04:24起床
まだ暗い。
昨日の歩行数
16,199
とぼとぼと歩きながら回りの風景を見るともなしに目に入れる。小さいため池の回りで釣り竿を垂らしてじっと水に目をやっている人や小川に寄って来る小鳥を撮影してしようとカメラを肩にかけて同じ方向を見ている人やテレビの健康番組でも見たのか大きく手を振りながら歩いている人やその誰もがみんな所在なさそうに見える。一体人間はどうやって過ごしたら良い1日だったなどと思うのだろうか。最近はどこまでもどこまでも歩き続けていたいような気分のときがある。朝早く起きて面白くもない日常のあれこれを書き殴り自分でさえ二度と見返すことさえしない事に時間を使っている理由はなんだろうか。散歩道の何時もの広場のベンチには昨日もぽつんと1人で座って文庫本の人が本を広げていた。
色付いた桜の葉っぱが道に散っている。娘が本の電子化の作業をしている間3号を抱っこしながら窓の外を眺めていたら強烈な個性の女性が道路わきの歩道で立ち止まって大きな声で何か話しをしていた。真っ赤に染められた麦わら帽子は真っ黒なレースのリボンが結ばれていてハイビスカスの赤、黄色、青の三個の大きな花が飾られている。深緑の葉っぱも真っ赤な麦わら帽子にはとても目立っている。緑色の地のシャツは真っ白な水玉模様になっていて上からはオフホワイトの半袖のひざ下くらいの上着を重ねている。手にはストーンの腕輪がみっつはめられていた。手押しの買い物籠に下げたいくつかのビニール袋のような物の中から何かを出したり閉じたりしながらしきりにごそごそしてその場所を動かない。一瞬で人の目を引く装いだが一体あの人の頭の中は何を考えながら過ごしているのか面と向かって聞いてみたいような気持ちになる。ひとは目立ちたいのかひっそり暮らしたいのかどっちなのだろうか。無人島に流れ着いた状況を頭の中で想像してみるが自分以外の人っ子ひとりいない状況ではひとの目などないのだから多分早起きしてまで日記をつけてみようなどとは考えないはずだ。あれまあ。本当にどうでもいい事を書いている。誰も私の日常になど興味があるはずもないのにね。やれ茄子を買っただのかぼちゃを買っただの、ししとうを炒めて晩酌をしただの同居人が来る日も来る日もどこかに出かけて行っては少しもじっとしていない事だのやれ1号2号3号は可愛いので目に入れても痛くないだのと際限もないくらいの日常の細かな事を聞かされる身になって考えれば牢屋(入った事ないけど)に入れられたくらいの苦痛かもしれない。でもね人の身に取って代わることはできないので結論は自分のやりたいようにしかできないって話に落ち着く。まあいいか。
しばらくご奉公の娘の家通いが続く。
まだ暗い。
昨日の歩行数
16,199
とぼとぼと歩きながら回りの風景を見るともなしに目に入れる。小さいため池の回りで釣り竿を垂らしてじっと水に目をやっている人や小川に寄って来る小鳥を撮影してしようとカメラを肩にかけて同じ方向を見ている人やテレビの健康番組でも見たのか大きく手を振りながら歩いている人やその誰もがみんな所在なさそうに見える。一体人間はどうやって過ごしたら良い1日だったなどと思うのだろうか。最近はどこまでもどこまでも歩き続けていたいような気分のときがある。朝早く起きて面白くもない日常のあれこれを書き殴り自分でさえ二度と見返すことさえしない事に時間を使っている理由はなんだろうか。散歩道の何時もの広場のベンチには昨日もぽつんと1人で座って文庫本の人が本を広げていた。
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しばらくご奉公の娘の家通いが続く。
第一回が日記[行乞記]から11巻書簡集までの本の中に山頭火のすべてが書いてありこれから暫くは知らなかった山頭火との付き合いが始まる。短い言葉の中にいきることの意味を、ほんとうの意味を探して旅をしたことは何であったのか、浅次郎も読みながら考えてみようとおもっている。
[女山頭火] と勝手に名前を命名したがきっと読んでいる先にはそんな人がいると重ねていることだとおもっていてください。
生きることの優先順が変わるので何かを捨てるか休むかという選択にこの山頭火の全集をどこにいれるか、嬉しい限りのブレゼントになった。
浅次郎的に感動した言葉が見つかったら紹介するから読んでください。
何といっても現代の[女山頭火]と尊敬しますので宜しくお願いします。
このみちや
いくたりゆきし
われはけふゆく
しづけさは
死ぬるばかりの
水がながれて
昭和5年9月9日、私はまた旅に出た。愚かな旅人として放浪するより私の生き方はないのだー
浅次郎さんに山頭火のことを書いていただくと嬉しくなります
浅次郎さんが描かれた山頭火の後ろ姿いいですね
ほろほろ
ほろびゆく
わたしの秋
山頭火
途中で日が暮れても帰る家があるのですから山頭火の心境にはなれませんが浅次郎さんが描かれたススキの生い茂る山道をどこまでもとぼとぼと山頭火のように歩きたい続けてみたいなどと思ってしまいます
全集本当に楽しみですね
いつもありがとうございます