大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

万機公論に決すべし

2015年09月25日 | 日々徒然
安倍政治の強引な国会運営に対して、法案の是非よりもどこか心の奥深くにたまらない不快感が残っています。
私の周りにいる保守層の人たちは安保関連法制について理解を示すものの(反中国感情による影響が大)、やはりそのやり方については不信感を抱いています。
その心の奥深くにあるものの正体とはなんでしょうか?

昨日の「県労福協理事会&幹事会」で、それに関連してこんな話をしました。

『…明治維新の際に明治政府の基本的方針とも言える「五箇条の御誓文」を明治天皇が誓約しました。
その1番目が「広く会議を興し、万機(ばんき)公論(こうろん)に決すべし」です。
「何ごとも大切なことは広く民衆の声を聞き、公の議論によって決定すべきですよ」という意味です。
また終戦直後、昭和天皇が人間宣言を発したときも、この「万機公論に決すべし」を宣言に盛り込みました。
おそらくこの考え方が私を含めた日本人のDNAに深く刻まれているのではないのでしょうか。
だから数のチカラで強引に推し進めるやり方に反発が強いのだと考えます。

当然のことながら国家の運営に際しては、国民世論をないがしろにしてはなりません。
安倍さんが憲法改正を声高に叫ぶことは結構なことですし、それに対して国民世論がなびかなかったら、最後まで粘り強く説得すればいいことです。
なぜあんなにも急いだのか、そのツケは必ず返ってくるはずです。
私たちもこの言葉を深く戒めにしたいものです。
「万機公論に決すべし」
本日の提案議題に関しても広く組織の隅々まで議論を深めてください』



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