ジラゴンノの週末

鳴沢村のジラゴンノにあるセカンドハウス(ジラハウス)での出来事を綴り、その時々の富士山の写真などを掲載しようと思います。

三ツ峠とレンゲショウマ(8/9)

2015-08-09 | 山歩き
§三ツ峠

ヤマレコで三ツ峠の記事を読んでみると、レンゲショウマの花が載っているものがある。
山に咲く植物はそれほど興味がある訳ではないが、2年前に高尾山のレンゲショウマの群生地での撮影が印象深かったので、レンゲショウマだけは特別な花となっている。

ジラの浅の気温は19℃。パンと牛乳の朝ご飯を取り、5:20に出発。
ファミマでコーヒーを買ったりしていたので、三ツ峠の駐車場に到着したのは、5:55。
この時間で駐車場はほぼ満車だった。これから登ろうとしている6人組が準備を行っていた。
気温18℃は、ジラとはほとんど変わらない。

軽く準備運動して、6:00に出発。
1月30日の雪の三ツ峠以来、今年2度目の三ツ峠だが、雪が無いぶん歩き易い。
とは言え、上りはそれなりに急なので、足取りは重い。
北側の斜面なので、日差しは入らず、少し風もあって、半袖で丁度良いか、少し寒いくらいである。
なのであまり汗はかかずにすむ。

長い上りの場合、積極的に酸素を取り込むために、時折、歌を唄うことがある。
今回、なぜか口ずさんだのは、「松の木ばかりがまつじゃない・・・・」 
これって「まつのき小唄」だっけ? なんでこんな歌を知っているのだろうか?
大人になってからお座敷に上がった覚えは無いし、子供の時の記憶だろうか。
親に連れられてどこかに行って耳が覚えていたのだろうか。不思議でたまらない。

次ぎに口ずさんだのは、「夏が過ぎ風あざみ、誰かのあこがれにさまよう」、陽水の少年時代だ。
なんとなく歌詞が出ているのは、高校時代のギターの練習のお陰か、大人になってからのカラオケの唄いすぎか。
そう言えば、「人生が二度あれば」と言う曲があったが、サビの部分は唱えるが、出だしの部分が思い出せない。
(夕方、ジラで聞き直したら、「父は今年二月で六十五顔のシワはふえてゆくばかり」だった。)

そうこうするうちに、テーブルのある休憩所に到着。ちょうど6:30だった。
1組のペアハイカーがいたが、長めに休んでいるようだ。5分程休んで出発。
しかし、レンゲショウマは何処に咲いているのだろうか。ここまでには見かけない。
と思ったら、見つけた。群生している訳では無く、点、点と一本一本が離れて咲いているのだ。
色と形がまさしくレンゲショウマだった。写真に収めるのは久しぶりなのでうれしい。
結局、咲いていたのは2,3箇所だけだった。

その後、順調に上り続けて、方位版石がある富士山撮影ポイントに到着したのはちょうど7:00。
雲海の上に顔を出しているような富士山なので、なかなか良い。

山荘の横の撮影ポイントに移動する。先ほどの所も同じだが、今日はほとんどカメラマンがいない。
雪の冠が無く、湿気で白くぼんやりと濁った今の時期の富士山を撮っても仕方ないか・・・・

四季楽園(山荘)の手前で、駐車場で準備していたグループとすれ違った。
下側の道を通って来たのだろう。四季楽園の前のテーブルに荷物が置かれていたが、大した量の荷物だ。
2泊くらいできそうな荷物だが、何処に泊まるのだろうか。

三ツ峠山頂を目指す。途中、カメラマンが必ず立ち寄る下が断崖絶壁の撮影ポイントがあるのだが、鉄格子と有刺鉄線で囲まれて立入できなくなっていた。
なにか事故でもあったのだろうか。

少し息切れしながら山頂に到着。風が強めに吹いていて、汗をかいた体には少し寒い感じである。
日差しは相当に強いので、日差しも風も避けられる場所を探して座り、富士山をゆっくり眺めながら、アイスコーヒーを飲んで休憩にする。

休んでいる間に、数名が登ってきたが、その内の1名だけがキャノンの白いレンズと大きな三脚を持っていた。
少し話をしたが、この先の御巣鷹山の麓には、レンゲショウマが生えていて先週はつぼみだったらしい。

そう聞いたら行かない訳には行かない。御巣鷹山に向かうのは初めてである。
急な斜面かなと心配だったが、三ツ峠も御巣鷹山も山頂にはレーダーが設置されているので、そのメンテのために(未舗装ではあるが)車が通れる道が通っているため、2.5mくらいの道が繋がっている。
三ツ峠から御巣鷹山までは約10分くらいの距離だが、どこにレンゲショウマが咲いているの見つけられなかった。
その内に御巣鷹山の山頂近くに着いてしまった。
たまたまそこに、ソロのハイカーが休んでいたので、レンゲショウマは咲いていましたか?と聞いたけど、その花の名前は知らなかった。
むらさき色の下向きに花が咲くやつ と話したところ、「この先にありましたよ」との返事。

御巣鷹山の山頂は通信施設があるだけで、看板がある訳でもなく、半周回ってもレンゲショウマのレの字も何もなかった。
下った所にあるのだろうか?
本社ヶ丸と書かれた小さな立て札が目に入った。しかし道は細く、急な下り坂であり、かなり荒れた状態である。
しかも日陰で暗い。レンゲショウマは咲いているのだろうか。
ずっと下りなので、進みすぎると戻りが辛くなるので、下りは10分までと決めた。しかもお腹の調子が悪い。

7,8分のところでレンゲショウマは見つかった。しかし、ポツポツとしか咲いていない。
これ以上進んでも群生している場所は無いだろうと判断し、Uターンする。
あまりゆっくりしていると、河口湖駅10:26着のホリデー快速に間に合わなくなるからだ。

御巣鷹山まで戻り、四季楽園への道に向かう。
この道沿いにも、ポツポツとレンゲショウマは咲いているではないか。
小休止も兼ねて四季楽園に入りでトイレを借りる。これで調子が戻った。

三ツ峠山荘まで行って、富士山を撮ろうとしたが、もう雲に隠れてしまい富士山は見えない状態だった。
あとは駐車場まで下るだけ。長い下りだと、膝の痛み発症する危険があるが、今日はなんとか大丈夫そうだ。

途中、三ツ峠に向かう10組くらいのハイカーに出会う。
その中で変わっていたのは、マウンテンバイクを引きながら登ってくる5人組がいた。
挨拶の後に、「この道を下るのか」と聞いたところ「カチカチ山方面へ」との答え。
なるほど木無山から稜線を下るって天上山に出るルートだ。
「下の駐車場まで車を拾いに自転車で戻るのか」と聞くと「下に車があってピックアップに来る」
なるほど車が2台ある訳だ。自転車に乗る自分の危険もそうだが、今日はハイカーも多いと思うので、十分に注意して下って欲しい。

駐車場についたのは9:46。案の定、上だけではなく、下の駐車場までハイカーの車で埋まっていた。

ヤマレコ

上の駐車場はほぼ満車。6名は荷造り準備中


久々に出会ったレンゲショウマ


下を向いているので非常に撮りにくい


いつも展望台から


猪独活(シシウド)と呼ぶらしい。まるで花火だ


山荘前からの富士山


四季楽園の前のテーブルには荷物が置きっぱなし


山頂!


雲海が無くなり始めている


山頂にズーム


御巣鷹山を望む


本社ヶ丸に向かう登山道。比較的なだらかな場所


ポツリポツリと咲いている


三ツ峠山頂は雲で隠れてしまった


山荘から富士山も雲の中


悪路をジープが下ってきた


御坂トンネル手前の森の切れ目から




§久保田一竹美術館

お昼までに少し時間があったので、一竹美術館に立ち寄る。
門の中を入ると茂った木と池があるためか涼しい。
数人の観光客が庭を散策している。
中のカフェが営業しないとの噂を聞いたの、受付で聞いて見たところ数ヶ月前から休業しているとのこと。
カフェに入るだけでも一竹美術館の雰囲気に浸れることができるのに、休業は残念なことである。

暑いためか人は少なめ


白くて涼しげな玄関


上空にはハングライダーがゆっくりと旋回していた




§やまぼうし

2ヶ月ぶりの訪問である。
先月言った知人が、外国人で一杯だったと言う話を聞いて、ちょっと心配したが、今回はそんなことは無かった。

右上の茶碗蒸しモドキは冷たい


スイカのゼリー



夕方の富士山




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