ジラゴンノの週末

鳴沢村のジラゴンノにあるセカンドハウス(ジラハウス)での出来事を綴り、その時々の富士山の写真などを掲載しようと思います。

身延山と西山温泉(9/21)

2015-09-21 | 別荘生活
§身延山久遠寺

足の捻挫のため、いつもの朝散歩は休み。
気温14℃は昨日と変わらない。
早めの朝食を取り、7:30に身延山に向けて出発。

弟の車はAQUA。2ヶ月前に買った新車だ。
暖気運転も必要無く、スルスルと走り出す。
明らかな登り坂でメータにPOWERと赤表示されていない限り、モータで走っているのかエンジンで走っているのか全く分からない。
ブレーキも踏む毎にCHARGEのマークが表示されるので、ディスクブレーキだけで無くモータでもブレーキを掛けているのだろう。

本栖湖の展望台には何台か車は駐まっていたが、雲が多く富士山は全く見えない。
トンネルと抜けると一気に数100mを下るつづら坂になる。

下部温泉の横を抜けて、幅の広い富士川を過ぎて左折すると急に交通量が多くなる。
途中から国道を右折して細いくねくねした道を上って行くが、ここは全く混雑していない。

15年前に家族で下部温泉に泊まり、身延山まで足を延ばしたことはあるが、こんな細い道路を上っていた記憶があまりない。別な道があるのかもしれない。

程なくすると身延山に到着。30台ほどの駐車場になんとか駐車できた。
8:40なので、ジラからは1時間ちょっと掛かったことになる。」

駐車場から歩くと直ぐにお寺の建物が見える。
前回は駐車場からかなり歩いて、長い長い階段を上った記憶があるが、前回とは違う場所に駐車したのだろう。
捻挫で足首が腫れて痛い今日の私にとっては、とても好都合なことである。

久遠寺は本堂のような大きな建物が何カ所もあり、右足を引き釣りながら歩き回るのは、少々難儀だった。
五重の塔の近くに行くと、その長い階段があった。
小さい子供3人と息を切らしながら上った覚えがある。あの頃は山歩きは趣味では無かったな。

ロープウエイで身延山山頂に向かう。
ギリギリ9:20発に載ったが、既に車内は満車状態。人気のようだ。

山頂には奥の院(思親閣)があり、その回りには日蓮聖人がお手植えされた太い杉が何本も立っていた。
あいにく曇っていたので、山頂からは富士山は見えなかったが、10/1~3は山頂からダイヤモンド富士が見られるので、朝5時からロープウェイは営業しているそうだ。
来てみたいと思ったが、そう言えば富士山が真っ暗なダイヤモンド富士の撮影はあまり好きではなかったな。

奥の院の社務所で、日蓮聖人がお手植えされた杉の木で作られたお守りを買い、真っ黒のお団子を食べて帰る。

本栖湖から富士山は拝めない


たくさんの建物が広がっている


りっぱな五重塔


本堂もキラキラしている


本堂の中、この後で撮影禁止の看板に気がついた


外はまだ観光客が少ない


日蓮聖人は朱色が好きだったのだろうか


15年前はこの階段を上ってきた


天気が良くなってきた


今は下の駐車場からエレベータで上がって来られる


ロープウェイはかなり高い所まで運んでくれる


車内はギュウギュウ状態


奥の院の入り口


日蓮聖人お手植えの杉の1本


門は質素な佇まい


展望台からは曇りで回りが見えない


富士川の蛇行している様子が分かる


3種類の団子を食べることができる


サザエさん一家が人形焼きになっている


鰯雲が広がっている



§蕎麦屋

次に向かったのは、西山温泉。昨年4月に行った奈良田温泉の手前3kmにある温泉である。
早川を上流に向かって走るが、ここは信号が殆どないので気持ち良く走る事ができる。
しかし、コンビニや食事処がほとんど無いのか難点である。

なので食いはぐれしないように、早めにお昼にする。
前回も立ち寄った手打ち蕎麦屋である。

名前が斬新な蕎麦屋


冷たい蕎麦にとろろと山菜、天ぷらが付く


糸魚川構造体の断層にも立ち寄る



§西山温泉 蓬莱館

西山温泉 慶雲館は日本一古い温泉宿として有名だが、その西山温泉の元湯が蓬莱館である。
ここには30年ぶりの訪問である。

オフロードバイクに乗っていた頃に一度立ち寄ったことがある。
なぜこんな辺鄙な所の温泉に来たかと言うと、混浴だったからである。

30年ぶりに訪れた蓬莱館は、とてもさびれていた。
玄関の受付には誰もおらず、電話で係の人を呼び出す。
お金を払って、浴場がある建物に移動するが、建物の中は古めかしいままだ。

浴場の入り口に来たが、30年前もきっと同じものを見ていたに違いない。
今も混浴である。入り口は男女別々だが浴場は1つである。

脱衣所も古めかしいままで、タオルを絞る洗面台もない。
浴場に入る。四角い湯船が3つに区切られているの見て、確かにこうだったと思い出した。
お湯が黒ずんでいたと言う記憶は間違いで、ほぼ無色である。
ぷーんと硫黄の匂いが鼻を刺激する。

一人おじさんが一番狭い湯船に入っていたので、次に大きい湯船に入る。
ぬるい。39℃ほどだろうか。お湯の中にゴミのようなものがいっぱい浮いているが、これは湯ノ花である。
と分かっているが、あまり気持ちの良いものではない。
でも、しばらく浸かっていると体が温まってくる。じっとしていれば湯ノ花も舞ってこないので気にならない。

一番大きい湯船に移ると、ここは更にぬるい。最初は冷たいと思ったがこれもしばらくすると気持ちの良い温度に変わってくる。
このお湯なら1時間くらいは浸かっていられそうだ。

お湯が出る石の上に湯飲みがあるので、湯船に注がれるお湯を入れて飲んでみる。
ちょっと硫黄臭と鉄臭さはあるものの、けして飲めないものではない。

30分ほど湯船に浸かっていると、男性が3名程浴場に入ってきた。
ほどなくして女性用の戸が開く音がして、男性達と話しながら入っている様子だった。
直視するのは失礼なので、視線は窓の外の景色を見るようにしていたが、一番ぬるめの湯船に入ってきた女性は、水着のような物(湯あみ着と呼ぶらしい)を着ていた。
※30年前はそんなのなかったぞ。

男性達は良く来るのか、ビニール袋の中に文庫本を入れており、お風呂に入りながら本を読み始めた。
何時間くらい浸かる気だ?
結局、1時間くらい居て帰ることにした。

やはり、普通の人には奈良田温泉がお薦めかな。

玄関の様子は覚えていない


蓬莱館!


こんな剥製も展示されている


どれがお土産?


日本一古い温泉旅館の慶雲館は立派だ


帰りに立ち寄った下部町の道の駅。あまり魅力がない




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