一階のロビーで朝食。トーストにバターとジャムが添えられて、それにコーヒー。ドライバーのKさんが朝食代は私が払うと言っていた。だからなのか。バターはカチカチに固まっていてパンにぬれるような状態ではないし、ジャムは甘すぎる。コーヒーもああコーヒーだという香りが漂ってこなくて少し悲しい。それにトーストと言っても真っ黒にこげていてかなり硬い。どうやらインドのトーストは、日本とは焼き方が違うのだろう。露店で中華なべを逆さにしたようなものに、下から火を炊きながらチャパティを焼いるのを見たがもしかしたらパンもそうやって焼いているのかもしれない。こうやってホテルを出発。どこまでも、どこまでも真直ぐな道が続く。車窓の景色は360度視界をさえぎるものなど何もなく不思議な感覚だ。何枚も何枚もその不思議な景色を写真で撮影したが、写真で見てもたぶん私が実感しているメージを伝えることはできないと思う。ドライブインで昼食。ほうれん草カレー、2皿。Kさんは、豆スープみたいなものにチャパティ。ミネラル水。これで130ルピー(361円)ここはどうやらシヴァ教でアルコールは禁止。この後、古い寺院の見学。この寺院は、ネズミを飼育しているらしい。ミルクを注がれて置かれている皿の端には、かなりのネズミが群がってそのミルクを吸っている。そこだけではなく、あちこちにかなりのネズミがチョロチョロと動き回っている。何百年も昔の古い建物だと言われても心臓がドキドキしてとてもゆっくり見て回る気にはなれなくて悲鳴を上げながら門の外に脱出した。ラクダミュージアムにも行ったが、道路を普通にラクダがたくさんの荷物を積んで通っているのでわざわざラクダだけを集めて飼育している場所を見学するのは、時間がもったいない。夕食は、ホテルの屋上でマトンカレー。チーズカレー。ビール1本。ミネラル水。合計269ルピー(747円)ここのホテルは、味付けは美味しい。真っ暗な中、少しだけ外に出てみた。ホテルのすぐ近くに呼び込みをしている青年がいた。どうやら画家らしい。昨夜宿泊したホテルもそうだったが、壁に描かれている繊細な絵はすべてが手描きだそうだ。ため息が出るほど長い時間がかかるのだろう。昔から伝わるその技術を若い青年が受け継いでいるのは、とてもいいことだと思う。好感の持てる青年だったので、せっかくお店に寄ったのだからと200ルピーの象の絵を購入した。何重にも何重にも包装して、自分の作品が人の手に渡るのを惜しんでいるような様子だった。その他の今日の出費。ネズミテンプル入場料@30ルピー×3=90ルピー(250円)ラクダミュージアム入場料@50ルピー×3=150ルピー(417円)
今日の宿泊ホテル
http://www.nivalink.com/harasar/index.html
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