くろたり庵/Kurotari's blog~since 2009

総務系サラリーマンの世に出ない言葉

社内研修の講師の心構え

2012-12-29 18:26:09 | これが会社で生きる道
入社して中堅社員にさしかかるころになると、
社内研修などで講師を任される機会もでてきます。
新入社員や若手社員に対して講義するだけでなく、
時には先輩社員や役員に講義しなけれなならないこともあります。

そんな時、一番大切なのは講義の内容ではありません。
いかに堂々と、自信を持って講義を進められるかということです。

大勢の先輩社員や役員の前で委縮してまう人は、
「皆さんなら既にご存じかと思いますが・・・」とか、
「私のような若輩者が言うのもなんですが・・・」とか、
「説明がへたくそで申し訳ございませんが・・・」などと、
講義の内容とはまったく無関係のセリフを挟む傾向があります。

本人はへりくだっているつもりなのでしょうが、
聞いているほうは、「謙遜している」なんて思ってはくれません。
講義の内容と無関係なセリフは、ただ耳障りなだけです。
相手に「自信のなさ」を感じ取られるだけでなく、
中には「要点だけをさっさと説明しろ」と怒り出す人もいるでしょう。

緊張することと、委縮することは違います。
たとえ相手が社長であっても、講義をするときは講師が先生なのです。
その講師(先生)が委縮していたら研修(講義)は成り立ちません。
たとえ聴講する先輩や役員が既に知っていそうなことであっても、
堂々と、初めての人に聞かせるように話せばよいのです。

「そんなこと知っている!」などと怒りだす人はまずいません。
むしろ、どんな先輩や役員でも、会社に長くいるからといって、
講師をする自分よりも、何でも知っていると思ったら大間違いです。
自分が経験したことのない業務については、
案外と何も知らなかったりするものなのですから。

そして、もし自分の講義に対し、
知識をひけらかすようにツッコミを入れるいじわるな人がいたら、
その時は、「勉強不足ですみません。もっと勉強します」と返せば、
何の問題もありません。



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