ジラゴンノの週末

鳴沢村のジラゴンノにあるセカンドハウス(ジラハウス)での出来事を綴り、その時々の富士山の写真などを掲載しようと思います。

奈良田温泉日帰りドライブ(2/25)

2017-02-25 | 旅行
§奈良田温泉へ

2週間前に猪苗代の中ノ沢温泉に行ったにもかかわらず、また温泉に行くことにした。
目指すは奈良田温泉。
7:00に自宅を出て、中央高速を甲府南ICまで進む。
非常に天気が良いにもかかわらず、以外と車の量は多くなく、道路は空いていた。
しかしトイレに立ち寄った談合坂PAは停車場所を探すのにしばらく待つほどに混雑していた。

甲府南ICからは国道140号と国道52号を使って笛吹川を南下する。
途中、時速40Kmでトロトロと走る車が次々を現れて、なかなかスムーズに走れない。
もみじマークを張っている車なので仕方なく、信号も少ないのでオートクルーズでゆったりと付いて行く。
飯富町で右折して早川町に向かう。県道37号は車もほとんど走っておらず、スピードが出せる。
対向して走ってくる車も少ない。山歩きするにはまだまだ早い時期である。
10:20に奈良田温泉に到着。約3時間強のドライブだった。

早川町を走る県道37号線は所々工事中で停止させられる


女帝の湯に向かう坂道から奈良田湖が見える


下の家屋は工事作業中


最後の階段の先に温泉がある


てっぺんからの景色



奈良田温泉は白根館が有名だが、立ち寄り湯は13:00からであるため、今日は難しい。
そのため9時から入れる「女帝の湯」という町営の温泉に入る。

女帝の湯の特徴は、飲泉にもなるつるつるでトロトロの美肌の湯で源泉掛け流しのお風呂である。
しかも、利用料金が550円というのも嬉しい。

白根館の湯は硫黄の臭いが強かったが、この温泉は臭いはしない。
でもお湯のトロトロ感は同じで、ぬるめの温度もあって約1時間温泉を楽しむ。
帰りに2Lのペットボトルに飲泉を汲んで持ち帰る。(翌日、これでコーヒーを入れたらとても不味かった)

ここが施設の入り口


身延町を継ぐバスは1日4便のようだ


左奥が食堂


温泉までの通路を上る


女帝の湯の入り口


効能は?


このドアの先がお風呂


温泉水をペットボトルに詰める


1日で181ml以上は飲むな!とのこと



§蕎麦処アルプス

女帝の湯にも「ごんぼうず」という食事処があったが、今日は遠慮して身延方面に20分ほど戻った「蕎麦処アルプス」で昼食を取ることにした。
ところが、入ってみるとほぼ満席状態でなんとか1テーブルが空いていたので座れたが、客のほとんどがまだ食事が出ていない状態。
確かにこの付近に食堂と言ったらここくらいしか無いので、混雑するのは分かるがこれほどまでとは。
天ぷら付きのざるそばを頼んだが、運ばれてきたのは約40分後。熱々の天ぷらは美味しかったが・・・・
まあ、急ぐ旅ではないので良いか。

やっと運ばれてきた天ぷらと蕎麦


野菜は新鮮でほくほくして美味しい


よくアルプスにしたな



§道の駅しもべ

早川町から身延町を突っ切って本栖湖方面に向かう。
途中、道の駅「しもべ」に立ち寄る。
店内奥の作業場では、20人ほどの同じ着物着た人達が「味噌つくり体験」で忙しそうにしていた。

中では味噌つくり作業中


大好きな木イチゴジャムがあったので購入


豆類は多いのだが、葉物が無い



§ジラで一休み

つづら折りの国道300号を走って、アルプスを出て約1時間で本栖湖に到着。
残念ながら天気が良いが雲で富士山は綺麗に見えない。
そこから約10分で鳴沢道の駅で、トイレ休憩してジラに到着。
回りに雪は残っているが、かなり溶けた様子。
家の中もそれほど寒くは無い。にもかかわらず、今日も水がまだ通らない。地中はまだ凍ったままである。
約3時間半、暖炉を焚いて、ハンモックに揺られて時間を過ごして、6時頃に離荘。
これだけ短い滞在は初めてである。

本栖湖の写真撮影ポイントに向かう


ちぎれ雲が邪魔をしている


なるさわ道の駅からは綺麗に見えた


ガンガン薪を燃やして暖まろう



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高座山からの富士山と忍野村散策(2/19)

2017-02-19 | 富士山
忍野村のの高座山へ

朝、富士山の写真撮影のために、今年初めての高座山の麓に向かう。
気温-5℃、晴れ。
鳥居地峠付近には雪が残っていると思ったが、殆ど消えていた。
鳥居地峠から先は若干の雪は残っているが、XVは問題無く登ることができた。
撮影ポイントに6時頃到着。1名のカメラマンがいて、一心に写真を撮っている。
回りに車はないし、途中の鳥居地峠や手前の駐車場にも車は無かったような気がする。
中学校の駐車場から歩いてきたのだろうか。

真剣に望遠レンズを覗きながら富士山を見ているので、話しかけるのは止めた。
日の出にはまだ時間があるの、数枚写真を撮って、車の中で暖を取ることを繰り替えす。
カメラマンは相変わらす立ったままカメラののぞき込んでいる。

東の方向に少し雲があるため、日の出の時はあまり紅くは成らなかった。
運動も兼ねて、高座山の稜線まで登る。坂が急なため一息では登れない。

上からの風景もそれ程変わらない。
この草原や木々が雪で真っ白だったら、さぞかし綺麗な風景だろうと思った。
さらに忍野が雲海に包まれていたら申し分無い。
などと思いながら富士山の写真を撮る。

まだ夜明け前の富士山


車の中で小休止。もう一人は黙々とカメラを覗く


すこし紅くなってきた


ズームする


稜線からの富士山1


稜線からの富士山2、日光が広場に広がる


少し山道を散策


鳥居地峠までの下りの雪はこんな感じ



§忍野村散策

山中湖には行かず忍野の村を散策する。
今朝は桂川沿いを少し下ってみた。
時期になると釣りが楽しめるような場所が続く。
雪が少し残っていたり、護岸工事中の所を通って、貯水池のような場所で散策路は途切れてしまった。
貯水池の横に東京電力の看板があり、ここは水力発電所のようだ。
川沿いには富士山が綺麗に見える所はなかったな。

いつもの橋の上から


桂川をどんどん下って行く


陸橋の工事現場


この先が発電所?


水が澄んでいて魚も沢山いそうだ


先ほどまで居た高座山が見える


今朝はカメラマンが少ない


中池からの富士山1


中池からの富士山2


青空に突き出た木



§ガストのモーニング

コーヒーと何か甘い物が食べたくて、ガストに入る。
モーニングセットの1つである「とろけるフレンチトースト」を注文。
暖かい日替わりスープが飲めるのも嬉しい。寒い体に染み渡る。
確かにとろとろのフレンチトーストでメイプルシロップをたっぷり掛けて食べると、何とも言えない美味しさで、幸せな気持ちにさせてくれる。
テーブルに老いてある新聞を読み、ゆっくりと時間を過ごす。

これはけっこういけるぞ


道の駅に立ち寄る



§ベランダで野鳥たちと

陽が昇ってくると暖かくなってきた。
レンガの床のリビングよりもベランダの方が暖かい。
餌を置いて、野鳥が来るのを待つと期待通り、ヤマガラとコガラがやってくる。

水が凍っていて、その上に餌を置く


あちこちに餌を置く


陽が暖かいので椅子に座ってぼんやり


やっとコガラが登場



§吉田のうどん

新しい店を開拓しようと、吉田うどんマップとにらめっこ。
意外と日曜日が定休日のところが多い。結局入ったのは「はうす」と言う店。
広間にテーブルが置いてあって普通の家と言った感じである。
馬肉のトッピングがある肉うどん400円を注文。
汁はしっかり出汁が効いていて美味しいが、うどんのコシが少ない。
面白いのは、真っ黒なすりだね。それほど辛くないが、山椒の風味がしてこれがうどんに合う。
漬け物も美味しかった。
各店で微妙に味が違うので、これからすこしうどん屋を開拓して行こうと思う。

広間にテーブルと座布団が置かれている


縁側から庭越しに富士山が正面に見える


出てきた肉うどん


このすりだねの風味は格別




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緑の休暇村に新しい設備が(2/18)

2017-02-18 | 別荘生活
§朝散歩

早朝に自宅を出て、暗い内にジラに到着。少し仮眠する。
気温は1℃くらいで、それ程の寒さではない。

少し体を動かそうと思って、8時頃から道の駅まで散歩に出かける。
一部、道路が凍結している部分があるので、注意して歩く。

坂を下りて行くと緑の休暇村の端の広場に、高い建物が立っている。
いや、建物ではない、ボルダリング用の壁だ。
その横には、間に数本のロープで繋いだ高さ10m程の3本のポールが立っている。
どのようにして(安全に)利用するのだろうか。
誰かが利用している様子を見てみたい。

道の駅にも変化があった。
植木販売所だった所が柵で囲われている。
新しく建て変わるのだろうか。足下が泥だらけなのが改善されるのはうれしい。

富士山もみえず、だからなのか、観光客もすくない。
(野菜直売所が開店していないのだから仕方ないか)

別荘地内の道路脇にはまだ雪が残っている


メイン道路を下って行く


おお、広場に何かできてるぞ


相当な高さんのボルダリングの壁。命綱はどうする?


3本の柱に渡されたロープはどのように使うのだろうか


これは普通に登れるような梯子ではない


工事中の元植木販売店


どのような店ができるのだろうか


富士山が全く見えない


車も少ない


自然探索路には雪でだろうか、折れた松の木が横たわっている


いきやりの湯からチラリと富士山が見えた




§芦川町へ
今日も、野菜と湧き水を求めて芦川町にドライブする。
この時期はあまり野菜の種類は多くいないが、真っ赤に熟したトマトは美味しそうだ。

前回とても大変だった湧き水汲みは、雪は結構残っているものの、問題無くタンクを運ぶことができた。

おごっそうやはいつもよりも車が少ない


すずらん湧き水の駐車場は雪で覆われている


走ってきた雪道


今日もすずらん湧き水には人が居ない



§ごはん亭まえふじ

ここでランチするのは2回目である。
時間も早かったので、私以外の客は1名だけ。
今日はランチを注文。豚ショウガ焼きとチキンカツのセット。
チキンカツ用のソースが別の器で出てくるが、このソースはなかなか美味しかった。
これにコーヒー付きで700円はなかなかのコスパである。
今日はタバコを吸う人が誰もいなかったので助かった。

味もボリュームもなかなかのレストランだ




§新しいハンモック

夏休みに娘がカンボジアに行った影響で、年末に妻も友達とカンボジアに旅行してきた。
そのお土産はまたもやひも製のハンモック。娘のものと取り換えてみる。
少しひもが太い分、体への食い込みが痛くない気がする。
しかし、2つものハンモックをどうするつもりだ。

新しいハンモックは色がピンクで女性向き?





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行くぜ東北、会津若松の酒蔵へ(2/13)

2017-02-13 | 旅行
§朝食

早朝に強酸性泉のお風呂に浸かってきた。
ひげそりも行ったが、ひげそり後の顔を温泉に浸けてもヒリヒリはしなかった。
不思議な温泉である。

風呂上がりは、ビールを一杯いただく。自家用車で無いことのメリットの1つである。
朝食は昨晩と同じたこぼうずで食べる。初っ端におかゆを食べさせると言うもてなし。
美味しかったのでついつい食べ過ぎてしまった。

品数もとても多くどれも美味しい


朝から湯豆腐もうれしい



§つらら
一晩で更に長くなったつらら。
なぜか長いつららを見ると、折りたくなってしまうのが性分の私。
特に長いつららを折るときの快感は格別である。

窓の外のつらら1


窓の外のつらら2


窓の外のつらら3



チェックアウトの後、玄関の外でバスを待つ。
昨日は気付かなかったが、足湯の施設があったのだ。さすがに昨日の吹雪の中、足湯に浸かる勇気はなかったが。
程なくして天上に雪を載せたバスがやって来た。
日光が白い雪に反射してとても眩しい雪道を、旅館を後にして猪苗代駅に向かう。

入る事のなかった足湯


天井に雪を残したままの送迎バス


雪道を走るバス


猪苗代駅に近づくに連れて雪が多くなった気がする



§猪苗代駅
昨日の吹雪が全くうそだったような今日は青空。
会津若松行きの電車が20分遅れとのことだったので、駅前を散策。
お土産屋くらいあると思ったが、期待外れで全く無い。
観光案内所にも立ち寄ったが、野口英世記念館にバスで行くことを勧められた。
記念館には言った頃があり、バス便も不便だったため、予定通り会津若松に向かうことにする。

駅前は融雪装置のお陰で雪は溶けている


しかし青空が眩しい良い天気


飾りの無い駅


会津磐梯山が近くに見える


レリーフの回りは雪かきされている


止まっているのは郡山駅行きの列車



真っ青な空と、真っ白な雪のコントラスト。
会津若松駅までの約1時間、会津磐梯山付近の大自然と雪景色を楽しんだ。

今日は止まることはないかな


会津若松行きが20分遅れでやって来た


車窓からの会津磐梯山


気持ちの良い雪景色


雪見列車もなかなか良い



§会津若松

会津若松は意外と暖かく、雪も少ない。
市内循環バスのチケットを買い、ハイカラさんという名のバスに乗る。
小型のバスなので、座席に二人乗ると少々窮屈である。でも、細い路地も気にせず、右折&左折を繰り返して名所・旧跡の近くをグルグル回る。
蔵や大正様式の古い建物が多く残っている。

立派な駅舎


ハイカラさん号は思っていた以上に混んでいる


蔵を利用した喫茶店


石造りの建物


レトロな七日町駅



§宮泉銘醸

雪が無くて、時間通りに電車が動いていれば、さざえ堂や白虎隊の墓のある飯盛山散策などと考えていたが、今回の観光目的は、車だとできない酒蔵巡りに決めた。
まずは、鶴ヶ城に近い「宮泉銘醸」に立ち寄る。

重い立派な扉を開けて入ると、売店がありその先に試飲スペースがある。
試飲できるお酒が5,6本あって、係の人がおちょこに注いでくれるのではなく、自分で勝手に注いで試飲できる所がうれしい。
しかも後ろのカウンターには仕込み水のチェイサーと甘酒も飲むことができる。
試飲スペースの正面には大きな冷蔵庫がありその中にお酒が列んでいる。
今の時期は、初しぼりや原酒といった生酒がおおいため、冷蔵庫に入れているのだろう。
左から順番に2往復ぐらい味見しただろうか。空きっ腹なので程なく酔いが回ってくる。
飲み比べでで確かに味の違いは分かるが、どの酒が好みかと言われるとなかなか難しい。
これだけ試飲して手ぶらで出る訳にも行かないでの、初しぼり純米酒の四合瓶を購入。
宮泉で有名なのは「寫樂(しゃらく)」というお酒だが、ここでは買えず、買える販売店を紹介してもらった。

立派な宮泉の建物


どれも試飲し放題


米で作られた焼酎も販売


ぐい飲みなどのお土産も売っている


外から見ると工場みたいだ


ちょと離れた所に鶴ヶ城が見える


歩道が除雪されて無いのは困る



§桜肉

お昼になった。ほろ酔い気分で、雪道を歩きながら店を探す。
実はランチ候補は調べており、予定通り桜肉が食べられる「鶴我 會津本店」へ。
妻はあまり好きでは無いらしく地鶏の唐揚げを頼み、私は「桜刺し膳」(1600円)を頼む。

河口湖のオギノスーパーでも馬肉は売っているので、2、3度購入したことがあるが、運ばれた桜刺しは、想像を超えるものだった。
氷の詰まった桶に盛られてきた桜刺しは、握り拳くらいの大きさで、5切れに切れているので、1枚の厚さが2cm近くある分厚いもの。
色も鮮やかな赤色で、桜のようなピンクではない。

少し胡麻の風味がするからみ醤油に浸して口に運ぶと、これだけ厚いにも関わらず、身の柔らかいこと。一瞬、マグロのトロ刺身と思えるような柔らかさで、臭みや脂っこさは全く無い。
妻も食べてみたが、その柔らかさと味に驚いていた。
なかなかの感動ものだった。

會津本店なのに意外と小さい


見た目は美味しそうに見えないが



§植木屋

植木屋というのは植木を売る店ではなく、宮泉銘醸で「寫樂」を取り扱っている店として教えてもらった酒屋である。
「寫樂」は抽選販売ということで買うことはできなかったが、福島の酒が色々と置いてあった。
結局、妻は昨日のお昼に飲んだ「七重郎」が好きだと言って、一升瓶の赤ラベルを購入してデイパックの中へ。
これで一気に背中が重くなった感じである。

ここはお菓子屋さん


植木屋の店の前


福島の酒が所狭しと置かれている



§末廣酒造

もう一カ所訪れた酒蔵が末廣酒造。ここも立派な建物である。
酒蔵見学が出来るらしいが、余り時間も無いので、試飲だけさせて貰うことにした。
ここは対面でお酒の説明を聞きながら試飲する仕掛けで、宮泉とは対照的。
お燗が美味しいお酒をリクエストした所、わざわざ燗をして試飲させてくれた。
冷やの時はちょっと薄めかなと思ったが、お燗するとふくよかな味になる。
それが「伝承山廃純米」で、一升瓶で購入。

末廣酒造お外観は酒造に見ない


酒蔵見学はここから入るようだ



§郡山駅へ

七日街のバス停からハイカラさんに乗って会津若松駅に戻り郡山駅行きの電車に飛び乗る。
先頭車両座り、時々運転席の横の窓から進行先の雪の線路の風景を眺めながら、写真にも納める。

雪の真っ直ぐな線路の上を走る列車


カメラを引くとこんな風景



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行くぜ東北 雪深い中ノ沢温泉旅行(2/12)

2017-02-12 | 旅行
§温泉に行きたい

2/12は、娘が合宿で家にいないので、どこか一泊で温泉でも行こうと言うことになった。
最初は日本最古の温泉である西山温泉の慶雲館を予約していたが、ジラハウスの水道凍結問題で前泊が難しくなったため、別の温泉を探した。
たまたま新聞で「行くぜ東北 冬のごほうび」の広告を見て、三鷹の駅でパンフレット貰って検討した結果、猪苗代の中ノ沢温泉に決めて予約した。

これまでは列車を使って旅行に行くことは殆ど無く、全て車で移動する旅行だったので、立ち寄りたい場所の情報だけを確認しておけば良かった。
しかし、列車だと行き帰りの電車が決めれているため、歩いて行ける場所なのか、路線バスのバス停の場所は、バスの時刻表など事前に調査しておく必要がある。
猪苗代だと観光拠点が少なく湖畔か野口記念館周辺になるが、非常にバスでのアクセスが悪い。
そこで観光拠点を会津若松に変えたところ、さざえ堂、鶴ヶ城や酒蔵など多くの楽しそうな所が見つかる。しかも市内は「あかべえ」と「ハイカラさん」の2台の観光バスが巡回している。ネットでの情報検索も豊富であり、会津若松は観光に相当力を入れていることが分かった。
もう1つ車で無いことに不便さは、荷物をコンパクトにする必要があること。タブレットや追加の着替えなど持って行きたかったが諦めた。


§運転見合わせでキャンセルする?

出発の前日2/11にこの冬一番の寒波がやって来て、鳥取や敦賀などに大雪をもたらしたが、この影響は東北地方にも及んで、12日の朝、JR東北の運行状況を見てみると、郡山から猪苗代を結ぶ「磐越西線」が運転見合せ状態となっている。
ビュートラベル問合窓口に電話したところ運転見合わせの情報は掴んでおらず、その後、旅館からの電話で、猪苗代まで来れない場合は郡山まで迎えに行くとのことだったの、予定通り10時の新幹線に間に合うように家を出る。


§上野駅から東北新幹線

東京駅でも良かったが、乗換えが楽な上野駅でやまびこ133号に乗車して郡山へ。
社内は2人掛けシートは混んでいたが、我々が座った3人掛けシートはガラガラだった。約1時間10分で郡山に到着。
心配していた磐越西線だが動いているようで、会津若松から走ってきたと思われる雪まみれの列車はすでにプラットフォームに到着していた。


上野駅の新幹線ホームは地下深くにある。「冬のごほうび」のポスターを見ながら下る


向かいのホームの新幹線は全てが2階建てだった


色々な色の連結された新幹線が目の前を通るのでなかなか面白い


やっと我々が乗る新幹線が来た


2人掛けの席は混雑。2人で予約する場合でも3人掛を選ぶのが正解


郡山駅では会津若松行きの在来線が既に到着していた


途中、雪の多い地方を通ってきたことが分かる


§郡山駅からが大変

ほぼ時間通り郡山駅を出発。郡山の街中はほとんど雪が無かったが、猪苗代に近づくにつれ雪が多くなり、車外は吹雪の状態である。
列車も少しスピードを落としている、磐越西線は単線であるため、複線プラットフォームのある駅で上り列車とすれ違いしなければならないが、上り列車が遅れているらしく駅で停車する。
しばらくすると、「今度の運行状況を相談するためしばらく停車します」とのアナウンスがあったが程なくして出発した。
ところが猪苗代駅の1つ手前の川桁駅でまた止まり、今度は、雪によるポイント故障のため隣駅から除雪隊が来て除雪するまで運転見合わせの連絡が流れた。
おいおい、と思いながら先頭車両まで進んで線路の状況を見てみると、車両の前の線路は雪に埋もれて、その先には雪の壁があるおうに見える。

黄色いカッパを着た作業員2名がやって来てスコップで除雪作業を始めた。10分程でポイントがある所だけ除雪を行い作業員は居なくなった。
車内放送でポイントが復旧したので出発するとの案内があった。やっと列車は動きだし、結局1時間遅れで猪苗代駅に着いた。

途中駅の積雪は50cmくらい有りそう。しかも外は吹雪


この駅で上り下りがすれ違う


猪苗代の手前の駅で立ち往生。車外に出てみると、列車の前の線路が見えない状態だ


とても左側の路線を進めるとは思えない


ポイントでの除雪が終わったので出発。路線上の雪はそのままで前進



§猪苗代駅前で

猪苗代駅の外は吹雪だ。お昼を食べる予定にしていたわっぱ飯の店までは15分以上掛かるので諦めて、吹雪の中歩いて駅前の食堂に入った。
民家の土間を改築したような食堂でメニューはカツ丼とラーメンくらいしかない。
猪苗代近辺では、福井と同じくソースカツ丼が名物の様なので、ソースカツ丼とラーメンを注文する。
妻が店員に「メニューにあるもっきり七重郎って何ですか?」と聞きいたところ、「コップになみなみと注がれた地酒です」との答えに、それも1杯注文。
まず、グラスに注がれた七重郎(赤ラベル)がたくあんと伴に運ばれてきた。一口飲むと、コクがあってうまい。たくあんとの相性も良い。
次ぎに運ばれたのがソースカツ丼。まずカツの大きさにビックリ。丼から3切れ分がはみ出して上に乗せられている。
しかも福井のぺらぺらのカツとは違って分厚い。食べてみるとふっくらしていて美味しい。
次ぎにラーメンも来たが、何の変哲もないラーメンだが、食べてみるとしっかりした煮干しの出汁が聞いていてこれもとても旨い。
こんな駅前の小ささ食堂にも関わらず、意外に味もボリュームも満点の店だった。

吹雪の中、猪苗代駅に戻ると、ちょうど40分遅れで着いた次の電車に乗ってきた乗客を運ぶために待っていた宿の送迎バスが待っていたので、それに乗り込む。
そのバスで30分程走った所にある中ノ沢温泉は、さらに雪深い山の中だった。

1時間遅れで猪苗代駅に到着


駅前のあまの食堂に入る。外は吹雪いている


先客が1名ラーメンを食べていた。ストーブの近くに座る


メニューはとてもシンプル。右端のもっきりが気になった


やがて運ばれてきたソースカツ丼。このボリュームには驚いた


シンプルなラーメンだけどなかなか奥深い味付け



§温泉旅館へ

宿泊先は中ノ沢温泉の万葉亭と言う旅館で、回りを山で囲まれた静かな旅館である。
部屋のまどから、白く雪化粧した木立と軒先から長くのびた氷柱が見える。

宿のバスに乗り込む。猪苗代駅は融雪装置のお陰で雪は溶けている。外は吹雪


宿の玄関。全14室とこじんまりとした宿である


窓の外は森とつらら


長いつららは1m以上の長さ



§温泉街
少し離れた所に温泉街があると聞いて散歩に出かけた。
こぢんまりとした温泉街で、スキーの跡の立ち寄り温泉だろうか、大きな旅館では車が一杯だった。
しかし、雪がひどくなってきたので名物のその場で揚げてくれる天ぷら饅頭を買ってホテルに戻る。

お土産といったらここくらい


雪が引っ切り無しに降って来た


途中でUターンして先ほどの饅頭屋に入る



§貸切風呂

ここの貸切風呂は本館とは離れた所にあり、傘と長靴で雪の中を10mほど歩かなければならない。
3方が板で囲われて正面が解放されている半露天風呂。
この温泉の特徴は、PH2.0という酸性度の高さ。確かに嘗めてみると、酸っぱくて苦い。なのに使っているとどこかがヒリヒリすることなくお湯が柔らかい。
硫黄臭はするが白濁することなくほぼ無色。
お湯は熱かったが、舞い込んでくる吹雪の雪が顔に当たり気持ち良い。
時々湯船から出て、積もった雪の中に足を入れて体を冷ます。
なかなか面白い風呂だった。その後、長靴を履いて本館の大浴場に移動する。

雪かきされた道を進む貸切風呂がある


1方だけ開いておりここから雪が吹き込んで来る


着替えて外から一枚



§夕食

夕飯は、食事所の「たこぼうず」でいただく。
なぜ「たこぼうず」かと言うと、中ノ沢温泉地方の伝統的な、目と鼻が異常に大きいこけしを「たこ坊主」と言うらしい。
食堂の前にそのこけしが飾ってあった。
食事はどれも手が込んでいて見た目にも美しく、味や量においてもとても満足の行くものだった。

雪囲いやウサギなど見た目にも面白い


暖められているのは、白麹ベースのバーニャカウダ


会津地方の郷土料理の「こづゆ」はお祝いの席で食べられるらしい


お刺身もなかなか、左は豚の角煮


きのこ汁にはきのこがたっぷり


ウニがのった蕎麦の実入りの茶碗蒸し


ここでももっきり酒をいただいた。〆のご飯と漬け物


デザートはリンゴムースのイチゴ添え


これが「たこ坊主」。ちょっと怖い


外は雪は止んだが、とても寒い


部屋の外は夜間照明で木立と氷柱の共演



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