くろたり庵/Kurotari's blog~since 2009

総務系サラリーマンの世に出ない言葉

日本自治区か、51番目の州か?

2010-07-29 23:37:57 | 政治経済のことも考えよう

以前、NHKでエジプトの小学校が紹介されていました。
そこでは、毎朝、国旗に敬礼する子供たちの姿が映っていました。

その映像を見て、
もし、日本がこのような国と戦争をすることになったら、
とても勝ち目はないだろうと感じたものです。

「愛国心」

どうして日本人は、この言葉を嫌うのでしょう。
先の大戦の記憶を呼び起こされるからでしょうか。
あるいはそこに戦争の臭いを感じ取るからでしょうか。

そんな日本人でも、ワールドカップやオリンピックになると、
顔に日の丸をペイントし、国旗を振り回しながら
「にわか愛国者」になって「勝った」「負けた」の大騒ぎをします。

このことからもわかるように、
「愛国心」というものは、「競い合うこと」や「争いごと」といったものと、
決して無縁ではありません。

「自分の国を愛する」「大切にする」ということは、
その権利や存在を他国に脅かされたときには、
戦争も辞さないということでもあります。

いまだに「愛国心を育てる教育」というものを
軍国主義教育につながるものとして反対する人がいます。

自国の領土が侵害されても、
「エヘラ、エヘラ」として抗議ひとつできない政治家がいます。

まして、日本人ではない者(日本国籍を持たない者)にまで、
この国の参政権を与えようと主張する団体があります。

私たち親の世代の社会的な役割は、
子供や孫たちに、より良い日本を残し、つないでいくことです。
それは決してきれいごとではありません。

世界の国々の経済情勢が大きく変化し、
パワーバランスが崩れ始めている現代。

「愛国心」という言葉の良し悪しや、
好き嫌いにこだわっている時代ではありません。
自分の住む国のことを、
大切に考える子供たちを育てることが重要です。

世界史を振り返ってみても、隣人はいつでも良い人で、
日本という国がいつまでも独立国家として世界中から尊重され、
存続するという保障はどこにもありません。

中華人民共和国の日本自治区となるか、
アメリカ合衆国の51番目の州となるかを選ぶ日が、
絶対に来ないとは誰も言い切れないのです。

少なくとも私は、子供たちにそんな選択をさせたくはありません。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿