goo blog サービス終了のお知らせ 

くろたり庵/Kurotari's blog~since 2009

総務系サラリーマンの世に出ない言葉

最近、職場に来なくなったもの

2013-11-23 23:26:56 | 政治経済のことも考えよう
ある雑誌に、商品先物取引会社の数が、
ピーク時の300社から20数社にまで減ったという記事がありました。

そう言われてみれば、
ここ最近は商品先物取引会社の営業マンの飛び込み営業や、
電話勧誘がめっきりなくなったなあ・・・と思っていたところ、
2011年に商品先物取引法が施行され、
要請のない客への勧誘が禁止されたのだそうです。
これを「不招勧誘の禁止」といいます。

それまでは、会社に勧誘の電話がしつこくかかってきたり、
出先の小さな営業所に勤務していたときは、
事務所に入れ代わり立ち代わり飛び込み営業にきたり。

営業マンの話術も、
いきなり電話口で、 「いま小豆が大変なことになっています!
早くしないとチャンスを逃がしてしまいます」 などと興奮してまくしたてたり、
「名刺を30人分持ち帰らないと、上司から叱られるんです」
といった泣き落としなど、バラエティにとんだものでした。

商品先物取引法による不招勧誘の禁止は、
商先会社による強引な勧誘やしつこい勧誘などの迷惑行為、
個人投資家の莫大な損失などで「先物は怖くて危ないもの」という、
ダーティなイメージを植え付けた業界の身から出た錆でしょう。

風前の灯火となった商品先物業界からは、
不招勧誘の禁止の全面解除の声があがっているそうです。
冗談じゃありません。不招勧誘は迷惑千万です。

かつては、証券業界における「株取引」も同じでした。
しかし、株取引はいまや相場師と呼ばれるプロだけのものではなくなりました。
先物取引業界にも、同じような自助努力が必要ではないでしょうか。



青森駅で考えた。

2013-11-09 23:59:59 | 政治経済のことも考えよう
青森駅の構内で電車の発車時刻を待っていたときのこと。
列車の発車時刻を知らせる電光案内板に「函館行き」の文字がありました。

青森と函館は津軽海峡で隔てられています。
昔は、本州と北海道を行き来する手段は、船か飛行機しかありませんでした。
現在は青函トンネルがありますが、私はこれまで通ったことがあるわけでもなく、
やはり「北海道は海の向こう」という印象しかありませんでした。

でもこうして実際に、列車の行き先を示す電光案内板を目にすると、
「本州と北海道は陸続きなのだなあ」 と実感します。

青函トンネルは、開通当時から、
「税金の無駄」「無用の長物」などと言われました。
青函トンネルの建設は、昭和29年に1155人の死者を出した、
日本海難史上最悪といわれる洞爺丸事故を受け、
計画が本格的に動きだしましたが、
トンネルが完成する頃には、関東から北海道への旅客手段は、
飛行機が中心になっていたからです。

しかし、青森駅まで来てみると、
特急列車に乗って、気軽に北海道へ行けることがわかります。
船や飛行機のように気象条件に運行が左右されることもなく、
また、面倒な乗船や搭乗の手続きもなく、
東京に住んでいる人が、箱根や日光へ日帰り旅行するような感覚で、
気軽に北海道へ行くことができるのです。

会社で東北出身の人にそのことを話したら、
青函トンネルができてからは、同窓会とか会社の旅行などでも、
「北海道でやろうか」ということも多いのだそうです。


青森駅です。
青函トンネルがなかった昔は、線路は連絡船の港まで続いていました。

 
線路は青函連絡船に接続され、貨物は列車ごと船に載せられ・・・

 
こんなふうに本州と北海道を行き来していました。
現在は「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」が港に係留され、
青函連絡船の歴史が見学できます。

インフラへの投資は、都会から見た目で論じられがちです。
しかし、逆の立場から、違った角度で見てみると、
「旅客手段の中心は飛行機だから不要」だとか、
「採算が合わないから潰してしまえ」などと言った主張に、
いかにも都会人のエゴイスティックな理屈を感じます。

便利で安全な、恵まれた生活圏にいて、
「絆」だとか「人に優しい」などといった、
耳あたりの良いフレーズに目を潤ませながら、
心の中では舌打ちしているようなそらぞらしさを感じるのです。



本質は悪質クレーマーと同じ?

2013-11-02 23:59:59 | 政治経済のことも考えよう
以前、会社のクレーム対応担当者と交渉していたクレーマーが、
自分の要求が受け入れられないことに業を煮やし、
社長の自宅住所を調べ上げて家の前に張り込み、
直接、自分の言い分を手紙にして手渡したということがありました。

社長とその家族は、その行為に驚き、
そして言い知れぬ恐怖を感じたといいます。

山本太郎議員が天皇陛下に手紙を手渡した報道を見て、
そんなクレーマーの出来事を思い出しました。

自分が正しいと思うことを主張するためには、
相手がどう思うか、どんなふうに感じるかなど構わない、
あるいは、想像することも思いやることもできない、
自分勝手な行動に共通点を感じるのです。

「失礼だ」と言うこともさることながら、
相手の気持ちも考えず、場もわきまえない独善的な行動に、
人はその主張や言い分に共感するのでしょうか。

福島の被災者たちは山本議員の、
そんな行動を望み、喜んでいるのでしょうか。



歴史は繰り返すのか?

2013-10-30 22:57:53 | 政治経済のことも考えよう
「日本憎けりゃ靴まで…」の報道の見出しがありました。
韓国プロ野球の始球式に登場した朴大統領が、
アシックスのシューズを履いていたことから、
「日帝のブランドの靴を履くことは適切ではない」
と国民から批判された一件です。

韓国民の常軌を逸した反日はいまに始まったことではないし、
日本中があきれ返っているでしょうが、笑ってばかりもいられません。

特に近頃の韓国における反日運動の構造と風潮は、
かつて対米開戦に至った昔の日本にそっくりだと感じます。

当時、日本が対米開戦を決めたのは、
直接は軍部であり、その意向を強く受けた時の内閣でした。
しかしその一方で、日本国民が対米開戦を支持するような世論に導いたのが、
対外強硬論をあおったマスメディアであったことは史実となっています。

いま韓国では、マスメディアが国民の反日感情をあおり、
時には、韓国政府が過激なマスメディアの反日報道に引きずられ、
また時には、その政権維持のため国民の反日感情を利用しています。
韓国民は反日マスメディアが誘導する報道に洗脳され、
自国の経済力と軍事力を過信し、親日を唱える者を激しく叩き、
国民共通の敵を作って憎むことが愛国心だと信じ込んでいます。

もちろん、本当に戦争を起こすなど「狂気の沙汰」です。
けれども、日本メーカーのシューズを履いていただけの首相が批判され、
日本統治時代を懐かしんだ韓国の老人が酔漢に撲殺されるような国です。
もうすでに「狂気」が渦巻いているといっても過言ではないでしょう。

乱れた国内をまとめるためには、
外敵を作るのが最も手っ取り早いのは、歴史が証明しています。
そして中国、韓国、北朝鮮が共通して欲しているのが共通の外敵です。
第二次世界大戦の日独伊三国同盟のように手を結ぼうものなら、
本当に戦争でも起こしかねない鼻息です。

歴史は、人類が過去の経験から学んだ教科書です。
そして本来、歴史は同じ過ちを繰り返さないために学ぶものです。

しかし、化学や物理の知識が人々の幸福のために、
常に正しく利用されてきたとは限らないように、
歴史から学び、得られる知識もまた同じです。
学んだことをどのように活かすかは、
学ぶ人の人格や品性次第なのです。

最近の韓国内の反日の空気は、
かつて日本が犯した過ちと同じような道を狙っている。
そんな思いさえしてきます。