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くろたり庵/Kurotari's blog~since 2009

総務系サラリーマンの世に出ない言葉

すべては教育の賜物

2013-07-13 18:53:05 | 政治経済のことも考えよう
祖父母や親の時代の喧嘩に対し、
「子や孫がまだまだ謝りたりない」、
「もっと謝れ」という傲岸不遜と卑屈さ。

祖父母や親の時は不幸なことがあったけれど、
私たちは仲良くしましょう、ということのほうが、
お互いにとってどれほど建設的で幸せなことか。

「恕の心」とは、
すべてを包容して進歩向上しようとする心のこと。

その「恕」という言葉と心を生んだ国は、
もはやこの世には存在しないのか。
いわんや漢字を捨てた国にいたっては。


金太郎あめ候補者

2013-07-12 23:59:59 | 政治経済のことも考えよう
参議院選挙の政見放送などを見ていると、だんだんいらいらしてきます。
立候補者は、有権者のレベルを低く見すぎているのではないかとさえ思います。
聞こえてくるのは、甘言・麗句のオンパレードです。

「経済成長に頼らない幸福な社会を実現します」
「一部の金持ちや大企業だけが得をする社会には反対です」
「一人一人の給料が上がり、豊かさを実感できる社会を目指します」
「弱者を切り捨てない、みんなが安心して暮らせる社会福祉を実現します」
「女性も男性も、多様な働き方のできる雇用を目指します」
「地域・学校・家庭が一体となった、いじめのない教育を再生します」
「若者が何度でもチャレンジ精神を発揮できる社会を目指します」
「原発ゼロの安心社会を実現します」

聞いていても、ちっとも関心をひかれません。
そんなことは候補者に言われるまでもなく、誰だってそうしたいと思っています。
国民の誰もが「できるものならそうなってほしい」と、そう願っています。
けれどもほとんどの政党や候補者は、判で押したようなスローガンばかりで、
具体的な施策(方法)は誰も口にしません。

「どうやってそれを実現させるのか」
有権者の一番の関心は、そこにあるのに!

かつての民主党が政権交代を果たせたのは、
それまでの「とにかく反対」と唱える野党政党と違って、
具体的な施策を示してアピールしたからです。
それは有権者に「本当に変わるかもしれない」という期待を持たせたからです。
結局、ふたを開けてみれば、「ある」と言った財源は確保できず、
「できる」と言った施策も実行できるほど勉強していなかったようで、
結果が伴わずに、国民から総スカンを喰らったのはご周知のとおりでしたが。

「政策を語るだけで、施策が語れない政党は信用できない」
「施策が語れても、当の候補者に能力がなければ詐欺に等しい」

有権者は民主党政権の失敗を経て、
選挙に対する意識のレベルが大きく成長しました。
それにもかかわらず、選挙候補者の呼びかけは、
いまだに民主党政権以前の選挙のレベルです。

弱小政党になればなるほどその傾向は顕著で、
まるで「学校の生徒会長の選挙演説か?」
と思うようなレベルのものもあります。

これでは「投票したい政党や候補者がいない」
と言われるのもあたりまえです。
選びようがないのですから。



「バカ発見システム」の可能性

2013-06-24 22:32:36 | 政治経済のことも考えよう
ある新聞報道によると、「ネット選挙」について、
インターネットを使って投票ができるようになるのだと、
勘違いしている人が多いといいます。

「ネット選挙」の解禁が報道されて以来、
このような勘違いをしているネットへの書き込みも、
6割以上増えているのだそうです。

新聞記事でもネットのニュースでも、
いかに多くの人が見出しだけを読んで、
字面から勝手な解釈をしているか、ということでしょう。
本文まで読めば、勘違いであることが簡単にわかるのですから、
いかに活字離れが甚だしいかを示しているともいえます。

こんなことで、
「候補者・政党等から受けた選挙用電子メールを転送することの禁止」や、
「一般有権者が作成した選挙運動用電子メールの他者への送信禁止」など、
法律で禁じられたルールが守られるのは絶望的でしょう。

フェイスブックやツイッターなどを揶揄して「バカ発見器」と言うそうですが、
ネット選挙も、おバカな有権者が発見される機会になるような気がします。



歴史に残したい名言

2013-05-15 22:57:34 | 政治経済のことも考えよう
「他国を誹謗中傷することで我々が優れているという認識を持つのは間違っている。
 日本の国旗が焼かれても、その国の国旗を焼くべきではない。
 それが私たちの誇りだ」

日本国内で在日韓国人・朝鮮人に対する中傷や排斥への動きがあることについて、
安倍首相が先日の予算委員会の集中審議でそう訴えかけました。

首相が語った言葉としては、日本史に残すべき名台詞だと思います。
一国のリーダーでありながら、習近平も朴槿惠も金正恩も誰一人として語ることのなかった、
国民と諸外国へのメッセージです。

「相手はもっとひどいことをしている」
誹謗中傷や排斥を訴える自称「愛国者」はそう言います。
しかし、それを正当化することは、「目には目を」のハムラビ法典に始まる、
3000年以上も前の人々の精神性となんら変わりません。

「やられたらやり返す」という精神は、人としてあまりにも稚拙です。
私たち現代人の精神性は、3000年前の人々のそれに比べ、
もっと成長しているはずです。

「自分の国をみずからの手で貶めないこと」
それが「愛国」の第一歩です。


絶対に逆効果だと思う!

2013-05-11 23:59:59 | 政治経済のことも考えよう
冠に「大」とつけたものほど、いいかげんなものはありません。

今日開かれた民主党の公開大反省会。
インターネットでしばらく見ていましたが、
あまりにも予想通りの展開であきれてしまいました。

何より会場の聴衆を若者に限定したせいか、
出演者の愛想笑いが真剣味に欠け、大変に醜悪で、
背後の「大反省会」の文字が空々しく浮いていました。

若者い世代に対する選挙イベントであり、
そもそもタイトルにわざわざ「大」などとつけるあたりで、
反省の真剣度合いがうかがい知れようというものです。
あれでは、対象とする若者に失礼千万でしょう。

反省の弁にあった「官僚や自民党の抵抗」など、
国民は最初からわかりきっていたことです。
「民主党なら、それを打ち破ることができる」と期待して、
国民は民主党に投票したのです。
反省とはその先にあるものです。

あいかわらず堂々巡りというか、
いまだ”デフレスパイラル”真っ只中の民主党でした。