ジラゴンノの週末

鳴沢村のジラゴンノにあるセカンドハウス(ジラハウス)での出来事を綴り、その時々の富士山の写真などを掲載しようと思います。

紅葉台散策と家の修理(8/23)

2014-08-24 | 山歩き
§河口湖音楽祭

昨日の夕方、早めに河口湖について、河口湖ステラシアターに立ち寄る。
河口湖音楽祭の1つのイベントである、佐渡 裕 指揮のシエナ・ウインド・オーケストラ 公開リハーサルが行われたからである。
何だかんだ言って、この音楽祭は庶民が身近に参加できるものなので、何度か見に来ている。

今回は、23日の音楽祭フィナーレで演奏される
ヨハン・デ・メイ作曲の「カサノヴァ~チェロとウインド・オーケストラのための」
のリハーサルが行われていた。

重厚で且つ快活な音を奏でるチェロを演奏するのは、櫃本瑠音さんと言う女性チェロリストである。
独奏チェロと木管楽器/金管楽器/打楽器/ストリングス(これをウインド・オーケストラと呼ぶことを初めて知った)が織りなす多彩な音色は迫力満点だった。
なんと、作曲者のヨハン・デ・メイ氏も壇上で紹介され、客席で一緒にリハーサルを聞いて後に、演奏について指導をしていた。

是非、今日の本番の演奏は無理でもCDなどでもう一度聞きたいと思った。

18:40にステラシアターに到着


黙々とチェロの練習に励む櫃本瑠音さん


演奏の後、ヨハン氏がコメント。佐渡さんの引き締まったふくらはぎが印象的だった


もう一度演奏するのかと思ったら無かった



§朝散歩

気温19℃。今週とても暑かった東京の朝を比べると10℃近い差である。

朝の散歩は紅葉台まで足を延ばすことにした。
三湖台の工事がどれだけ進捗しているか気になるところでもある。

パディフィールドの横を通って、風穴と小さな看板の書かれた場所を右折して村道に入る。
入って直ぐ左にブル-ベリー農園があるが、今年も実が育たなかったのか、開園はされていない。
鳴沢村のブル-ベリー農園との差は、日当たりなのか、高度による寒さなのか、私には分からない。

振り返って富士山を仰ぎ見たが、半分が雲に隠れている。
こんなに朝早くなのに、農家の人はキャベツ畑に、何かを噴霧していた。
害虫退治の農薬だろうか。
植えて2,3週間の未だ中心が丸まっていない状態なので、丸まった葉の中に農薬が残ることは無いと思うが、ちょっと気を付けたい。

突き当たりの空き地は、昔は大きく凹んだ土地だったが、今は道路と同じ高さに盛り土されて、真っ平らな広場になっている。
どんな建物・施設が建つのか楽しみである。

音楽ガンガンの氷穴まで行って、折り返して、東海自然歩道を紅葉台方向に歩く。
途中、薄暗い樹海や山道を通るが、その気持ち悪さには、もう慣れてしまった。

今日は体の調子も良いようだ。上りの足取りも重くない。
氷穴から約30分で、紅葉台レストハウスに到着。さすがに首筋に汗がにじみ出る。
朝日も差しておらず、富士山は雲も掛かっている。

どこかで小型発電機が回っている音がする。
歩いて行くと、自衛隊のトラックが見えた。
今回も、大きなアンテナを立てて、電波測定を行っているようだ。

さらに三湖台に向かう。途中の上り坂の整備は何も行われてはいない。
山頂広場に着くと、ここはかなり綺麗に整備されていた。
前回、山積みになっていた土の山は無くなり、なだらかな坂のある広場になっている。
土も昔の靴にへばり付く粘度質の土からは変わっているようだ。

西湖を望む北側は、まだ工事中ではあるが、平らに盛り土されて西湖や樹海が気持ち良く見渡せる広場になっていた。
西湖側に下って行く登山道は何処に行ったか見えないのだが。

3月までここにあった方位台は、永年の風雨で土台の土が削れて傾いてしまったが、今、巷で騒がせている「豪雨」に対しては、この見晴らし台は、水捌けとか排水とかは大丈夫だろうかと、心配してしまう。
土の表面は何か加工処理するのだろうが、どのような仕上がりになるのか、今からとても楽しみだ。

相変わらず、富士山は雲が掛かったままなので、下山してジラに戻ることにする。

シロはお尻を向けたまま出てこない


ススキの中に黄色い花が咲いている。何という花だろう


噴霧しているのは奥さんで旦那は指示係


雲の多い朝である


紅葉台の登り道、蟻の巣の穴が沢山できている


これはシシウドと言う植物らしい


紅葉台碑から。まだ朝日も届いていない


レストハウスから。益々雲が広がってきた


無線電波の試験中?


三湖台の広場に到着。右側が工事中


北側は随分と高くなった


根場の方面。前に階段がある訳では無い


まだ、重機が活躍中


紅葉台下の馬牧場



§家の修理

家は入り口から玄関までの半分は、溶岩の上に木製の橋(ブリッジ)を歩いて渡る構造になっている。
二年ほど前から、この木製ブリッジの一部の横柱が経年変化で朽ちてきており、上の板が斜めになってきていた。
このため朽ちた横柱を下から縦柱を入れて支える対処を施していたが、ますます横柱が潰れてきて、折れそうな状態になってきた。

木製ブリッジを造り替えるのが一番良い方法であることは分かっているが、そのための先立つものが無い。
セカンドオーナーの私としては、なんとかお金を掛けない方法で、DIYで対処できないかここ3ヶ月考えてた。
横柱だけを取り換える方法も考えたが、ブリッジの橋板を取り外すような大工事になるため廃案となった。

もう1つ考えた案は、朽ちた横柱の横にもう一本柱を立てて、新たな柱で橋板を支える案である。
地下倉庫を漁っていたら、ちょうど良い太さと長さの柱が見つかった。

残る問題は、どうやって施行するかである。
朽ちた横柱に乗っかっている橋板を一旦上に浮かせて、新たな横柱を投入するためには、少なくとも2台のジャッキが必要だと考えた。
本当にうまく行くかは、実際に作業してみて考えようと思い、とりあえず油圧式ジャッキをAmazonで購入し、今回それを持って来た。
(もう一台は車のジャッキを利用する)

今回、実施した作業手順は以下である。
①適当な長さの角材を使って、ジャッキ1を使って、旧横柱が乗っている橋板を持ち上げる
②新横柱を旧横柱の側に置く
③新横柱を下からジャッキ2で持ち上げて、橋板を支えるようにする。(この時点で①の支えは不要)
④新横柱の両端に縦柱を置き(縦柱を固定し)、ジャッキ2を徐々に緩めて、両縦柱がうまく新横柱を支えるように調整する。
⑤橋板と新横柱をコースレッドで固定する。
⑥腐食しないようにキシラデコールを塗って完成。

この作業で大変だったことは、まずこの作業をを一人で行わなければならなかったことだ。
③の作業の時、①で使った角材が支える橋板が無くなったため、倒れて来て額に当たり血は出なかったもののコブが出来てしまった。

また、ジャッキを置く場所が溶岩の岩が転がっている地面であり、平らではなく高さもバラバラなので、ジャッキを置く位置と、ジャッキの上に置く適当な長さの縦柱の組合せを決めるのが難しかった。

さらに、ブリッジの下には、浄化槽管、水道管、ガス管、電灯用配線が通っており、自由な位置に新横柱を置ける訳では無く、特にガス管に変な力を掛けて破損でもさせたら大事になることだ。

作業①~⑥について簡単に書いてしまったが、これは1時間くらい試行錯誤を繰り返した結果であり、全部の作業が終わるのに、2時間半も掛かってしまった。

橋板の上を歩いてみたが、全く撓みや揺れは無く、しっかり歩くことができる。
あと10年くらいは持つかなと言う期待と共に、自分一人で難しい修繕作業を終えたと言う達成感を味わえた一日だった。


水道管、ガス管、浄化槽管が入り組んでいる。2台のジャッキを駆使して橋板を持ち上げる


手前の横柱はテンポラリーでこいつが頭にぶつかってきた


縦柱の上に、ピッタリと新横柱が乗った。奥が朽ちた旧横柱




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