

→知将木山率いるみかん軍団、さらにパワーアップ。


4位予想 清水エスパルス

→去年勝てなかった面子のままで、勝てるチームに変われるか。


5位予想 徳島ヴォルティス

→中盤の構成力+パワータイプの前線で自動昇格をうかがう。


6位予想 京都サンガF.C.

→前線の迫力不足や連携面に不安も、守護神・菅野は別格の存在。


7位予想 ジェフユナイテッド千葉

→戦力大変革で充実はうかがえるが、関塚監督でいいのかどうか。


8位予想 セレッソ大阪

→柿谷らタレントを揃えた。むしろ揃えすぎた。大声の指示でまとまる?


9位予想 Vファーレン長崎

→抜けた主力は補充完了。浮沈のカギはFW永井のブレイク。


10位予想 ファジアーノ岡山

→赤嶺+押谷は期待できる前線だが、冬キャンプは目立たなかった。


11位予想 モンテディオ山形

→チームの背骨は残っている。肉付け次第で上に行くかも。


12位予想 北海道コンサドーレ札幌

→地味にスタメン平均年齢上昇気味。ヘイスはエースになれるか?


13位予想 東京ヴェルディ

→若さでアタック!といいつつ、結局中後や平本が効いている。


14位予想 カマタマーレ讃岐

→世界の北野が手がける堅守。馬場のプレーと髪型に期待。


15位予想 FC町田ゼルビア

→生真面目な相馬監督らしい、地味ながら安定した試合運びに期待。


16位予想 FC岐阜

→思いの外にバランスのいい編成。高地+秋葉の中盤は玄人好み。


17位予想 ツエーゲン金沢

→全員が歯車になるチーム。部品の取り替え作業は早く済むか?


18位予想 水戸ホーリーホック

→PSMで鹿島相手に健闘。あれ?もっと上に行けそう…?


19位予想 レノファ山口FC

→敵陣に殺到する攻撃サッカーは諸刃の剣。そこにロマンがある。


20位予想 横浜FC

→留守にしてたルス監督が再登板。津田は横浜でも阿波踊るのか?


21位予想 ロアッソ熊本

→新任清川監督を支えるのは元札幌の財前監督。うーん、読めん。


22位予想 ザスパクサツ群馬

→当ブログはよく外れるとの定評。安心してください、吉例ですよ。