さて、後編です。
読んでくださっている方、しんどいかもしれませんね。最後までよろしくおつきあい下さい。
インフルエンザと違って、こちらはあまり耳慣れないウイルスかもしれません。
でも、ヒトパピローマウイルスは子宮頸癌をおこす原因です。B型、C型肝炎ウイルスは肝細胞癌の主因として有名ですが、このウイルスはさらに上をいっていて、これに感染しなければ子宮頸癌にはならないのだそうです。このウイルスにもいろいろな亜型がありますが、特に悪いのは16型と18型だそうです。
このウイルスは、性行為によってうつります。しかし、やばい(?!)人が罹る性病というイメージではなく、性行為を行うような人(まあ、ほとんどの人ですね)は、80%がうつるウイルスなんだそうです。しかも全身的に免疫ができないので、何度もうつってしまいます。うつったときには症状はありません。そして、うつった人の1/10000が、5~10年後に癌を発症します。
実は、このウイルスのワクチンが、来年春には認可される見通しです。将来的には、中学1年生くらいの時点でこのワクチンが公費で受けられる見込みだそうです。
もっとも、現時点で12歳を過ぎていても性行為現役続行中(笑)の方は、いつでもうつる可能性があるわけですから、ある程度自費でもうけたいですよね。
ワクチンについては続報があれば、またかきますね。