夫が、折角(せっかく)来たのだから呼倫湖に行かないと後悔すると言い始めた。風来坊の旅は、今いる土地に再び訪れる確立はかなり低い。日本に戻って、ああ、あの時に呼倫湖に行っておけば良かったと思い出してはつぶやかれると思うと、私の心中も穏やかではない。
前回の草原までのタクシーで、呼倫湖までの金額は大体200元位だと見当をつけている。ホテルの前の道路で、女性の運転手さんが来たのでメモを見せたら240元と書いてきた。下げてと言ったら一瞬で200元になった。
満洲里から呼倫湖までは、40kmだ。出発は、10時55分、呼倫湖到着は、11時40分。その少し手前で入場料を徴収する小屋が建っていて遮断機で車を止められた。一人20元、車一台の通行料10元で50元を支払った。呼倫湖には、観光バスが何台も
止まっていた。中国国内からの団体観光の人が大勢訪れていた。
中国で5番目に広い湖だそうで、対岸が全く見えない。湖は海の色とは違う。錆青磁色の湖が地平線の彼方にまで広がっている。[http://www.colordic.org/w/
日本の伝統色465色・どうも色の表現ができないのでコピーしたアドレスの色の見本を見てそれらしい色を見つけてみた。
観光地らしく、土産物店と食事をする場所があった。ここは中国だが土産物店はほとんどロシア製品が並べられている。定番は、マトリョーシカや望遠鏡、それショール等だ。
馬や、三輪バギーが貸し出されている。今日は、強風が吹いていて、それでも何人かの若い人が三輪バギーに乗っていた。15分~20分で50元から60元らしい。
呼倫湖も、これからは寒い季節を迎え観光客が来ることもなくなるのだろうか。運転手さんとの約束の時間は、14時だったがその30分前にはタクシーに戻り呼倫湖観光は終わった。
これで日本に戻って、ああ、とつぶやかれることがなくなったので良かった。