風の吹くまま

気の向くままに

⑥カンボジア、ラオスの旅

2007-12-04 23:44:23 | Weblog
ここ、シムリアップの観光も今日一日となった。タカさんの提案でトレサップ湖に行くことにした。途中の道路で二人で25ドルを徴収された。このお金はいったいなんだろうと思っていたら、トレサップ湖のボート代金だった。ボートで案内してくれた青年によると、この湖も来月には水量がかなり減って、今ベトナムから漁に来ている人達も今月いっぱいで帰るそうだ。もちろん会話は、カンボジア語の指差し会話帳で。タイの水上マーケットに行ったことがあるが、タイでは無邪気にカメラを向けてパチパチと写真を撮っていたのだが、ここカンボジアではとてもそんな気分になれない。ボートが行く先々で小魚の漁をしているベトナムの人の姿があったが、生きるための真剣勝負という感じで、通りすがりの人を受け付けない厳しさがある。案内人の青年の話も、観光している私にはつらい話だ。仕事を終えた後で英語の学校に通っているらしい。父は、ポルポト政権時代に殺され、今は、母と二人暮らし。授業料も高く生活が大変だと訴える。情にもろい私としては、そのままさようならと言うわけにもいかず少しばかりのお礼を渡した。こんなことで問題は解決しないと思うが、私自身の自己満足と言われても反論できない。この後、トレサップ湖が一望できる高台にある寺院に行った。道路から歩いて30分以上かかった。途中、高床式の窓も何もついていないところで公務員の人だと思うが入場券の提示を求められた。アンコール.ワットに入場する時に購入した三日券が、ここで有効になったのでなんだか得をしたような気がした。観光客は、私たち以外一人もいなかった。暑い中、この上まで登ってくる人はほとんどいないのだろう。なんだか、観光客が一人もいない場所に立っている私って少し旅慣れていて結構、カッコイイじゃんということにならないだろうか。こうしてシムリアップ最後の夜もタケオのアンコールビールでほろ酔い加減の私であった。

今日のタカさんへは、トレサップ湖往復で6ドルとお礼として2ドル合計8ドル。明日は、首都プノンペンに移動するので今日までの宿泊代@7ドル×4=28ドルを、中国語、英語、日本語とカンボジア語を話すオーナーの15歳の息子に支払った。タケオの皆さん、色々旅の情報を親切に教えていただいてありがとうございました。
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⑤カンボジア、ラオスの旅

2007-12-03 23:23:41 | Weblog
今日も、タカさんのトゥクトゥクで遺跡巡。タ.プローム。過ぎた時間の長さを象徴するように遺跡に覆いかぶさるように巨大な樹木が天に向かって伸びている。うっそうとした森の中は、アンコール.ワットの観光客は何処に行ってしまったのだろうと思うほど訪れる人も少なく静まりかえっている。創建時代が1186年、シャヴァルマン七世が母のために作った仏教僧院であったそうだが、歴史を学びなおしてもう一度訪れてみたいところだ。タ.ケウ、東メボンなど時間もたっぷりあったので、日陰をさがして腰を下ろして休み、少し歩いては休みとゆっくり観賞できた。タカさんが最後に連れて行ってくれたのは、プノン.パゲン。360度視界をさえぎるものは、何もない。ここは、観光のスポットになっているらしく、世界中から集まった大勢の観光客が、太陽が沈むのを今か今かと待ちわびている。その瞬間何処からともなく拍手が沸き起こる。この地にまた再び訪れることはあるだろうかと少ししんみりした気持ちで私も皆さんの拍手に合わせて手を打った。創建年代が9世紀末、アンコール三聖山のひとつらしい。ピラミッド式のヒンドゥー教の寺院ということだ。程よい疲れ。宿に戻りタケオの2.5ドルのアンコールビールを頼んだ。エビのから揚げと、高菜の煮つけはビールのおつまみには最高だ。ここまでほぼ順調に旅が続いていることに、夫と乾杯。ピッチャーが空になる頃には、ほろ酔い加減のいい気分。明日もう一日、ここシムリアップの観光予定。タカさんの支払。今日は外回りだったので12ドル。それにお礼の気持ちを込めて2ドル。計14ドル。
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④カンボジア、ラオスの旅

2007-12-02 23:09:41 | Weblog
タイのトゥクトゥクとは違いカンボジアの「タカさん」のトゥクトゥクは、バイクの後ろに二人座れるだけの席を作ってあり日差しを防ぐために屋根もある。日本人宿タケオを、朝8時に出発した。いつもテレビで見る光景が目の前に広がっている。世界中から集まった観光客は、次から次へ途絶えることがない。ここアンコールワットが世界遺産として一番知られているところなのだろう。一週間かけても見切れないほどの遺跡群があることは全く知らなかった。ツアーで来ている10人くらいの日本人グリープの一番前から日本人ガイドの声が聞こえてくる。この後について回れば、この広い回廊の中の見所を聞くことができると思いつかず離れず後をついて回った。こんなことならもう少し歴史を勉強してくればよかった。創建年代が12世紀前半だと言うから、想像もつかない時間が過ぎていることになる。バイヨン、プレ・ループその他タカさんのトゥクトゥクに乗っていくつかの遺跡群を回ったのだが、今回の旅のハイライト部分の写真をパソコンの故障で消失してしまった。お見せできないのが残念だ。カンボジア遺跡群の入場料は、一日20ドル、三日券で40ドル。一日や二日ではとても見切れないので3日券のほうがお勧めだ。一番しのぎやすい涼期と言われる時季だったが、それでも昼間は日陰を求めて歩くほど暑い。これが暑期だったらどれだけの暑さになるのか想像もつかない。最後に夕日の沈むポイントがあるからと、タカさんは一番最初に行ったアンコールワットの入場口に連れて行ってくれたが、今日はあまり良く見えなかった。ピッチャー(取っ手のついた水差し)に中ジョッキ4杯分くらい入ったアンコールビールが2.5ドル。家ではほとんど飲まない私だが、こんなに安く飲めるのだったら少しくらいはいいだろう。随分長いこと三人で旅をされている方のお話を伺いながら、ほろ酔い加減の私はすかっり上機嫌。自由旅行をして、明日の場所もわからないワクワク感は最高と旅の達人のお言葉。こうしてタケオの食堂で至福の時間が過ぎていく。
そうそう。タカさんへの支払は一日朝8時から夜7時過ぎまでで8ドル。チップを払うほどの身分ではないが感謝の気持ちを込めて2ドル差し上げた。合計10ドル。
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③カンボジア、ラオスの旅

2007-12-01 23:21:44 | Weblog
あなたたち、何処から来たの。私、ジャパンジャパン。ほらジャパンだよ。知ってる。ああそうか、日本から来たんだね。こんな道路の脇で野菜売ってて客は来るの。はははは。あんた何言ってるのかわからないよ。ところでアンタ、お腹すいていないかい。これはね、カンボジアのヌードルだよ。美味いから食べてみるかい。それじゃありがたくいただくよ、と言いながら器にもられた野菜ラーメン風の名前もわからない料理を夫は汁まで飲んだ。どうやら近くの食堂から持ってきたらしい。カンボジアの人って結構親切なんだね。ところでタダでは申し訳ないから、お金払うよ。いくらなの。そりゃそうだよ。タダで食べれるところなんて世界中何処に行ったってない。悪いけど1ドルの半分の半分はちょうだいよ。ああそりゃそうだ。私は食べてないから美味しいかどうかわからないけど、親切にしてくれてありがとう。それじゃバイバイ。はははは、元気でね。ばいばい。朝の散歩のひとコマ。シソポンの朝の散歩の目的は、バスステーションが何処にあるか探す事だ。おいおいそこの日本人。ありがとう、おはよう、何処行くの。シムリアップに行きたいんだけどいくら。ああ、一人10ドルだよ。出発時間?ほらほら針がここを指したとき。そうそう。テンオークロックだよ。わかったかい。宿で準備をしてお兄さんのいるバスの受付に行った時間は、まだ9;40くらいだったのに私と夫が乗車するとバスはすぐに出発した。明らかに決められた時間があるわけではないようだ。バスに揺られることまたまた3時間ちょっと。宿のオーナーの息子が、シムリまでの道はグッドグッドと言っていたのに相変わらず土けむりで視界がない状態。舗装されてない道路は雨季にはタイヤが地面にもぐりこんでしまい脱出不可能にならないのだろうか。日本人宿のタケオに電話した。言葉がわからないので近くにいたトゥクトゥクのお兄さんに電話を代わって貰って迎えに来てもらうことになった。カギ針みたいにピンピンしたカンボジア語は、完全に判読不可能。こうしてタケオに到着。一泊7ドルの宿泊費はホットシャワーつき。おお、一人350円ちょっとにしては、中々きれいだ。明日は、迎えに来てくれた「タカさん」のトゥクトゥクに乗って世界遺産アンコールワットの見学だ。
今日の宿
http://angkor.main.jp/takeo/index.html






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