大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

馬鹿ほど偉い

2016年04月08日 | 労働者福祉
昨日「Workers Library」の資料作成や活動への助言をいただいている「(公)富士社会教育センター」「(株)日本労働科学研究所」と「県労福協」の間で新たに業務委託契約書を交わしました。
この「Workers Library」は2010年3月に、労働界における人材育成を目的として設置された「人材育成システム検討委員会」が始まりです。
そして資料作成に対しては、連合静岡3役組織の教育担当・労働金庫・全労済・県労福協・福祉基金などから委員を派遣していただき、汗をかいていただきました。
大苦労の末に2年後の12年3月、運用を開始します。
しかし当時を知る現役役員は今はわずか3人になってしまいましたので、原点を将来に伝えていくためにも活動を継続させていくためにもこうした外部教育機関との連携が欠かせません。
私自身もこの6月で現役を去りますから、こうして新たに契約を交わせたことにホッとしています。

雑談の中で私自身の気持ちをこんな言葉で話しました。
言葉遣いが悪いので誤解される方もいたかもしれませんので、少し補足説明を加えて私の真意を書いておきます。

「労働組合の役員は馬鹿が多い。頭のいい奴はあまり労組役員にならない。だから教育が必要だ」

馬鹿という意味は、自分の「無知」を知っているという意味です。
私も馬鹿ですから、労働組合のことなどよく分からないままに、この道に入りました。
知らないことばかりですから、必死に勉強しました。
どこまでいっても「無知」の領域はますます増えていきました。
ひょっとしたら今日がこれまでのなかで最も自分の「無知」の領域が広がっているのかもしれません。

逆に頭のいい人はすべて知っているようにふるまいます。
だから自分の知らないことを質問されると気分を悪くします。
彼のソクラテスは「対話」を重視し、質問することで弟子を育てていきました。
しかし偉い人にも遠慮なく厳しい質問を浴びせ回ったので、とうとう冤罪をかけられ死刑にされてしまいます。
こういう社会は当然ながら滅びの道をたどります。

これからもみんなの知恵と汗で「Workers Library」を育ててください。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿