風の吹くまま

気の向くままに

中国 広東省 江門市(開平市)

2009-11-30 22:43:45 | Weblog
広州で広東省の地図を買った時にどうして開平市が載っていないのだろうと不思議に思っていた。どうやら開平市は江門市の行政区分のひとつだという事がわかった。日本で言えば、例えば横浜市の中に開平市があるなんて想像もしてみなかった。

朝、省汽車站を9;55発車のバスは、高速道路で開平市に向かう。途中道路の工事等で渋滞したが12時10分くらいには開平汽車站に着いた。汽車站のすぐ近くの碧麗宮酒店に宿泊することにした。酒店というと大きなホテルを想像するかもしれないが一階がフロントで5階だけが宿泊できるようになっているらしい。

部屋は70元と安いが広州の「宇航賓館」が懐かしくなるような感じだ。寝るだけなら全く問題はないが、どうもネットはつながらないしベッドもいまいち清潔感に欠けていて少し侘しい感じがする。お一人様20元から宿泊できるようだ。

開平は大きな町でバスターミナルの近くには、ケンタッキー、マクドナルドがある。

ミニバンのおじさんが最初から離れずについて来て乗れ乗れとうるさい。そのおじさんを振り切ってバスに向かう。

最初は赤坎に行こうとしたのだがどうやらこのバスは違うと言っているようだ。バスの前面には開平←→金鶏となっていて小さな字で赤坎、百合、蜆岡となっている。若い女性の車掌さんが錦江里(チンジャンリー)石楼と書いてくれた。(6元)はいはい、そこでもいいんですとバスに乗り込んだ。赤坎は通らないらしい。若い車掌さんはバスが出るときに降りてしまったので大丈夫かなと思っていたら「ツドォ」で運転手さんはバスを降りて向こう方面に歩いて行くんだよと指を差して教えてくれた。(ここまで35分かかった)

バスを降りた所に「錦江里村落→」と看板が出ていた。運転手さんに指された方向に歩いて行くと電柱があってそこに赤いペンキで錦江里→石楼と書いてある。電柱の側の家のおばさんが不思議そうにこちらに顔を向けているので「チンジャンリー」と言ったらああそっちだよという素振りをしてくれた。

左側には刈り取られた田んぼが広がっていて、右側は小川になっている。その真ん中の土手の上を枯れ草を踏みながら歩いて行くと懐かしい感じの農作業用の石橋が架かっている。その少し先にも古いが結構長い石橋があってそこを歩いてのどかな田園風景の中を先に進むとようやく見えてた。

開平市でも芸術的価値が最も高い望楼とされる「瑞石楼」がある錦江里村落に着いた。あまり中国ではみかけない洋館の建ち並ぶ村落だ。その細い路地を通って行くと瑞石楼があった。

瑞石楼の前で四五人の男性がゲームに興じていたがその中の一人が近づいてきて「中に入るのなら一人20元だ」と言われた。たぶんこの楼の所有者だろう。建物は7階から8階くらいまであり一番上からは村落を見下ろすことが出来る。

それにしてもここが世界遺産に登録された村のひとつなのだと思うと不思議な気がする。この時間観光客はひとりもいない静かな村だ。庭先で草を乾したりしている姿がちらほら見えただけだ。

帰りは、ミニバンに乗せてもらい(一人10元)開平に戻った。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中国 広東省 広州 中山紀念堂

2009-11-29 22:10:42 | Weblog
普段温度を気にして過ごしたことはあまりないが、快適な温度は25℃位
なのだろうか。
今の室温が空調を使用していない状態で25℃だ。寒くもなく暑くもない。

ホテルは電気代節約の為に部屋を暖かくしない設定にしてあるのか、と
疑ってしまうほど寒かった黎平や三江では空調の設定温度を30℃にして何
枚も重ね着してもまだ寒かった。

ここ広州では、外を歩くにも暑くもなく寒くもないので快適だ。
(何回も言い過ぎだ)
だからという訳ではないが今日も午前中のんびりして、午後から昨日行った
越秀公園に再び足を運んだ。
公園の中に広州博物館があってその最上階から広州の町が見渡せるので
写真を撮りに行ったのだ。
入場料は10元でここも大勢の観光客が訪れていた。

帰りに予定していなかった「中山紀念堂」が歩いている途中にあった
ので立ち寄った。
1931年に中国革命の父孫文を記念して建てられた講堂だとガイドブック
には書いてある。

ここもチケット売り場は閉じられたいたので無料開放しているらしい。
正面には、孫文の塑像もあって公園のように花も植えられてきれいに整備
されている。
バスから大勢の観光客が降りてきて写真を撮っていた。観光コースに含め
られている場所なのだろう。

明日は、いくつかの村落群が「開平楼閣と村落」として2007年に世界遺産
に認定された開平市に向かう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暇にまかせて旅の写真アップ

2009-11-29 13:14:38 | Weblog
デジブック 『三回目の中国』


11/24、陽朔の福利村までの写真を適当に作成してみました。
25日以降の写真は続編(?)でアップします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中国 広東省 広州 越秀公園と珠江夜游

2009-11-28 23:33:01 | Weblog
せっかく海外にいるのだからとあちこと遊び歩いているのでかなり足腰も
鍛えられてきた。
それでも体は正直で10時近くまで眠ってしまった。

昨日スーパーで買ってきたピータンと小さな袋に入ったパンそれにイン
スタントコーヒーで朝食をとった。
食後にはみかんのデザートつきで栄養的には問題はない。

11時頃に突然電気が落ちてしまった。掃除の人が午後にならないと点かな
いと言っている。
中国ではよくあることだ。電気が落ちたからといってあわてないのが中国だ。

地下鉄で秀公園駅まで行き「越秀公園」に行った。
総面積86.8万㎡で園内には見所も沢山ある。五羊仙庭には有名な五羊
石像などがあり大勢の観光客でにぎわっていた。
緑も豊かで森林浴をするにもいい場所だ。

入場料は5元と書かれていたが発券所はなく無料開放されたようだ。

一度ホテルに戻り休憩をしてから「珠江夜游」に出かけた。
19;40分発の船にぎりぎり乗り込むことができた。バンコクのチャオ
プラヤ川の寺院がライトアップされた食事付の船に乗ったことがあるがその
広州版といったところだ。
派手好きの中国らしくビルの照明も鮮やかな色が多くてとても華やかだ。

広州に来たら「38元珠江夜游」はかなりお勧めだ。
地下鉄二号線海珠公園駅のD出口を出たところで珠江の夜景が見えてくる。

食事は、ホテルの近くの桶飯屋で済ませた。ビール1本含めて23元なりだ。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中国 広東省 広州の町散策

2009-11-27 23:05:09 | Weblog
高額な金額を払ったホテルなので午前中ゆっくりした。

なんてものすごい大金を払っているように聞こえるかもしれないが今日の
為替レートで換算すると180元×12・67円=2,280円だ。

円高の今の金額で換算してみてもしかたがないが、また中国に来るのなら
明日あたり元に換えておくと次に来た時に嬉しいかもしれない。

100元のホテルでも今日のレートなら1,267円だ。
と言うことは、30日泊まっても1,260円×30日で二名様37,800円一人当たり
の一ヶ月の宿泊費は18,900円で済むということだ。

今日は、市汽車站、省汽車站それに広州站と汽車とバスの時間や金額を
調べに行った。
広州の次は、世界遺産に登録された開平市に向かう予定だ。

ここ広州は、上海のように地下鉄も充実していて市内の観光には地下鉄で
行くと便利らしい。
今日は、地下鉄2号線広州火車站から海珠広場まで行き1,888年に完成した
というゴシック建築のカトリック教会「聖心堂」を見学した。
大きな教会だ。宗教心のあまりない私でもステンドグラスの美しさに
しばらく見とれてしまった。

おなじ地下鉄海珠広場から歩いて10分位の所にある珠江ナイトボート乗り場
にも行って来た。
一階席が33元、二階席が38元、特別室が48元で一時間二十分の夜景を観光
するツアーだ。
明日の夜にでも乗ってみようと思う。少し奮発して二階席だ。

日中の温度は、28℃を超えていた。
空調を全く使用していないホテルの部屋の温度は25℃で半袖で全
く問題ない。

今日は27日で、今回の旅の折り返し地点を少し過ぎた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中国 広東省 広州

2009-11-26 23:52:37 | Weblog
桂林9;00発 陽朔10;20(広州行き)
高級座となっているバスの運賃は160元それに2元の保険がついて
一人162元。
陽朔発の広州行きは、昼間の10;20、12;20それに夜行21;50、22;40の
4本だ。どういう訳か昼間の方が40元高い。夜だと122元だ。

「目には目を、くわえ煙草にはくわえ煙草を」と切符売り場の職員が
くわえ煙草で対応していると、客もここは負けてなるものかとくわえ煙草で
行き先を告げている。

こんな光景は、たぶん日本ではお目にかかれないがこれは売る側と買う
側の立場が対等だという事だろうか。
お客様は神様だと言われるような買い物をしたことがない私としては、
神様扱いなんてしてもらわなくても対等で結構と思ってしまう。

何回も何回も私広州に行くのよホラホラ見てよと駅の職員やバス乗り場
で対応している車掌さんに切符を見せて回る。
マイクから聞こえてくる放送内容は、私にはちんぷんかんぷん。

定刻より20分遅れて陽朔汽車站をあとにした。

途中の道は、2時間くらい桂林風(?)な岩山が続く。
その後ものどかな農村風景をぼんやりと眺めながらバスは広州に向かって
走って行く。

山に杉が植えられている光景は思い浮かべることが出来ると思うが、山の
すべてが竹やぶだったらどうだろう。
七夕に使うような細い竹だ。道の両側がそんな竹やぶの山の間を2時間位
も走った。
こんな景色を見るとやっぱり中国は広いな大きいなだ。

こうして広州に着いたのは、19時20分頃だった。
8時間40分、途中の食事休憩一回とトイレ休憩二回の他ひたすら走った。
はるばる来たよ、広州という感じだ。
500キロ~600キロ南におりたので気温が全然違う。
ここは南国かというくらい暑い。

荷物の重いのと何軒か当たったホテルがほとんど200元以上と言われて、
めげずについて来た客引きのおじさんの180元のホテルに泊まることにした。

中国で泊まるホテルとしては、過去最高金額だ。(どんな過去だ)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中国 広西チワン族自治区 陽朔の村巡り

2009-11-25 22:13:00 | Weblog
午前中は、のんびりしていた。12時過ぎにホテルを出て12時20分発車の「金宝」行きのバスに乗り込んだ。ガイドブックには全く書かれていない所だ。10元の料金だったのでだいたい一時間位で着くだろうと見込んで車窓の景色をみたり時々うつらうつらと眠ったりしながらバスに揺られていた。途中の町でバスのエンジンを切って15分くらい待たされた。一時半過ぎに金宝に着いたが全く何もない村だ。村の中を少し歩いたが、車が通るたびに真っ白い砂埃が上がってとても目を開けていられる状態ではない。こんな小さな村でも小規模な市場があった。20分位で見るものが何も無くなったので陽朔に戻ることにした。来る時のバスは、そこそこにきれいなバスだったのだが、帰りに乗り込んだバスはオンボロバスで、コースも違っていて金額も6元だ。

途中車掌さん(女性)が降りたのでどうしたのかなと見ていたら手に皿を乗せて戻ってきた。どうやら食料を調達してきたようだ。仕事中だから食べてはいけないなんて決まりは中国にはないらしい。その車掌さんは、焼き麺のようなものをおいしいそうに食べ始めた。陽朔で買った観光地図を開いてみたら今回の16元のバスの旅は、陽朔~白沙~金宝~高田~月亮山~陽朔と一回りしたようだ。約三時間半の時間潰しをしたい人には旅の記念に乗ってみるのもいいだろう。車とすれ違うたびに砂埃で窓を閉めなければいけない舗装もされていない道だが、のどかな農村の風景が広がっている。その後西街で、お土産を買った。水晶の印鑑で二本で250元だという。西街は、観光客でにぎわっているがほとんどの品物に値段はつけられていない。素人の私には高いのか安いのか判断がつかないが、結婚したばかりの娘はまだ新しい姓の入った印鑑はないらしい。娘と娘の夫の分二本に姓名を彫ってもらったが、中国式なのか姓名が白くなる版画のようなやり方だ。

明日は、いよいよ広州に向かう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中国 広西チワン族自治区 陽朔 福利古鎮景区

2009-11-24 22:16:52 | Weblog
客引きの青年に連れて行かれた「貴悦賓館」を朝10時頃に出た。最初は丁重だった宿の奥さんの態度も悪化して、三日目にはなんとなく雰囲気が悪い。騙しやの青年は、宿の奥さんを姉だと言っていた。

朝宿を出る時「騙しやの青年」が欧米人三人をソファーにかけさせ「例の営業」をやっている。かわいそうだと思ったが、言葉がわからないので言ってあげることが出来なかった。

昨日、何軒かホテルを見て回った中で一番良さそうな「家和假日酒店」(100元)に引越しした。泊まるホテルは星の数ほどあるので、ゆっくり探せば安いホテルはいくらでも見つかると思う。

個人営業の宿は、なんとなく家の人に気を使ってしまうので掃除のおばさんが三、四人いるそこそこに大きなホテルのほうがゆっくりくつろげる。午後、バスターミナルの近くのイスラム食堂で牛肉麺(10元)を食べて興坪行きのバスに乗り込んだ。福利でバスから降りて村の人に道を聞きながら20分ほど歩いた所が「福利古鎮景区」だった。(バス料金3元)

「ここは画扇と呼ばれる山水画を描いた大きな扇子の産地として知られている」と歩き方に書いてある。古鎮までの道中に畳一畳ほどの大きさの板に扇形に切られた和紙が張られて乾かされている。張られている和紙は、みんな同じ色の真紅だ。日の光にてらされてとても綺麗に見える。

入り口には、おばあさんが長机を置いて中国式の高さ20センチくらいの椅子にちょこんと座って来る客を待っていた。入場券にパンフレットまでつけて3元とお得な値段だ。

30~40才位の男性が掛け軸や大きな扇子の絵は全部自分で書いたと言っていた。山水画も中国でよく見かける牡丹や菊の絵もどれもきれいでしばらく見とれてしまった。小さい物は30元から大きな物は60元、多分100元も出したら立派な掛け軸が買えると思う。素人の私には、価値はわからないが掛け軸や扇子好きな人は訪れてみてもいいかもしれない。

素朴な小さな村だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中国 広西チワン族自治区 陽朔 月亮山

2009-11-23 21:40:18 | Weblog
陽朔から高田行きのバスに乗って大榕樹景区で降りた。(2.5元)バスを降りた所には、露店の帽子などが売っていてすぐそばに入場料を徴収する小屋があった。ガジュマロの巨木があるだけでちょっとした公園といった感じだ。ここの入場料は、18元だが無料にしてもいいんじゃないのと思った。

樹の周りは囲いがしてあって樹に触ったりすることはできない。民族衣装の貸出しもあって若い女性がカメラに向かってポーズをとっていた。かなりの観光客が訪れていたが、どうも昨日の竹筏の強烈な印象が残っているので少し魅力に欠けるなあと思ってしまう。

大榕樹景区から歩いて1キロメートルの所に「月亮山」があるとガイドブックに書かれていたので足をのばした。山までは登らなかったが、確かにみようによっては月かなという程度の山があった。なんのことはない。山に大きなくり抜いたような穴があいている。それを月に見立てているだけだのことだ。若い人ならお天気のいい日に運動を兼ねてサイクリングでも行って来てね、という感じだ。村には観光バスも来ていてここは陽朔の観光名所のひとつになっているのだなと思ったが、事前にわかっていればここまでは足を運ばなかったかもしれない。村の入り口には、農家のおばさんが私の作った田舎料理がおいしいからぜひ食べてとセールスをしていた。

また手帳に各国の人にコメントを書いてもらったのをみせて「ううん、あなたは日本人ね。それならこのページ」という感じで勧誘してくる。昼食の時間を少し過ぎていたので誘いにのってしまったが、あまり美味しいとは思わなかった。こういう誘いにはなるべく知らん振りをしたほうが良さそうだ。

帰りのバスは、適当に手を上げれば止めてくれるだろうと思って歩きだしたが途中にいたバイタクのおじさんが「バスはないよ」と言う。どうしてバレる嘘をつくのだろう。乗り合いタクシーが止まってくれてバスの二倍の一人5元を支払って陽朔まで戻って来た。

夕食は、近くの食堂で炒め物とごはんそれにビールですませた。(31元)この町は、欧米人がたくさんいて結構にぎわっているが、その分食堂の値段はかなり高めだ。中国の食堂では、10元以下で大抵の炒め物は食べれたのだが、ここ陽朔は一品が20元以上する。おいしいかったら納得するのだがあまりおいしくない。その点、バスターミナルの近くにあるイスラム食堂の手打ち麺はとてもおいしい。

その町の食事が口にあうかどうかは、旅を楽しむためにはとても大切なことだ。とか言っている私は好き嫌いが多いので、ほとんどの料理は食ることができない。貴州省もここもご飯がやわらかで助かる。ボロボロの硬いご飯は、好き嫌い以前にとても食べる気がしない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中国 広西チワン族自治区 興坪の竹筏(いかだ)

2009-11-22 22:18:46 | Weblog
陽朔を朝9時45分に出発したバスは、興坪に10時半位に着いた。旗を持ったガイドを先頭に中国人観光客がぞろぞろと歩いて行く。この団体の後をついて行けばきっと船乗り場があるはずだと一緒に歩き出した。さっきバスを降りたとき話かけてきた地元のおばさんが、私から離れない。ついて来ても駄目だよと日本語で言ってみるのだがお互い言葉がわからない。おばさんは「チンプドン」とか言って笑っている。

帰れ帰れとか言いながらここは異国の地。どうやって船に乗ればいいのかわからない。目的は、竹筏(いかだ)で灕江遊覧するためにここまで来たのだ。金額は、ネットで100元と書いてあったような気がしたがそれも良くわからない。おばさんの営業は、さすが年季が入っている。どこまでも離れないでついて来る。離れないでついて来るおばさんに情が移るから、人間って不思議だ。おばさんとああでもない、こうでもないと筆談した結果どうやら陽朔に行く筏は無いらしい。興坪から楊堤という所までの往復で遊覧時間は三時間と書いてくれた。これで一人100元だというので交渉成立だ。このおばさんは、どうやら筏の持ち主の妻だったようだ。筏乗り場まで送ってもらいその場でそのおばさんにお金を支払った。

今日は、天気も良く筏に乗っていてもそんなに寒さを感じない。桂林の観光写真でよく見る墨絵の世界が広がっている。桂林からのツアーで食事付の船は、かなりの金額を支払うらしいが灕江を遊覧するなら竹筏がお勧めだ。水は澄んでいて波はなく滑るにように筏は前に進む。船では、たぶん感じることのできない臨場感にあるれる三時間だ。おじさんが、筏乗り場から灕江に出る時ここが20元札の裏に書いてある景色だと教えてくれた。本当に竹の生えている様子まで20元札と同じ景色が広がっている。

旅にでると、こんな素晴らしい景色にも出会えるのでやめられない。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする