二条河原の楽書

京都サンガF.C.を中心にJリーグを楽な感じで綴るサッカー忘備録(予定)

2011 J2第28節 京都vs草津

2011-09-18 | 蹴球

京都サンガF.C.○3-1●ザスパ草津

■支配力
 前半は完璧に試合を掌握し、後半は完全に相手に掌握されてしまったというこの試合。この落差は何なのか?端的に言えば、相手があまりの不出来に対策をほどこしてきて、それが功を奏したとも言えるし、こっちがそれに対して後手後手の受け身に回ったとも言える。ただ、京都は前節は前半のうちに流れを失ってしまった。それに比べれば進歩してるといえるのだろうか…。
 何かを支配するというのは、どんなジャンルであれ、とても難しい。支配するということは、被支配者がいて、被支配者は必ず支配者に反抗するからだ。相手から武器を取り上げて圧政により支配しようとしても、その反発力がものすごいのは歴史が証明する通り。ところが、稀にスムーズに支配できる者がいる。これは相手の反抗心を削いでしまうことだ。

■支配された理由
 今日の京都が3点とりながらも後半相手に支配されまくって、草津が3つくらい外してくれたおかげで勝てたのはなぜか。まずはセカンドボールが拾えていない。そこは、工藤を早めに投入していれば流れを変えられたかもしれない。もうひとつは、相手の選手交代“アレックス投入”が効きまくってたこと。これは選手交代で封じるのは難しい。特に本職MFの安藤を中央CBに回す急造ディフェンスラインだった経験値のなさがモロに出た。
 こういう時は、逆転の発想で前線でキープできる時間を増やすのも手だと思う。となると、ボール預ければ何かやってくれるドゥトラだが、今日の出来で宮吉・久保の2トップを崩したくなかったのは痛いほどよくわかる。ただ、ドゥトラ使わないよね~。


〈京右衛門的採点〉
水谷 6.5 …神セーブ連発。止めてからの鼓舞も頼もしい。
内野 5.0 …プロフェッショナルレッド。フィードは相当良い。
安藤 6.0 …適切なカバーと読み。このポジションでもイケる?
森下 5.5 …前半はよく前に出てたが、後半はなんかイマイチ。
加藤 5.0 …動きはいいんだけど、肝心の守備力が物足りない感じ。
伊藤 5.5 …1点目のアシストは見事。守備ではもう少し粘りを。
内藤 5.0 …目に付かなかった方の黄スパイク。特に守備で消えまくり。
中山 6.0 …いい時は点を取り、わるい時間帯は闘志あふれるプレー。
駒井 6.0 …目に付いた黄スパイク。とにかく積極的で気持ちいい。
久保 6.5 …1点目も2点目もスーパー。最後歩いてたし、怪我?は大丈夫かな
宮吉 6.0 …ボールを引き出す術は見事。ただ、決める所は決めないと。
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工藤 5.5 …パス精度悪かったが、やるべき事はちゃんと理解してた。
ハウバートダン 5.5 …不思議なキープ力で時間を作れた。危なっかしいけど。
酒井 ――
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大木監督 5.5 …スターティングは◎、後半はダメダメ。求ム修正力。