晴れている

05:18起床
雲ひとつない良い天気だ。

昨日は朝8時半に家を出て歩いて娘の家に向かった。筍をもらったらしくそれに使う小糠を持って行って下準備をして火にかけるまでやって来た。一号二号とミニブロックで少し遊んだがコーヒー一杯飲んで同じ道を歩いて戻った。

ユウゲショウ(夕化粧)の花があちこちで咲き始めた。ピンクの小さい花は目立つ。
雑草に朝露が丸くついていて綺麗だった。
自分も変われないのだから自分以外のにんげんにあれこれ要求を突きつけてもややこしくなるだけだ。来る日も来る日も出かけてばかりの同居人に交換するよう頼んでおいた台所の電気が点いたり消えたりしている。いっそのこと消して作業したほうがいいなどと思いながら台所仕事をしていると無性に腹立たしくなってきてなによなどと気持ちが収まらなくなってくる。平常心で日常を過ごすには心を別のところに振り向けるしかない。こんなどうでもいいことをあれこれ考えている時に限って世間の他人さまはどんな暮らしをしているのだろうかなどと全く知らない「世間」を自分の中に引き込んであれこれ考えてしまうのが不思議だ。気持ちを持ち直して餃子を作って晩酌をした。黒豆を煮たりして遅くまで起きていた。

晴れている

04:45起床
曇っているが晴れ間も見えている。良い天気になりそうだ。

昨日は午前中はのんびり本を読んだりしていた。午後1時半過ぎに歩いて娘の家に向かった。ふらりと立ち寄る先ができたのは嬉しい。自分で選んで行動してきたのだが滅多なことではひとを訪ねるような暮らしをして来なかった。都会の狭間(？)で暮らしていて一歩外に出れば私を知るひとなどほとんどいない。たまに立ち寄る農家のおばあちゃんとは野菜を買いながら一言二言、言葉は交わすが相手の名前さえ知らない。田舎に暮らしていたら多分状況は変わっていた。会うひと全てが知人親類なのだから遠くから歩いて来るひとにさえ心の準備をして何気ない言葉をかけて通り過ぎる。都会(？)に出た理由のひとつにそんな環境から逃れる気持ちがあったことは否定できない。立ち寄る場所ができたことで自分の孤独な暮らしぶりが鮮明になる。
イタドリ(虎杖)虎の杖か。なるほどなあと思う。中は空っぽなにのどんどん大きくなって杖のように育つ。イタドリが夕日に照らされて赤くなっているのがきれいだった。子どもの頃はもっと太くにょきと出たばかりの「すかんぽ」を皮をむいて食べたことがある。こうしてむかしむかしなどと昔の話ばかりしていることが既に随分生きてきた証拠だ。昨日の歩行数も一万五千に少し届かなかったくらいを歩いている。

さて今日はなにをして過ごそうか。

曇っている

05:05起床
曇っているが雨は降っていない。

昨日は午前中は中国語のラジオ講座を聴いた後で一番出汁をとる準備をした。お昼用に筍ご飯を作る準備もして水に浸しておいた花豆を煮た。これはネットに出ていた栗原はるみさんのレシピを参考にした。二回ほど煮こぼしたあとで分量の砂糖と少し塩をいれて煮たら上手に出来上がった。

前にも紫花豆で煮たことはあるが今回は格別に美味しく出来上がったので、理由を考えたら豆の質が良かったのだと思う。千本桜を見に行った時出店していたお店で買って来た物だったので観光協会に問い合わせてみたが業者の名前は分からなかった。2時過ぎに家を出て娘の家に向かった。煮上がった紫花豆を少し分けて持って行った。帰りに駅のATMでお金を下ろして違う道を歩いてスーパーに寄って家に戻った。夕食の準備をしながら農家から買って来たフキできゃらぶきを煮る準備をした。ことことと煮込んで出来上がった。


運動量計は夜中にも稼働していて血圧と心拍数が何回かに分かれて表示されている。昨日実験で家にある血圧計と比較して数値を見たがちょっと低めにはなっていたがそんなに大差はない状態で計測しているようだ。忘れた振りをして薬は飲んでいないが正常値になっている。薬を飲まなくてもこの数値なら全く問題はない。

医療機器ではないので素人が判断するのは怖いので一応医師の診断の上で薬の調整をやっていただくつもりだが拍子抜けするような数値が並んでいる。いつもは歩く時に歩行計をつけて出るが運動量計は足に巻きつけてあるので家で動いた数値もカウントされる。こちらはいつも持ち歩く歩行計とほぼ同じ数値が出た。昨日の歩行数は一万五千を超えていた。


途中タンポポが綿毛になっていたので撮影したが不思議な事に花が咲き終わって綿毛をつけた花だけがにょきにょきと伸びて背(？)が高い。

今日はのんびりする予定だ。

雨が降っている

05:05起床
道路は濡れていて雨が降っている。

昨日は朝中国語のラジオ講座を聴いたり本を読んだりしていたが10時過ぎに家を出て歩いて娘の家に向かった。途中の道でよもぎスギナそれにクコの葉を摘んで昼食に天ぷらをしてソーメンをゆでて二人で食べた。その後のんびりしていたがタケノコごはん用の出汁をとったり掃除をしたりして5時過ぎに娘の家を出て歩いて戻った。
ウマゴヤシ(馬肥)
タツナミソウ(立浪草)朝歩いていていた時に見つけたのだが気になって帰りに同じ道を通って撮影した。毎年歩いているのにこの花は初めて撮影した。タツナミソウの種類も沢山あるようだが見分けはつかない。オカタツナミソウかも知れない。
セイヨウジュウニヒトエ(西洋十二単)という名前らしい。

家に戻ったら一昨日注文した「運動量計」が届いていたが説明書が中国語と英語で全くわからない。中国語のラジオ講座を聴いたりしているのに説明書ひとつ読めないのでは情けない話だが、息子に電話して来てもらい設定をやってもらった。一番欲しかった機能は血圧を測定することだったので朝起きがけに計測したら105/70だったがどうも自動で計測してくれているようで夜中のデータも出ている。一日の歩行数や心拍数のデーターも出るようなので楽しみだ。睡眠の状態も表示されるようだが記録されていないので設定が上手にできていないのかも知れない。購入金額は4,099円と高額だがこれで血圧計を取り出して記録する必要が無くなったので良かった。

曇っている

05:01起床
曇っているが雨は降っていない。

昨日は午前中は中国語のラジオ講座を聴いた後で資源ごみ用に出す処分する洋服や本をまとめていた。いつの間にか増えてしまう洋服などもまだ着れるというような甘い基準ではなかなか家の外に追い出すことはできない。取っ替え引っ換え着替えるのではないので冷静に判断すれば枚数はそんなに必要ない。詰め込まれて息もできないような仕舞方では着る物も探し出せない。図書館を書庫と思っていると残して置く本もそんなに必要ない。これだけ情報が溢れている中で自分で選択して読む本も限られている。一度目を通した本を繰り返し読むことなどもほとんどない。ホテルのようなすっきりした住空間で過ごせたら最高だと思う。同居人の物にまで手を出すと騒動になるので知らんぷりをしているが内心はあれもこれも必要ないなどと思ってしまう。少しでも家にあったものが外に出て行くと気分もすっきりする。「放下着、放下着」と毎日唱えながら過ごしている。午後3時頃に家を出て歩きがてら買い物に行った。途中の道の端に咲いていた花を撮影した。
セリ(芹)
オオアマナという名前の花だった。ハナニラに似ているがハナニラは一本の茎にひとつ咲いているだけだがオオアマナは一本の茎にたくさん花をつけている。スーパーに寄った帰りに農家の方がやっている小屋で筍を買って来た。かなり大きかったので随分重かったが家まで運び込んだ。重いのは回りを幾重にも覆っている皮の部分で全部剥いてから処理したいところだがネットで調べると穂先1/5のところを切って縦に切れ目をいれて糠をいれてことこととアクだしをすると書いてある。大きな筍だったので切り分けないと鍋に入らないので一応「唐辛子」も2本いれて2時間ほど煮込んで、その煮込んだままの状態で冷めるまで放置した。

今日は処理した筍を持って娘のところに行く予定だ。

追記
気になっていたがセリは間違いでノジシャ(野萵苣)という名前らしい。

晴れている

05:17起床
雲はかかっているがその間から日が上っていて良い天気になりそうだ。

昨日は午前中は中国語のラジオ講座を聞いたりしていたが思い立って近くの「市民の森」に出かけることにした。里山に歩道が整備されて林の中に入れないようになった。里山を保存する会の方が見回りに来ていたが子どもたちが森の中を駆け回ったり貴重な山野草を持ち帰ったりするひとがいるので柵をして中に入れないようにしたらしい。今では自然も管理しないと「自然」を保つ事ができないのだから悲しい事だ。
ハルノゲシ(春野芥子)
ハコベ(繁縷)
ツタバウンラン (蔦葉海蘭)

ヘビイチゴ(ヘビ苺)小さい花なので接写レンズじゃないと焦点が合わない。
オニタビラコ(鬼田平子)
名前がどちらか迷っていたが春一番に咲き出すのがハルジョオン(春女苑)だった。


帰りに図書館に寄り本を二冊借りて来た。家に戻って前回借りてあった山頭火秀句鑑賞事典を読んでいたが「行乞ぎょうこつ」をしながらぎりぎりの孤独に耐えて歩く姿は今の時代だったらできない事なのに子どもの頃住んでいたひと気のない山道を思い出したりして、網代笠を深めに被って歩く山頭火の姿がそこに見えるようだった。何回も繰り返し出てくるのが雑草の話で「刈萱カルカヤ」が好きだとも書かれているので道端で見つけたら撮影してみたい。

無一文の状態で行乞をしながらあてもない旅を続けるなど今の時代にはできないことかもしれないが来る日も来る日も知らない道歩き続ける自分の姿を想像してみるとそれも悪くないなどと思ってしまう自分がいる。

曇っている

05:15起床
曇っているが雨は降っていない。

昨日は午前中は掃除をしたり本を読んだりしていた。

午後2時過ぎに猫好きの妹が車で迎えに来てくれた。ユニクロに行き買い物をしてその後ブックオフに寄った。本棚を眺めていて二冊ほど買った。「高橋歩」さんの書いた人生の地図というほとんど写真と誰かの言葉を引用した本だった。

中の写真がどのページもいい。中の言葉も誰かの言葉を心の中に拾って来たものを文字にしたような内容だ。にんげんは言葉に寄って励まされることがあって寄せ集めた言葉でも心にずしんと響く言葉が有ればその言葉を繰り返し声に出してみるといいのかもしれない。

もう一冊は幸田文の本だ。前に一度手にしたかもしれないがそれならそれでいい。

もっぱら話題は二人の中では今流行り(？)の「唐辛子家浅次郎」さんのことだった。会った事もないひとのじんせいを想像するのは不思議な感じだ。随分前の私の書いた一言を拾って頂いて心にとめてもらっている事が高橋歩さんの人生の地図のような感じだ。

その後食事をしていつもの日帰り温泉でまったりした。思い通りになるじんせいなどないなどと自分のじんせいに否定的な言葉をついつぶやきそうになるがそれならばその「思い」ってなにと考えてみたい。途中で投げ出さないことだ。

晴れている

05:18起床
雲の間から晴れ間も見えていて良い天気になりそうだ。
昨日は午前中はおからを使って「うの花炒り」を作ったり田舎から送られてきたいもがらで炒め煮を作ったりしていた。出汁研究は続いていて料理はつくづく出汁の良し悪しで決まると実感する。なんでもない炒めものが出汁によって本当に美味しい食べ物に変身するので出汁研究はますますやめられない。その合間に師匠(？？？)の辰巳芳子さんのレシピで「ぶどう豆」をことこと煮込んで随分時間をかけて完成させた。
時間で作る料理で豆2カップを洗って水に浸けておきその浸けておいた水ごと鍋に入れて上1㎝くらいの水がかぶっているよう差し水をして味噌を作る時の軟らかさで手で潰れるくらいになったら砂糖1.5カップ入れて50分くらい煮詰める。小さじ2の醤油を入れて煮たてたら火を止める。あら不思議。本当に美味しい煮豆の出来上がりだ。午後は本を読んだりしていたがいつもこのブログにコメントを書いて下さる「唐辛子家浅次郎」さんが美味しい蕎麦屋さんで返しは寝かせた方が味が馴染んで美味しくなると教えてもらった事をコメントに書いて下さったので早速いつも作る返しの分量で作って冷蔵庫で寝かせてある。これにグツグツと煮込んだ出汁を足せば蕎麦つゆが出来上がるので楽しみだ。4時過ぎに歩きがてら買い物にスーパーに向かった。

地ベタに張り付くように咲いているムラサキサギゴケ(紫鷺苔)は垣通しの花と似ている。

オオジシバリ(大地縛り)という名前らしい。大地を縛っているようには見えない少しの風でも揺れる儚げな花だ。

多分キジムシロ(雉蓆)だと思う。春は一斉に花が咲き出すのであちこち目が行ってしまう。

今日は猫好きの妹が車で迎えに来てくれることになっている。多分。

曇っている

05:05起床
曇っているが雨は降っていない。

昨日は午前中は煮干出汁をとる準備で頭と腹わたを取り半分に割ってフライパンでから炒りしてミルサーにかけて粉にした。舌で確認しながら作業をすすめるとあるがあまり出汁が出ていない気がする。材料は同じはずだがどこがどう違うのかわからない。前はいい香りがして素人でも美味しいと思えたのにあっさりしていて味が全く違う。午後から自分の家ではない家の掃除をした。そこに住んでいる住人が気持ち良く過ごせればいいと思う親心だ。その後かかりつけの医院にがん検診用のものを届け駅の近くのATMでお金を引き出した。

クサイチゴ(草苺)の花ももう終わりだ。

カキドウシ(垣通し)

気になっていた花だがナガミヒナゲシ(長実雛芥子)という名前らしい。外来のポピーのようだ。一日があっという間に終わる。ふと目にした言葉で「頭の中で考えていることでじんせいが決まる」そうだ。何を考えるかは自分のことなので自分で決めればいい事だが歩きながら考えていた微妙な心の動きは後になればすっかり忘れてしまっている。昼寝をしないと睡魔が襲ってくるがちょっと待てよと思う。睡眠時間を意識してみると案外寝ている時間は多いのかも知れない。5時間でも問題なく過ごせるのかちょっと挑戦してみることにする。

曇っている

05:45起床
曇っているが雨は降っていない。

昨日は8時に家を出てバス停まで歩きバスに乗って娘の家に向かった。一号二号を丁度保育園に送って行くのに間に合って手をつないで保育園の部屋の前まで行き娘が定位置に着替えを入れたりしているのを眺めていた。その後駅まで歩き最寄りの駅で降りて10時から始まるチケットを買って館内に入った。客席も少なく小さかったが客は多くほとんどの席が埋まっていた。

ドキュメンタリーで老夫婦の日常を撮影したものだった。建築家だった夫とその妻が二人で土作りをしながら暮らす様子がナレーションの樹木希林の語りで進行していく。実際に上映している映画なので詳細までは書かないでおくが様々なことが胸にせまってきた。どんな生き方もひとそれぞれでひとの生き方にとやかくいうことはできないと思って暮らしているがこんな映画を見てしまうとにんげんんは間違った暮らし方と正しい暮らし方とがひょっとしたらあるのかもしれないなどと考えてしまった。丁度お昼の時間で娘が連れて行ってくれた「しょうが」という人気店で随分待った後でようやく中に入って昼食を食べた。



量も丁度良く味も美味しく人気の理由が良くわかる料理だった。この支払いは娘が出してくれた。私に比べたら上出来の娘の対応に随分昔の自分の行動を思い出した。あっちに逝ってしまった母親が喜ぶようなことを一度だってやってあげた記憶がない。それどころかいつだって親に対する不満だけで親のせいで自分のじんせいが思い通りにならないなどとヤクザのような意味不明の因縁をつけて親にも当然ある生き方をことごとく否定して暮らしていた。過ぎてしまった時間を取り戻すことは出来ないが「出来のいい娘」の私の若い頃の対応と違うことにそれもこれもひとそれぞれだなどと心で言い訳をした。その後の喫茶店でも美味しいケーキをご馳走してもらい気分のいい一日だった。途中の駅で降りて行った娘と別れてひとつ先の駅から歩いて家に戻った。

ひとが喜ぶようなことをやれない私のこの先のじんせいが思いやられる。いいけど。