あぁあ（溜め息風）の暮らし方

あぁあ、またしても一年の半分が過ぎた。

なんてかなり思わせぶりな言葉だなあ。

なにか目標をもって生きているわけでもないので一年の半分が過ぎたからって
あぁあとか溜め息まじりにぶつぶつ言うほどのことでもないのにさも残念そう
あぁあとか言うのは本当はもっと私だってやる気にさえなれば有意義な日々が
過ごせるのにと自分で自分を随分高く評価しているからなのだと思う。

私が私のことをあぁあなんて言葉で飾ってみても後の半年もまたあっと言う間に
過ぎてあぁあ明日はもう元旦だなあなんて言うのだろうな。

後の半年に突入する今夜夫は夜行バスに乗って旅に出た。
知らない土地で3ヶ月もふらりふらりと自由気ままに過ごしていたらストレスとは
縁もゆかりもなくなってこれ以上はないと言うくらい体にいい行動だ。

長くもない一生だから誰だって自分のやりたいようにやるのが一番だ。
あぁあの暮らし方は私のやりたいことだ。

バカは死ぬまでなおらない

今朝は足がつってその痛みで目が覚めた。
この痛さは経験した人でないとわからない。癖で布団のなかで無意識にのびをするのだがそのときふくらはぎの辺りが硬くなり足の親指を前に曲げても後ろにそらせても突っ張った筋肉がどうなってしまうのかのかしばらくは元に戻らない。

若い時部活のあとで時々足がつった。バドミントン部に所属していた。バドミントンというと羽根を追いかけるので優しいスポ－ツと思われているかもしれないが結構ハ－ドな動きをしなくてはならない。へとへとになって昇降口で靴を履こうとするとそこに座り込んでしまうほど強い痛みに襲われた。

あれから随分時間も経過しているというのに人間の癖なんてなかなかなおらないものだ。経験を重ねれば重ねるほどに人間が賢くなっていくなんて嘘だ。年齢を重ねれば重ねるほどにひともうらやむような整った人格になっていくと、まあそんなことは考えてもこなかったがそんなことが心の隅っこにあったとしたらそれも大きな間違いだった。

いくつになっても少しも賢くならないでいくつになってもちっとも進歩しない頭で物を考えなくてはいけないのだから世の中あまり平等とは言えない。賢い人が生まれてすぐからわかっているような些細なことが、考えても考えてもわからなくて堂々巡りの頭で今日も暮らしていかなくてはいけないのだからバカは一生なおらないという言葉が朝から身にしみる朝だ。

ありあまる時間の過ごし方

中国の旅で明け暮れていた昨年と打って変わっておとなしく自宅待機して
いる私だが夫から3月間の旅に出ると宣言された。

一歩家を出たら家に戻るまでの間ほとんどお金に触ることすらしなかった
夫が友人と二人で出かけて途中ラオスだかタイで友人と別れて一人で戻ってくると言う
のだから驚きだ。そんなことできるはずがないと反対したが言い出したら最後誰になんと
言われようとやってしまう性格らしい。（？）

私は可愛い娘の娘が生まれたばかりなので今出かけるわけにはいかない。

そんな訳で約90日から100日の間、ただただ自分のことにだけ神経を注いでいれば
いい私だけに黄金時間が天から降ってきた。

良く考えてみると自分だけの黄金時間って一人暮らしのことか。
一人暮らしって自由なようで自由じゃないって思うのは私だけか。

グミ酢、紫蘇酒、生姜菓子って体にいいよ

寝ては起きて起きてはまた寝る生活から一変して娘のお産賄いを機にすっかり
忙しく動き回っている日々が続いていてあれまあ私って結構長生き願望がつよかった
のねと自分の欲の深さは薄々は感じていたものの改めてその強欲さ加減を突きつけられ
ている毎日だ。

体にいいことなんてフンなによ、ワタシャそこまで命延ばさなくたっていいのよと
心の中で毒づいていたのに今日は紫蘇酒だ今日は梅酢だ今日はグミ酢だとかなりきつい
作業をこれでもかと言うくらいこなしている毎日だ。



生姜シロップも作ってその上そのシロップを作った残りの切り刻んだ生姜で砂糖菓子
まで作ってしまうというとても普段の私からは考えられないようなことをしている。

こんなに体にいいことばかりしている私は、すっかり人間が変わってしまって面白くも
なくて可笑しくなくていいひとやるのは疲れるなあと思っている毎日だ。



ああそれにしても生姜のお菓子もおいしいし、生姜のシロップ本当に長生きしそうなくらい
おいしいよ。

無名の私を大切にしてね

一旦辞めると言ってしまったら辞めるしかないのがこの世の掟だ。

心の中で思いっきり悪態をついて『社長のバカバカ』とか言っているうちは
誰にもわからないからいいのだが私のいいところがわからない社長の下では働けません
とか言ってしまったら、言ってしまった言葉は二度と元には戻らない。
私の実力がわからないなんて社長のバカバカと繰り返し心の中で叫び続けた言葉がついに
爆発して『私辞めます』なんて言おうものなら社長だけでなく周りのみなさんからも拍手
喝采だなんてなによ。 もう少し引き止めてくれると思ったのにと思っても後の祭りだ。

菅さんでダメな理由は、鳩山さんでダメな理由は、麻生さんでダメな理由は、安倍さん
でダメな理由は、福田さんでダメな理由はなんて政治に素人の私がいくら考えたって
答えはでてこない。

原発事故のせいで罪もない人たちが故郷を離れこの先どうやって過ごせばいいのか
わからないような状態が続いている。その原発の影響が全国的に広がってきている。
社長は誰がやっても同じだとは言わないで『原発はやめようよ』と言うひとが
なってくれたらいいと思う。社長の考え方ひとつで社員もついていきますよ。

うちの社長は、無名でしがない私のことまで気にかけてくれているとなったら私だって
社長のために汗水たらしてはたらきますよ。
なんて総理大臣に言ってみたいものだ。

ひとりだっていいよ

どさくさに紛れて何をしようというのか。
自民党から民主党に政権が変わったとき新しい風の流れを期待して
どれだけ気持ちが高揚したかわからない。

民主党さん、あの時の気持ちを返してよ。
自民党時代とは違うことをやってくれるんじゃなかったの。

どさくさに紛れて大連立しようだなんてそんなことを頼んだ覚えは
ないよ。

絆なんて言葉がひとり歩きしているけれど、千切れそうな関係は
ひとりひとりが努力すれば得られるものなんかじゃないと思う。

いろいろな考え方があってもいいと思うけれども、いろいろな
色が混ざれば混ざるほどどんどん黒くなっていって無色透明とはほど
遠い色になるんじゃないの。

ひとりでいたっていいんだよというような関係があって初めて
ひとりじゃないのもたまにはいいなあと思うのだと思う。

と私は思うと何回も思うを言っていっぱいいろいろ思ってみる。
なんだか訳ワカメだな。

狐と狸の化かし合い

どっちが狐でどっちが狸か知らないが本当に嫌になってしまう。
昨夜までは内閣不信任案提出でひょっとしたら『可決』になるかもしれない
という情報が飛び交っていた。政治の素人の私までがあれまあいったい日本は
どうなってしまうのだろうとちょっと考え込んでしまった。

誰がこの国の舵取りをしたら『私の思う』ような世の中になるのだろうか。
問題は私が思うような世の中だが、私が思うような世の中はささやかに山野草を
撮影して歩いたりささやかに娘の娘の成長を見守ったりささやかに朝昼晩の
食事を楽しんだりささやかに本を読む楽しみがあったりそんなささやかな暮
らしができればそれでいいのだ。

ひとがひとを化かしあうような世の中は嫌だ。
政治劇は『否決』だったがこれが『可決』だったらどうなったのか。
こんな時期に内閣不信任案を提出した方も悪いが、それを取りまとめること
もできない政権与党もみっともないドタバタ劇だった。
今回の騒動でだれひとりとしてカッコいい人がいなかったことが国民のひとり
として本当に残念だ。

狐と狸の化かし合いなんて言ったら狐と狸に怒られそうな政治の世界だ。